華氏119の限界…アメリカ民主主義の限界
投稿者: soccerdaisuki2004jp 投稿日時: 2004/09/02 00:11 投稿番号: [52608 / 118550]
「華氏119」は戦争を始めたアメリカの度し難さを良く表現した秀作だとは思うが
パルムドールを取れるほどの傑作とは言い難い
それはマイケル自身が物語を明快に完結させる思想性に裏打ちされていないからであろう
結局彼もアメリカ人同胞の犯罪的行為を赤裸々に綴りながらも
しかし一般のアメリカ国民は…末端の兵士は…と言う退路を用意している
まあ心情的には理解出来るが…
共和党大会でブーイングを浴びるマイケルの勇姿は
その体躯と相まって堂々たるものであったが
結局の処
彼の選択肢は少なくとも「ややマシ」な民主党しか無いわけだ
戦争を始めるのは簡単だが終わらせるのは至難の業
政権が民主党に移ってもイラクに対する責任は残る
恐らく民主党政権となっても即時撤退など出来ないだろうし
もともと開戦当時断固反対だったとは言い難い民主党が
180度方向を変えるとも思えない
せいぜい30度程度だろう
国連に頼ったり…所謂「古いヨーロッパ」と和解を図ったり…暗中模索は続くだろう
そして
①新たな親米独裁国家を作り、テロとその摘発という二重の恐怖が続くか
②アフガンの様な混とんが続くか
③結局イラン型の「やや民主的イスラム国家」が出来上がる…
まあそんな処だろう
更に、共和党の政権が継続しても結果はあまり変わらないと思うし
石油資本や武器産業…そして多くの復興を食い物にするハイエナどもの暗躍も有るだろう
どちらにして無益な戦いを始めたアメリカの罪は重いと言うことだ
そして告発する力は強いが…それほど明るい展望を開く事が出来ないマイケル…映画の限界もそこに垣間見られると言うことだ
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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