対イラク武力行使

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EU平和維持即応部隊②

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/11/24 11:16 投稿番号: [58209 / 118550]
ちなみに、RPDは国連も持とうとしています。
例の国連改革を考える高級諮問委員会の議論の中でも登場しております。
つまり、最近は、内戦型の国内紛争が主流ですので、
紛争当事者も多種多様であり、誰と誰の停戦合意を取り付ければ紛争が収束に向かうのか不明であるため、
停戦合意が確認できない場合でも、治安がある程度マシな地域に軍事要員を派遣し、
平和維持活動を行う必要性が認識され始めているからです。

停戦合意の有無に関係なく展開するRPD構想の先駆け的な制度はすでにあり、
1996年の時点で国連が確立した多国間待機即応旅団(SHIRBRIG)がそうです。
これは、各国の思惑もあり、PKOが必要とされてから実際に平和維持部隊(PKF)が派遣されるまでに、
かなりの時間がかかることも少なくないため、各国が提供する平和維持のための軍事要員をプールし、
派遣の必要が生じた場合、即時に対応するというものです。
具体的には、派遣を決定してから7日以内に先遣隊が現地入りし、
本隊は15日以内、後方部隊は30日以内の到着を目標としています。

SHIRBRIGはカナダ、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、オランダ、ポーランドの7カ国で発足。
現在はリトアニアやポルトガルなども加わり、16カ国に拡大しています。
なお、チリやヨルダン、セネガルなど5カ国がオブザーバーに名を連ねています。司令部はデンマーク。

ただ、SHIRBRIGに対しては、限界も指摘されています。
国連から派遣要請を受けても、各国が拒否する権利を留保しているからです。
西側先進国が中心のSHIRBRIGは、危険な活動は回避したいとの思いも強いです。
ゆえに、「必要な場所に迅速に派遣する」とのSHIRBRIG発足時との理想とは裏腹に、
各国の意向により派遣先が制約され、効果的な活動ができない可能性もあります。

今回のこのEUの平和維持即応部隊構想が、SHIRBRIGが抱える問題を解消してくれるのかどうかは分かりませんが、
時事通信の記者のトンチンカンな論調を抜きにすれば、必要な動きであると僕は思います。

ピカさんは武力に対する嫌悪感のようなものをお持ちのようです。その気持ちは心情としては分かります。
が、内戦型国内紛争における騒乱事態を収束に向わせるため、
一定の武装をした勢力が紛争当事者の間に割ってはいるという活動は、不必要なことでしょうか?
そうした活動が依然不十分にしか行われていないという事態に対し、その打開策を考えることはおかしなことでしょうか?
この点について、ピカさんの立場が明確ではないため、
単純に個人的な武力アレルギーを表明したいだけなのか何なのか?
何が言いたいのか分かりません。
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