>旧制高校寮歌 1
投稿者: moriya99 投稿日時: 2004/09/21 13:36 投稿番号: [53976 / 118550]
第一高等学校寮歌も第三高等学校の寮歌も、久し振りにみた感じ…。どっちも、なんとなく知っているけど、こんなに長い歌詞があったのね。
でも、並べてみるといいね。何か、失い過ぎた若者の気概…。エリートであることの責任と抱負がありますね。
人のお役に立って人生なんぼ…。歌詞だけみると、何か一高の方が格調が高いですね。
「一たび起たば何事か
人生の偉業成らざらん」
高潔な建前に立ち向かっていますね。
三高寮歌の方がなんとなく馴染みがありますね。こっちの方がメロディは思い出し易い…。
だが、くっくり個性が別れていますね。こっちは、文人の韜晦の深さ、視野の尋さを漂わしていますね。
そうか、なるほど。たまには、こうした明治の気概が残る歌詞をひもといてみるのもいいですね。
「濁れる海に漂える
我が国民を救わんと」
ロシアでインテリゲンチャ革命に立ち上がった人たちも、初めは純粋だったのでしょうね。農奴制の元で苦しんでいる民衆を放置できない。皆が幸せになるには、どうしたらいいか、真剣に考えて闘っていたのでしょうね。気がつけば、地位を得ていた…。そういうことだったかも知れない。
だが、時代が下がる。高い地位の者は、高い地位を享受し始める…。享受するために高い地位を目指す。権力につきものの腐敗が急速に始まる…。一方、民衆は…。こっちも度し難い。パンとミルクと一杯の酒が保証されれば、働かない。怠惰そのものだ。気付いてみれば、人間の欲など多寡が知れていた。手の届くところにあるものしか望まない。意外に、これが人間の、と言ったら悪ければ、庶民の本性だ。大したものは望んでいない。高い夢よりは、今ある安逸が大事…。怠惰もまた、人間の本性だた…。
国家は、急速にパイを小さくし、組織は硬直し、破れさっていく。民衆に奉仕する筈のエリートたちも、今や、国民を踏み台にする特権階級でしかない。
(続く)
これは メッセージ 53962 (kamakura2ss さん)への返信です.
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