21世紀のアメリカと我々
投稿者: battamother 投稿日時: 2004/08/22 06:59 投稿番号: [51631 / 118550]
秋のアメリカ選挙でブッシュあるいはケリー、そのいずれが大統領になったところで、今のこのイラクでの情勢の泥沼化を思えば、事を治めるには『時すでに遅し』。そんな感慨を私は抱いている。行くところまで行かない限り治まらない程に、危機的事態は世界各国を巻き込み加速し続けている。(オケラちゃん問題は、そのミニサンプルとして示唆するところが大きかったと私個人は思っているが)
核武装していない日本が、アメリカ傘下による恩恵を受けていることは否定し難い事実である。しかしながら、それ故にイラクを敵に回し、かつテロリストの標的になったということもまた事実である。
こういった矛盾を抱えた日本は、この先このままアメリカと心中する道を選ぶのが果たして是なのか・・・そんなことを考えることもしばしばだ。
長崎・広島の被爆により未曾有の被害を被った。そこから日本が学んだことは何だったのか?
単に戦争に懲りたから戦争反対・・・そんなことでは戦争は終わらない。むしろ火に油を注ぐだけだ。
世に出回る情報は、果たしてどこまでが真実なのか。断片的な事実をもって歪曲化しての情報操作や、情報遮断。真の真実を知る術は、その情報を鵜呑みにし、盲進するのではなく、自らの直感を研ぎ澄まし、かつ公正な目を養う日頃のメンタルトレーニングが必要だろう。そういう意味ではこの掲示板も一役買っているやも知れない。
以下、『分断されるアメリカ』(サミュエル・ハンチントン著)を一部縮小抜粋。
ソ連の崩壊とともに、アメリカは世界で唯一の超大国になり、ほぼすべての次元で世界を支配する主導権を握るに至った。だが、同時多発テロは、この国が200年にわたり保ってきた状態より、攻撃に対して脆弱になったことを例証した。
9.11はアメリカを荒々しく揺さぶり、距離がもはや完全な防備を意味しないという新たな現実に気づかせた。
アメリカ人は多方面に戦線がある新たな戦争に自分たちが巻き込まれていることを悟り、しかも最も重要な戦線は自国内にあることを知ったのだ。9.11のあと、ブッシュ大統領は言った。「われわれは恐怖の中で暮らすつもりはない」。しかし、この新しい世界は恐怖に満ちた世界であり、アメリカ人はたとえ恐怖のなかでなくても、恐怖とともに暮らす以外に道はない。こうした新たな脅威に対応するには、アメリカ人が伝統的な自由と考えてきたものの維持と、これまで当然のように享受してきた何よりも大切な自由―国内で敵の暴力的な攻撃から生命や、財産、制度が守られている自由な状態―を、いま維持することとの間で難しい妥協をはからなければならないのである。
9.11はイデオロギーの時代とイデオロギー対立の21世紀が終わり、新たな時代が始まったことを劇的に象徴していた。それは、人々が主として文化と宗教の観点から自分たちを定義する時代である。今日のアメリカの真の敵あるいは敵になる可能性をもつ相手としては、宗教色の強いイスラム武装勢力や、イデオロギーとは無縁な中国のナショナリズムなどがある。こうした状況では、アイデンティティの中の宗教的要素はアメリカ人にとって新たな重要性をおびてくる。
核武装していない日本が、アメリカ傘下による恩恵を受けていることは否定し難い事実である。しかしながら、それ故にイラクを敵に回し、かつテロリストの標的になったということもまた事実である。
こういった矛盾を抱えた日本は、この先このままアメリカと心中する道を選ぶのが果たして是なのか・・・そんなことを考えることもしばしばだ。
長崎・広島の被爆により未曾有の被害を被った。そこから日本が学んだことは何だったのか?
単に戦争に懲りたから戦争反対・・・そんなことでは戦争は終わらない。むしろ火に油を注ぐだけだ。
世に出回る情報は、果たしてどこまでが真実なのか。断片的な事実をもって歪曲化しての情報操作や、情報遮断。真の真実を知る術は、その情報を鵜呑みにし、盲進するのではなく、自らの直感を研ぎ澄まし、かつ公正な目を養う日頃のメンタルトレーニングが必要だろう。そういう意味ではこの掲示板も一役買っているやも知れない。
以下、『分断されるアメリカ』(サミュエル・ハンチントン著)を一部縮小抜粋。
ソ連の崩壊とともに、アメリカは世界で唯一の超大国になり、ほぼすべての次元で世界を支配する主導権を握るに至った。だが、同時多発テロは、この国が200年にわたり保ってきた状態より、攻撃に対して脆弱になったことを例証した。
9.11はアメリカを荒々しく揺さぶり、距離がもはや完全な防備を意味しないという新たな現実に気づかせた。
アメリカ人は多方面に戦線がある新たな戦争に自分たちが巻き込まれていることを悟り、しかも最も重要な戦線は自国内にあることを知ったのだ。9.11のあと、ブッシュ大統領は言った。「われわれは恐怖の中で暮らすつもりはない」。しかし、この新しい世界は恐怖に満ちた世界であり、アメリカ人はたとえ恐怖のなかでなくても、恐怖とともに暮らす以外に道はない。こうした新たな脅威に対応するには、アメリカ人が伝統的な自由と考えてきたものの維持と、これまで当然のように享受してきた何よりも大切な自由―国内で敵の暴力的な攻撃から生命や、財産、制度が守られている自由な状態―を、いま維持することとの間で難しい妥協をはからなければならないのである。
9.11はイデオロギーの時代とイデオロギー対立の21世紀が終わり、新たな時代が始まったことを劇的に象徴していた。それは、人々が主として文化と宗教の観点から自分たちを定義する時代である。今日のアメリカの真の敵あるいは敵になる可能性をもつ相手としては、宗教色の強いイスラム武装勢力や、イデオロギーとは無縁な中国のナショナリズムなどがある。こうした状況では、アイデンティティの中の宗教的要素はアメリカ人にとって新たな重要性をおびてくる。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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