対イラク武力行使

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仏蘭西憲法の問題点

投稿者: oxnardnokakashi 投稿日時: 2004/12/07 12:46 投稿番号: [59116 / 118550]
まず、サッカーさん、仏蘭西憲法の邦訳を載せてくれてありがとう。わたしがいくらアメリカ在住とはいえ、ネット上での検索はどこでも同じ。ただわたしの場合、日本語での検索が非常に下手なので、うまく探せないという弱点があるのよね。それからズィオンさん、仏蘭西語の憲法を載せてくれてありがとう。それをヒントに英語版をみつけることができた。

さて、本題。仏蘭西の憲法がよそのヨーロッパ諸国とそれほど変わらないということは理解できるだが、仏蘭西では三権分立であるはずの裁判所が大統領であるシラクの手中にはまって、フランス憲法を都合のいいように解釈していることが問題なのだ。問題は次の箇所

>国会議員はだれも、その所属議院の理事部の許諾がなければ、重罪事件もしくは軽微な事件について、逮捕あるいは自由を剥奪ないしは制約するいかる措置の対象にもならない。この許諾は、現行犯あるいは確定した有罪には求められない。

この「所属委員の理事部の許諾」というのが曲者だね。なにしろシラクの息のかかった理事部が許諾などするはずはないし、裁判官も多分シラクが任命した人員なのではないだろうか?   つまり、シラク大統領は、憲法上では色々例外があるにも拘らず、それを身勝手に解釈することで自分がどんな罪(たとえ反逆罪、殺人であっても)からも免除されるという権利を得てしまった。   以前にも2001年10月の仏蘭西最高裁の判定について少し述べたとおり、

The Cour de Cassation gave a final ruling in October which upholds and refines the Constitutional Council's decision.

It says Mr Chirac cannot be prosecuted or called as a witness against his will during his term of office, though after that it is open season.
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/1448471.stm

2001年10月、仏蘭西裁判所はシラクの任期中は起訴されるどころか証人として呼び出されることもないと判決をくだした。それまでシラクの汚職を捜査していた検察官はこれに嫌気をさして辞任したとさえある。

シラク大統領は年期の入った古狸、食料の為の石油で敵であるはずのイラクに買収され、同盟国のアメリカを裏切って、仏蘭西国にとって反逆の罪を犯しているにもかかわらず、審問すらもされない。そういう大統領に対して、「政治家なんてそういうもんだ」といって諦めている仏蘭西庶民。

はっきりいって、仏蘭西庶民のほうが、彼らがばかにしているアメリカ庶民よりも政治家にいいように手玉にとられていると思うね。
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