対イラク武力行使

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欠落する視点:主役はイラクの人々

投稿者: GivingTree 投稿日時: 2005/01/18 11:15 投稿番号: [62237 / 118550]
民主化とは押し付けられるものではないし、人々の総意がなくては有難いものとしても受け止められない。一部の欧米で教育を受けた知識層が小難しい御託を並べて反対・賛成と述べても、結局はイラクの将来を左右するのはそのような高度な教育を受けてない一般の人々の票。しかも、それらの人々がどう感じてるか、これが1回の選挙で的確に反映されるかどうかはまだ未知数。結局のところ、イラクの人々が本当に何を望んでいるかはわからないし、当分わかりようもない。それが実情だろう。

ただ、わかっていることがある。

民主化は自発的に起こすものであり、またそれに伴う犠牲を「尊い」とするか「犬死に」とするかを決めるのは、民主化を望んでいる人々でありそれを「与えよう」とする人たちの尺度で測られるべきことではない。「与えられる」側が迷惑と感じているか有難く感じているかどうかわからない。戦時下という情報統制下において、これを統計などで正確に表すことのできる指標はない。ただ、その目的のために親兄弟・家族、恋人、友人、などの大切な者を失うことを、「尊い」とするかどうかは他者、特に侵略者が決めることではない。それは実際にこの戦争で大切な者を失ってきた者たちが決めることであり、そして仮に声に出さずとも、彼らが抱えつづける思いである。

変革を迎える国の当事者はイラクの人々である。

そのことにどう感じるべきかを諭されるいわれは、イラクの人々にはない。
イラクの人々の心中を察することなど、誰にもできない。

「犬死に」という概念を持ち出すこと自体、当事者でもないのにおこがまし過ぎる。
主役はあくまでイラクの人々であり、何人たりとも彼らの代わりに感じたり、「正しい」道筋を示したりすることはできないということを忘れてはならない。

我々は所詮、傍観者であり、部外者である。何が他者にとって必要か、正しいかなどを判断できる立場にはない。
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