対イラク武力行使

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知の巨人と言われる立花隆氏著

投稿者: namahamu3mai 投稿日時: 2004/09/16 14:21 投稿番号: [53546 / 118550]
「イラク戦争・日本の運命・小泉の運命」を読み終わった。

氏は氏の姿勢としてか、今まではもっぱら分析に終始し私見は述べなかった。

この度氏は、昨今の政治、外交、世論などを見て、大きな不安を感じ始めたようだ。

特に改憲論者の増加は、先人が血と汗で築き上げてきたこの国の誇りと尊敬をドブに捨て去る行為であるがゆえ、見過ごせなかったようだ。

氏のマスコミ批判は尤もであるが苦しい。

氏の批判者である本田勝一氏はマスコミ批判は当然のこと、この国の民意民度の低さを指摘している。

問題は民意民度の低さを認めてしまえば、民主主義が成立しなくなるところだが、この国の民意民度が低いことは否めない。

体制側の狙いとしては、教育マスコミを総動員して民意を低く保てば何をやるにも、やりやすくなると同時に、民主主義なので責任を取らなくてよくなる。

ここが民主主義の最大の落とし穴である。

それを阻止するには、国民は常に体制側を監視し、暴走を防ぐべく管理しなければならない。

しかしこの国の民にそれをどれだけ求めることができるのだろうか。

最終章の氏の私見は論理性も説得力も共に圧巻である。

この本は、心ある人の思考を補完するには良い本だ。

しかし、考えることをしない体制側国家主義者(考えることは疲れるので無理はないが)にとっては煙たい本だろう。
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