曽野綾子と三浦朱門
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2004/10/09 18:19 投稿番号: [55392 / 118550]
ってな見出しで、天木直人さんが「マスメディアの裏を読む」で書いてるんだけど、これけっこう面白いよ。このトピにたまに登場する誰かさんのことにそっくりみたいで。天木さん、すみません。無断でそのまま引用させて貰います。
>>> 引用の始まり
曽野綾子の本業は作家ということだが、イラク戦争に関する評論を最近よくしている。気がついたら目を通し、そしていつも感じる事がある。アラブの諺をやたら引用して専門家然としているはいいとしても、イラクは日本とはまったく違った世界なのであるという事をやたらに強調し、日本のものさしで外交を考えることは間違いだ、米国はそんなイラクを理解せずに占領して失敗したなどという。
私はこれを聞くにつけて腹が立ってくる。占領そのものの非を説くのではなく、そもそも我々の常識が通用しないイラクを真面目に民主化しようとする努力が間違っているといわんばかりである。そこにはイラクやアラブに対する愛情は感じられない。彼女がどれほどアラブに足を運んだかは知らないが彼女は心底ではアラブを馬鹿にしているのではないか。
そんな彼女の論説が10月2日の朝日新聞に「イラク戦争 米国の愚かさ、日本の愚かさ」と題して掲載されていた。彼女はそこでも繰り返している。
「・・・イラクには日本のように国と国民全体でおおよその合意ができるような地盤はほとんどない。イラクは民主主義とは全く別の価値基準を持つ部族社会である。各地に群雄割拠する親分社会と言ってよい。彼らは同じ部族と同じ宗教以外の人を信用しない。・・・正義など言葉の飾りに過ぎない族長も部族の人々も、まず自分の部族の利益を求める。『イラク国民の幸福と利益』などという観念は存在しない。・・・追い詰められた人々は、自分の存在に付加価値をつけるためにも、死をもって相手を抹殺するという宗教的な理由にすがる。・・・テロリストたちのゲリラ戦にはルールがないから、こちらが先手を打って勝つことは殆ど不可能である。・・・アラブ人たちは、定住した今も本質的に遊牧民の気質を残している。彼らは決して報復を忘れない。アメリカはそういう面倒な人々を相手に選び、日本の為政者もその愚に賛同する事の値段をわからなかったようだ。」
よくもここまでアラブを一把ひとからげにして馬鹿にすることが出来るものだ。そして米国のイラク戦争の非を別のところに置き換えられるものだ。
そう思っていたら10月4日の産経新聞の「正論」という欄で三浦朱門(作家)が「前近代に戻ったフセイン後のイラク」という論文を寄稿していた。その中で三浦氏はやはりつぎのように言っている。
「・・・米国は日本やドイツのような近代国家には戦争で勝てたが、イラクなどでは近代性を持つフセインの軍隊に勝っても、ここを民主的にしよう、などという欲張った考えは放棄したほうがよいと思う。・・・米国のイラクでの戦いは終わったのだ。後はテロという非近代戦との戦い、軍隊と一般市民との違いもない戦いが残る。テロ対策は暴徒化したデモ鎮圧と似ている。日本の自衛隊の駐屯は人道支援が目的だから、衛生、水資源の確保、交通手段などのインフラが終わった段階で撤退すべきであろう。・・・」
ひどいものである。ここまで暴論を吐けるものかと思う。イラク人の視点が完全に抜け落ちている。アラブが悪者になっている。不当な攻撃を始めた米国の非は念頭にない。彼によれば、米国を支持した日本の責任の非など論ずることさえ間違いであるのだ。
それにしても自衛隊の撤退時期が人道援助の目的を達成した時であるというのには笑ってしまった。米国の爆撃で破壊されつくしたイラクのインフラなどは当分整備されるはずはないから自衛隊はいつまでたっても帰って来れなくなる。果たしてそうであろうか。とんでもない。わが自衛隊は米国が撤退したらすぐ撤退するに決まっている。道路が壊れたままでも、水が不足していても、それらをホッポリ出して、米国が了承すればすぐ飛んで帰ってくるのである。
