平和へのメッセージ:オノ・ヨーコ3
投稿者: battamother 投稿日時: 2004/08/29 01:44 投稿番号: [52288 / 118550]
―9.11で攻撃を受けたアメリカが、今度はイラクに自ら侵攻しました。現在のブッシュ政権をどう思われますか?
『平和主義者のひとりとして、できるだけ早期に戦争を終結して貰いたい気持ちがあります。ブッシュ政権に対しては、言葉に出さなくても、いまの私の立場からすれば明らかだと思います。けれども、批判だけなら簡単なのです。たとえば、マイケル・ムーアが素晴らしいのは、「華氏911」という映画を創り、ドキュメンタリー作品にしては今までないほど評判を呼んで、アメリカの一般市民に新しい知識や考えを伝えていることです。それにより、これまでぼんやりしていたことがはっきりと見えてくるわけです』
―現在、“アメリカの良さ”というものが問われていますが。
『アメリカの良さというのは、政府をも批判できる表現の自由があることです。もし独裁者のいる専制国家だったら、“戦争反対”“軍隊の早期撤退”などと積極的に立ち上がって、政府に批判するなんて不可能です。批判を口にするのも素晴らしいことだけど、そういうことが“できる”のも素晴らしいことなのです。そうしたアメリカの精神は失われていません』
―最近よく耳にする言葉“自由”と“民主主義”については?
『“自由”や“民主主義”、そして“人権”といった言葉は大事なものではあるけれども、アメリカでも、それらの形は明確ではありません。だから、悪用される可能性も出てきます。人権が踏みにじられることもあるし、民主主義が必ずしも平和的に施行されているわけでもないし、個人の自由についても、だんだんとなくなりつつあります。自分たちの社会をより良くすることが求められているときに、他の国へ出かけ、専制主義から民主主義国家に変えようと訴えるのは早急過ぎると思います。
アメリカはまず、自分たち自身の襟を正すのが大事なはずです。それは私だけでなく、多くの人達が声を上げていることです。
最近「コントロール・ルーム」というエジプト系アメリカ人の監督が撮った、素晴らしいドキュメンタリー映画があるのですが、そこでアメリカの一般市民に対するイラク人の大きな信頼が取り上げられています。その点は、わたしも同感だし、攻撃されているイラクの人達がそう話すのを見ても、アメリカに善意というものがあるからではないでしょうか』
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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