対イラク武力行使

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アメリカの「机上の空論」1

投稿者: battamother 投稿日時: 2004/09/20 20:20 投稿番号: [53914 / 118550]
>アメリカが何故イラク侵略戦争に突入したのか

という問題提起を受けて、先日購入してそのまま放置していた『連合赤軍とオウム』わが内なるアルカイダ(田原総一朗著)集英社出版の本をパラパラめくってみた。
朝日新聞者編集委員の松本仁一氏と田原氏の対話から、関連事項を見つけましたので、以下ご紹介します。(相変わらず著作権に障る情報提供です)

松本:湾岸戦争の頃のビンラディンは、ある合理的な目標をもっていたと思います。それから約10年たって、ビンラディン自身が追いつめられていった。洞穴のなかを逃げ回って、いつやられるかわからないといった状況で、精神状態も健康とはいえない危険なところにいってしまった。結局「とにかく激しい対立を生み出そう」という発想になってしまったんだと思います。

田原:そう考えると9.11は見事に成功したわけですね。アルカイダから見れば。

松本:そうでしょうね。

田原:単に世界貿易センタービルを破壊したというだけでなく、そのあと、アメリカがアフガニスタンも攻めてくれたし、イラクも攻めてくれたという意味で狙い通りにいった。と。

松本:ええ。アメリカはうまく乗せられてしまったわけですね。ただ、アメリカとしては、別の思惑があったんだとはおもいますが。

田原:なんでアメリカは、こんなヘタな戦争をしたんですか。

松本:それは、ラムズフェルド国防長官の失敗でしょう。
私は、大量破壊兵器・化学兵器の存在については、はじめから「なくても仕方ない」という未必の故意みたいなものがあったんだと思いますが、問題は、ラムズフェルドは軍人ではないということでしょう。本来は、軍人であるパウエル国務長官が戦争をするか否かのイニシャチブを握るべきところを、軍人でもないラムズフェルドが「イラクを叩くんだ、戦争だ!」と突っ走ってしまった。

田原:確かに、軍事的な作戦なんかはわからないでしょうね、ラムズフェルドは。現在のイラク問題にロードマップはなかったんですか。

松本:ないでしょうね。彼らが考えていたのは「サウジをなんとかしなければいけない」ということだったんじゃないでしょうか。これは、あれこれ外交評論だとかから推察した私たちの“読み”ですけれどもね。

田原:サウジはいま、危ない状況ですよね。

松本:ええ。サウジという非常に非民主的な体制の国家にアメリカがエネルギーを依存している、これはよくない、ということだと思います。で、そういった状況から脱却する為には、サウジに匹敵するだけのエネルギー供給源を確保して、それによってサウジを牽制していくべきである、と。ラムズフェルドは、そういうことを以前からいってます。それともうひとつ。これはウォルフォビッツ国防副長官の論理ですが、「イスラエルに届く距離のミサイルをもっている国はすべて叩け」という思惑もあったと思います。イラクであり、シリアですね。イラクを攻撃した後、今度はシリアに対して非常に強硬な姿勢に出たのは、その表れでしょう。だから、「民主化」なんていうのも、口実のひとつだったと思います。
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