RE:イラク侵略と石油①
投稿者: aobashiratori 投稿日時: 2004/12/14 22:29 投稿番号: [59644 / 118550]
亀レス御容赦。貴殿の貼ったソース観るのに時間かかったもので。結論から述べると否定も肯定も出来ないという感想です。個人的に納得出来るものも中にはあります。しかし私のスタンスとしては論拠としては恐らく提示しないソースです。貴殿のスタンスは理解しているつもりなのでそれは尊重します。スタンスのはっきりしている人には敬意を表するので。物事には多角的に観たほうが色々見えてきますからね。
貴殿が論拠となる根拠を提示したので一応私も論拠だけ提示します。下記は某BBSでの私のカキコです。(URL貼り付けは禁止されているのでコピペのみです。若干加工、校正しております)
===============
現在の(国際)原油価格決定の仕組み
まず最初に言っておきますがアメリカが中東の石油目当て云々説、これは電波と断言出来ます。現在では以前程中東の油田は重要ではない。物理的にアメリカが中東油田を確保するのはそもそも費用対効果の観点からみても効率的ではない。権益確保が目的ならこんな手の込んだ事をする必要は無し。
現在、原油価格(以後WTI)はNY(マーカンタイル市場)の相場が国際価格に反映されます。現在の相場は概ねバレル当たり$50前後です。これは相場としては異常に高い。湾岸戦争時でも最大でも$40ドル前後で推移してます。
湾岸終了後は概ね$20ドル前後。これが本来の適正価格という事です。適正価格とは実情に合った価格とも言えるでしょう。この価格には何が含まれているかという事になります。内訳は掘削費用、人件費、利益の三つに分けられますね。需給バランスが適正ならば$20/バレルという事です。
何故NY市場の相場が国際価格に反映されてしまうのでしょうか?これは簡単です。アメリカが最大需要国だからです。NY市場の原油は米国産原油の取引です。テキサス州の油田(名称は知りません)の原油取引を行ってます。調べたところこの油田の生産能力は日産で100万バレルです。対してOPEC原油含む全世界の生産能力は約6000万〜7000万バレル/日産。テキサス原油は1%にも満たない。しかし不思議なことにNY市場では一日金額にして約2億バレル分の売り買いが行われています。全世界の需要量の約3倍です。現物がある訳ないのに何でこんな事が起きるのでしょうか。これはヘッジファンドが原因です。ではヘッジファンドとは何でしょうか?良く聞く先物取引だと思って下さい。小豆相場、金相場などのあれです。あれの原油バージョンと思って頂ければ判りやすいでしょう。先物取引とは
一言で言えば買いの予約を入れる事です。例えばその原油を50ドルで買いまーすと宣言する訳です。仮に60ドルになったとします。高騰した時点で売ってしまいます。差額の10ドルが儲かります。空で買って空で売る。これが先物取引、ないしは信用取引と言われるものです。買いで入ったら売り、売りで入ったら買うという原則があります。期限が設定されているので決済日までに思惑が外れると大損するという事です。バブルの時株で大損して投身自殺した人はみんなこれでやられてます。この売り買いをしている団体が投機筋と言われる人達です。個人もいれば機関投資家(要するに証券会社とか銀行)もいます。仕手筋もいます。ファルージャで大規模な戦闘があったというニュースが入れば投機筋は悲観材料として近未来を予測して原油が高くなると感じる訳です。これが相場の底上げをしているのです。
この先石油が手に入らなくなるかもしれないから今のうちに一寸位高くてもいいから買ってしまえー!となる訳です。
$40/バレルがこの先維持される事は無いとみてます。それ程遠くない将来にそれ以下、つまり$30前後まで下がるとみてます。高値維持するとどうしても代替エネルギーへのシフト、原油増産と流れていきます。実はこれが相場下落を促してしまいます。物理的供給過剰となるので当然の帰結です。
日本で言えば昔ほど現在は石油に依存してません。せいぜい半分でしょう。散々言われる原子力エネルギーと省エネ政策が功を奏しています。経済的観点だけで見れば原子力エネルギーはわが国の国益に合致しています。日本しか判りませんが恐らくバレル当たり60ドルに跳ね上がっても現在の日本はびくともしないと思います。影響が出てくるのは恐らく70ドル、80ドルといった所でしょうか。多分アメリカも同じでしょう。先進国では多分40ドル位ではほとんど影響無いはずです。ガソリンがリッター140円位でおしまいでしょうね。(日本の揮発油税は高いのでアメリカ当たりだともっと安く売ってる筈です)
