対イラク武力行使

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「差し迫った脅威」

投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2004/10/10 18:11 投稿番号: [55439 / 118550]
「チェイニー・レポート」(55359)で紹介したMichael Klareさんの次の論稿

『Bush-Cheney Energy Strategy: Procuring the Rest of the World's Oil』
(ブッシュ・チェイニーのエネルギー戦略:世界に残る全石油の確保)

をざっと読んで浮かんだ言葉、それが「差し迫った脅威」。もちろんアメリカにとっての脅威で、それがエネルギー、つまり石油だった。見出しの「世界に残る全石油の確保」というのは、現在のアメリカを見る上で実に適切と言える。けっこう硬い文章なので、先ずは冒頭部分だけ紹介しておこう。

「2001年初頭の大統領就任時、外交政策におけるブッシュの最優先事項は、テロの防止とか大量破壊兵器の拡散防止とか、9・11以降に採用されたその他諸々の事項ではなかった。最優先事項は、海外から米国市場への石油の流れを増やすことだった。就任前の数ヶ月、米国は多くの地域でひどい石油不足、天然ガス不足に悩まされていた。カリフォルニアでは、定期的に電力不足による停電が起きていた。米国の歴史で初めて原油輸入量が総消費量の50%を超え、長期のエネルギー供給の確保に大きな不安が起きていた。だからこそ、ブッシュは、国のエネルギー危機に対処することが、大統領として最重要課題だと表明した。」

石油不足は、一般の経済界ばかりでなく、軍事産業にとっても死活問題であることを忘れてはならないだろう。戦闘機など、とんでもない燃料食いの代物だ。

また時間があれば、細かく追っていきたいが、石油の確保のために、米軍は中東ばかりでなく、カスピ海沿岸、西アフリカ、ラテンアメリカにも重点的に配備されている。つまり、米兵の役割は石油関連施設やパイプラインを警護するために存在しているというわけだ。現在の米軍再編も、この当たりから見ると納得がいくのではないだろうか。

チェイニー・レポートをまとめた時点で、米国には大きく2つの選択肢があった。これまで通りに石油資源を大量に消費し続ける道をいくか、さもなければ別の再生可能なエネルギー源に依存する道を選んで、石油依存を減らしていくか。選択されたのは一つ目の方で、そのためには、軍事力を使う以外の方法がなかった。なぜなら、そこに立ちはだかっていたのはフセインのイラクだから。さらに、石油の安定供給を確保する上で邪魔になるのがイラン。

ネオコンなんて、この政策を実現する上ちょうど良かったってところかな。エネルギー問題がそれほど深刻でなかった国防長官時代、チェイニーもウォルフォウィッツの提言をはねていたわけだから。
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