ホイッグ史観
投稿者: urbannet2 投稿日時: 2004/12/19 16:15 投稿番号: [59979 / 118550]
他人が犠牲になるからだろうとか、そういうことを言いだせばきりがありませんので、そういう、心理の憶測のようなことはいっさい省いて絞殺するべきではないか、と私はおもっています。
◇ ◇
まだ考えはあまりまとまっていないのですけれども、先日他カテで、天皇問題をちょっと書いていて、ホイッグ史観の一例かなというものに思いあたりました。
神道の最高祭司である天皇家と、たとえば多くの犠牲者を出した公害企業の社長の直系子孫が結婚関係を結ぶことは、なによりも<ケガレ>を忌む神道の立場からは、ふさわしくないのではないか、という問題です(具体的にはチッソ社長の孫である現皇太子妃の問題ですけれども)。
こういう意見にたいして、
「いや過去の天皇家には、たとえば最後の将軍として、戊辰戦争そのほか、多くの犠牲者を出した戦争の責任者ともいえる徳川慶喜の孫も嫁入りしたりしている。徳川慶喜の血筋は、<ケガレ>とはいえないのか」
という意見もありえるとおもうんですね。
この場合、チッソの元社長と、徳川慶喜は、いずれも犠牲者への責任を負うでしょうが、どちらが直接責任がおおきいか、どちらが世間的に悲惨だと目されているか
(つまりまったく罪もない犠牲者をどれだけたくさん出したか)
については、いろいろ論議があるだろうとおもいます。
しかしその論議をいっさい無視して、徳川慶喜には、チッソ社長と同等の責任があると仮定します。
その場合つぎの話として、
「過去にチッソ社長と同等のケガレをもつ家から嫁をいれたから、過去の天皇家も許せない」
とするのがホイッグ史観だとおもいます。
ホイッグ史観ではない立場にたてば、
「大日本帝国憲法では天皇は陸海空の統帥権をもち、男子皇族は軍部をおさえる目的で=じっさいにはおさえなどききませんでしたが=軍人となる時代だったから、軍事にかんする血のケガレは、ケガレと認識されていないのが、当時の考え方だっただろう。
過去の事例は過去の価値観に沿って判断するべき。よって徳川慶喜の孫が嫁入りしたことは、時代の価値観で考えれば、ケガレではない」
となるとおもいます。
(この点に関しては祭司王という天皇古来の役目と、大日本帝国憲法に規定された天皇の位置づけとが矛盾を来している、ということも視野に入れなくてはなりませんが、それはトピズレですので措きます)
◇ ◇
ホイッグ史観をよびやすい事例としては、たとえば過去のローマ教皇が十字軍を組織して大量の流血をおこなった事例なども、かぞえられるかもしれません。
◇ ◇
まだ考えはあまりまとまっていないのですけれども、先日他カテで、天皇問題をちょっと書いていて、ホイッグ史観の一例かなというものに思いあたりました。
神道の最高祭司である天皇家と、たとえば多くの犠牲者を出した公害企業の社長の直系子孫が結婚関係を結ぶことは、なによりも<ケガレ>を忌む神道の立場からは、ふさわしくないのではないか、という問題です(具体的にはチッソ社長の孫である現皇太子妃の問題ですけれども)。
こういう意見にたいして、
「いや過去の天皇家には、たとえば最後の将軍として、戊辰戦争そのほか、多くの犠牲者を出した戦争の責任者ともいえる徳川慶喜の孫も嫁入りしたりしている。徳川慶喜の血筋は、<ケガレ>とはいえないのか」
という意見もありえるとおもうんですね。
この場合、チッソの元社長と、徳川慶喜は、いずれも犠牲者への責任を負うでしょうが、どちらが直接責任がおおきいか、どちらが世間的に悲惨だと目されているか
(つまりまったく罪もない犠牲者をどれだけたくさん出したか)
については、いろいろ論議があるだろうとおもいます。
しかしその論議をいっさい無視して、徳川慶喜には、チッソ社長と同等の責任があると仮定します。
その場合つぎの話として、
「過去にチッソ社長と同等のケガレをもつ家から嫁をいれたから、過去の天皇家も許せない」
とするのがホイッグ史観だとおもいます。
ホイッグ史観ではない立場にたてば、
「大日本帝国憲法では天皇は陸海空の統帥権をもち、男子皇族は軍部をおさえる目的で=じっさいにはおさえなどききませんでしたが=軍人となる時代だったから、軍事にかんする血のケガレは、ケガレと認識されていないのが、当時の考え方だっただろう。
過去の事例は過去の価値観に沿って判断するべき。よって徳川慶喜の孫が嫁入りしたことは、時代の価値観で考えれば、ケガレではない」
となるとおもいます。
(この点に関しては祭司王という天皇古来の役目と、大日本帝国憲法に規定された天皇の位置づけとが矛盾を来している、ということも視野に入れなくてはなりませんが、それはトピズレですので措きます)
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ホイッグ史観をよびやすい事例としては、たとえば過去のローマ教皇が十字軍を組織して大量の流血をおこなった事例なども、かぞえられるかもしれません。
これは メッセージ 59501 (yugafee さん)への返信です.
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