===============
貴殿が論拠となる根拠を提示したので一応私も論拠だけ提示します。下記は某BBSでの私のカキコです。(URL貼り付けは禁止されているのでコピペのみです。若干加工、校正しております)
===============
現在の(国際)原油価格決定の仕組み
まず最初に言っておきますがアメリカが中東の石油目当て云々説、これは電波と断言出来ます。現在では以前程中東の油田は重要ではない。物理的にアメリカが中東油田を確保するのはそもそも費用対効果の観点からみても効率的ではない。権益確保が目的ならこんな手の込んだ事をする必要は無し。
現在、原油価格(以後WTI)はNY(マーカンタイル市場)の相場が国際価格に反映されます。現在の相場は概ねバレル当たり$50前後です。これは相場としては異常に高い。湾岸戦争時でも最大でも$40ドル前後で推移してます。
湾岸終了後は概ね$20ドル前後。これが本来の適正価格という事です。適正価格とは実情に合った価格とも言えるでしょう。この価格には何が含まれているかという事になります。内訳は掘削費用、人件費、利益の三つに分けられますね。需給バランスが適正ならば$20/バレルという事です。
何故NY市場の相場が国際価格に反映されてしまうのでしょうか?これは簡単です。アメリカが最大需要国だからです。NY市場の原油は米国産原油の取引です。テキサス州の油田(名称は知りません)の原油取引を行ってます。調べたところこの油田の生産能力は日産で100万バレルです。対してOPEC原油含む全世界の生産能力は約6000万〜7000万バレル/日産。テキサス原油は1%にも満たない。しかし不思議なことにNY市場では一日金額にして約2億バレル分の売り買いが行われています。全世界の需要量の約3倍です。現物がある訳ないのに何でこんな事が起きるのでしょうか。これはヘッジファンドが原因です。ではヘッジファンドとは何でしょうか?良く聞く先物取引だと思って下さい。小豆相場、金相場などのあれです。あれの原油バージョンと思って頂ければ判りやすいでしょう。先物取引とは
一言で言えば買いの予約を入れる事です。例えばその原油を50ドルで買いまーすと宣言する訳です。仮に60ドルになったとします。高騰した時点で売ってしまいます。差額の10ドルが儲かります。空で買って空で売る。これが先物取引、ないしは信用取引と言われるものです。買いで入ったら売り、売りで入ったら買うという原則があります。期限が設定されているので決済日までに思惑が外れると大損するという事です。バブルの時株で大損して投身自殺した人はみんなこれでやられてます。この売り買いをしている団体が投機筋と言われる人達です。個人もいれば機関投資家(要するに証券会社とか銀行)もいます。仕手筋もいます。ファルージャで大規模な戦闘があったというニュースが入れば投機筋は悲観材料として近未来を予測して原油が高くなると感じる訳です。これが相場の底上げをしているのです。
この先石油が手に入らなくなるかもしれないから今のうちに一寸位高くてもいいから買ってしまえー!となる訳です。
$40/バレルがこの先維持される事は無いとみてます。それ程遠くない将来にそれ以下、つまり$30前後まで下がるとみてます。高値維持するとどうしても代替エネルギーへのシフト、原油増産と流れていきます。実はこれが相場下落を促してしまいます。物理的供給過剰となるので当然の帰結です。
日本で言えば昔ほど現在は石油に依存してません。せいぜい半分でしょう。散々言われる原子力エネルギーと省エネ政策が功を奏しています。経済的観点だけで見れば原子力エネルギーはわが国の国益に合致しています。日本しか判りませんが恐らくバレル当たり60ドルに跳ね上がっても現在の日本はびくともしないと思います。影響が出てくるのは恐らく70ドル、80ドルといった所でしょうか。多分アメリカも同じでしょう。先進国では多分40ドル位ではほとんど影響無いはずです。ガソリンがリッター140円位でおしまいでしょうね。(日本の揮発油税は高いのでアメリカ当たりだともっと安く売ってる筈です)
===============
これは メッセージ 59503 (syoumenkyousi さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/59644.html