そういえば曽野綾子氏と三浦朱門氏は夫婦らしい。さぞかし家では毎晩の食事のおかずにイラクやアラブの悪口を言っていることであろう。
>> 引用終わり
>>> 引用の始まり
曽野綾子の本業は作家ということだが、イラク戦争に関する評論を最近よくしている。気がついたら目を通し、そしていつも感じる事がある。アラブの諺をやたら引用して専門家然としているはいいとしても、イラクは日本とはまったく違った世界なのであるという事をやたらに強調し、日本のものさしで外交を考えることは間違いだ、米国はそんなイラクを理解せずに占領して失敗したなどという。
私はこれを聞くにつけて腹が立ってくる。占領そのものの非を説くのではなく、そもそも我々の常識が通用しないイラクを真面目に民主化しようとする努力が間違っているといわんばかりである。そこにはイラクやアラブに対する愛情は感じられない。彼女がどれほどアラブに足を運んだかは知らないが彼女は心底ではアラブを馬鹿にしているのではないか。
そんな彼女の論説が10月2日の朝日新聞に「イラク戦争 米国の愚かさ、日本の愚かさ」と題して掲載されていた。彼女はそこでも繰り返している。
「・・・イラクには日本のように国と国民全体でおおよその合意ができるような地盤はほとんどない。イラクは民主主義とは全く別の価値基準を持つ部族社会である。各地に群雄割拠する親分社会と言ってよい。彼らは同じ部族と同じ宗教以外の人を信用しない。・・・正義など言葉の飾りに過ぎない族長も部族の人々も、まず自分の部族の利益を求める。『イラク国民の幸福と利益』などという観念は存在しない。・・・追い詰められた人々は、自分の存在に付加価値をつけるためにも、死をもって相手を抹殺するという宗教的な理由にすがる。・・・テロリストたちのゲリラ戦にはルールがないから、こちらが先手を打って勝つことは殆ど不可能である。・・・アラブ人たちは、定住した今も本質的に遊牧民の気質を残している。彼らは決して報復を忘れない。アメリカはそういう面倒な人々を相手に選び、日本の為政者もその愚に賛同する事の値段をわからなかったようだ。」
よくもここまでアラブを一把ひとからげにして馬鹿にすることが出来るものだ。そして米国のイラク戦争の非を別のところに置き換えられるものだ。
そう思っていたら10月4日の産経新聞の「正論」という欄で三浦朱門(作家)が「前近代に戻ったフセイン後のイラク」という論文を寄稿していた。その中で三浦氏はやはりつぎのように言っている。
「・・・米国は日本やドイツのような近代国家には戦争で勝てたが、イラクなどでは近代性を持つフセインの軍隊に勝っても、ここを民主的にしよう、などという欲張った考えは放棄したほうがよいと思う。・・・米国のイラクでの戦いは終わったのだ。後はテロという非近代戦との戦い、軍隊と一般市民との違いもない戦いが残る。テロ対策は暴徒化したデモ鎮圧と似ている。日本の自衛隊の駐屯は人道支援が目的だから、衛生、水資源の確保、交通手段などのインフラが終わった段階で撤退すべきであろう。・・・」
ひどいものである。ここまで暴論を吐けるものかと思う。イラク人の視点が完全に抜け落ちている。アラブが悪者になっている。不当な攻撃を始めた米国の非は念頭にない。彼によれば、米国を支持した日本の責任の非など論ずることさえ間違いであるのだ。
それにしても自衛隊の撤退時期が人道援助の目的を達成した時であるというのには笑ってしまった。米国の爆撃で破壊されつくしたイラクのインフラなどは当分整備されるはずはないから自衛隊はいつまでたっても帰って来れなくなる。果たしてそうであろうか。とんでもない。わが自衛隊は米国が撤退したらすぐ撤退するに決まっている。道路が壊れたままでも、水が不足していても、それらをホッポリ出して、米国が了承すればすぐ飛んで帰ってくるのである。
そういえば曽野綾子氏と三浦朱門氏は夫婦らしい。さぞかし家では毎晩の食事のおかずにイラクやアラブの悪口を言っていることであろう。
>> 引用終わり
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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