ハマスの指導者ヤシン氏について・・・
投稿者: dorawasabi5000 投稿日時: 2004/08/09 23:30 投稿番号: [49755 / 118550]
【新和平案】も受け入れていたようですが、イスラエルに暗殺されてしまいました。↓
★ガザ撤退構想の裏面
アラン・グレシュ(Alain Gresh)
ル・モンド・ディプロマティーク編集長
・・
3月22日、イスラム主義組織ハマスの精神的指導者ヤシン師が殺害されたとき、同師をよく知る彼は次のようなメッセージを発した。
「ヤシン師は、パレスチナ全土にイスラム国家を建国するという夢をあきらめ、イスラエルの隣にパレスチナ国家を樹立することで、紛争に決着をつけるという【考えを受け入れていた。】
その主な狙いはイスラエルによる占領を終わらせることだった。
2カ月ほど続いた昨年夏の一方的停戦の際には、彼が中心的な役回りを演じていた」。
そして次のように締めくくった。
「ヤシン師の殺害は、シャロンが念入りに突き崩してきたパレスチナ自治政府の棺に打ち込んだ最後の釘の一本だ。
(・・・)死の陣営だけが勝ち誇っている」。イスラエルはパレスチナを道連れに、おそらくは中東地域全体を道連れに、地獄へと落ちてゆく。
・・・
【イスラエル政府がハマスを攻撃することにしたのは、2003年夏、パレスチナ自治政府を完全に骨抜きにしたあとのことだ。】
【その直前に、和平交渉の再開を願って、パレスチナの全勢力が停戦を協議したことも空しかった。】
8月21日、ハマスの最高幹部の一人イスマイル・アブ・シャナブが暗殺された。
【ジュネーヴ第4条約への「重大な違反」】として、国際法廷で訴追の対象になると考えられる行為である。こうして暴力が再燃してしまった。
シャロン首相は現在でも、1998年いらいの持論である「長期的解決」をパレスチナ人に受け入れさせようと考えている。
それは、ユダヤ人入植地に挟み撃ちにされたいくつかの「バンツースタン」の中で、
【パレスチナ人がいかなる形の主権もないまま、現地の指導者の下で、自主管理を行うというものだ。】
イスラエル政府は、「現地住民」の植民地統治という古いやり方を復活させようとする。
シャロンは並々ならぬ「譲歩」として、こんなふうに独立性を完全に奪われた主体を「国家」と呼ぶことに同意しようというのだ。
この計画を実行に移すため、シャロン政権は「安全フェンス」の建設に取りかかった。目的は、パレスチナ人とイスラエル人を分離することではなく、
【ヨルダン川西岸に住むパレスチナ住民の大多数をゲットーの中に閉じ込めることである。】
パレスチナ領土に深く食い込んだフェンスの建設は、取り返しのつかないほど生態系を破壊し、水資源を奪い取り、エルサレムとヨルダン渓谷を孤立させる。
【さらに2005年までに、ヨルダン川西岸を孤絶した3つの地区に分断することになるだろう。】
このような戦略にもかかわらず、米国はシャロンを支持すると強調しており、EUも遠慮がちな非難にとどまっている。
【罰せられることもないまま繰り返される国際法違反に直面し、】
何の保護も受けられずに見放されたパレスチナ人の絶望は深まるばかりだ。
「ロードマップ」を葬ったシャロンは、ガザからの全面撤退という構想をちらつかせ、イスラエルの人々を安心させようとする。
彼らは戦争と縁を切りたいと願い、占領地と入植地からの撤退に賛同する。
数千人の入植者と100万人以上のパレスチナ人が居住するガザ地区は、占領者にとって常に悪夢となってきた。
シャロンは撤退するつもりはあるのだろうが、ずるずると引き延ばしを続け(2005年以前に撤退が実施されることはないだろう)、ブッシュ大統領から追加の譲歩(大規模な入植地に対するイスラエルの支配権の承認)を引き出そうとする(1)。
この企ては、
【イスラエル連立政権内に軋轢を引き起こした。また、軍の一部からは反対されている。】
彼らが懸念するのは、2000年5月のレバノン南部からの性急な撤退と同じことが繰り返され、ハマスがそうした撤退によって偉大な勝利者として浮上する危険である。
【パレスチナの全勢力がガザの掌握について協議し、ヤシン師がイスラエルの完全撤退と引き換えにガザからの武力攻撃を止める準備があると表明しただけに】
(2)、そうした懸念はなおさら強まっていた。
この複雑な駆け引きは、アリエル・シャロンがハマスの創設者の殺害を命じたことで、いっそう混迷を深めるようになった。
・・
http://www.diplo.jp/articles04/0404-6
★ガザ撤退構想の裏面
アラン・グレシュ(Alain Gresh)
ル・モンド・ディプロマティーク編集長
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3月22日、イスラム主義組織ハマスの精神的指導者ヤシン師が殺害されたとき、同師をよく知る彼は次のようなメッセージを発した。
「ヤシン師は、パレスチナ全土にイスラム国家を建国するという夢をあきらめ、イスラエルの隣にパレスチナ国家を樹立することで、紛争に決着をつけるという【考えを受け入れていた。】
その主な狙いはイスラエルによる占領を終わらせることだった。
2カ月ほど続いた昨年夏の一方的停戦の際には、彼が中心的な役回りを演じていた」。
そして次のように締めくくった。
「ヤシン師の殺害は、シャロンが念入りに突き崩してきたパレスチナ自治政府の棺に打ち込んだ最後の釘の一本だ。
(・・・)死の陣営だけが勝ち誇っている」。イスラエルはパレスチナを道連れに、おそらくは中東地域全体を道連れに、地獄へと落ちてゆく。
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【イスラエル政府がハマスを攻撃することにしたのは、2003年夏、パレスチナ自治政府を完全に骨抜きにしたあとのことだ。】
【その直前に、和平交渉の再開を願って、パレスチナの全勢力が停戦を協議したことも空しかった。】
8月21日、ハマスの最高幹部の一人イスマイル・アブ・シャナブが暗殺された。
【ジュネーヴ第4条約への「重大な違反」】として、国際法廷で訴追の対象になると考えられる行為である。こうして暴力が再燃してしまった。
シャロン首相は現在でも、1998年いらいの持論である「長期的解決」をパレスチナ人に受け入れさせようと考えている。
それは、ユダヤ人入植地に挟み撃ちにされたいくつかの「バンツースタン」の中で、
【パレスチナ人がいかなる形の主権もないまま、現地の指導者の下で、自主管理を行うというものだ。】
イスラエル政府は、「現地住民」の植民地統治という古いやり方を復活させようとする。
シャロンは並々ならぬ「譲歩」として、こんなふうに独立性を完全に奪われた主体を「国家」と呼ぶことに同意しようというのだ。
この計画を実行に移すため、シャロン政権は「安全フェンス」の建設に取りかかった。目的は、パレスチナ人とイスラエル人を分離することではなく、
【ヨルダン川西岸に住むパレスチナ住民の大多数をゲットーの中に閉じ込めることである。】
パレスチナ領土に深く食い込んだフェンスの建設は、取り返しのつかないほど生態系を破壊し、水資源を奪い取り、エルサレムとヨルダン渓谷を孤立させる。
【さらに2005年までに、ヨルダン川西岸を孤絶した3つの地区に分断することになるだろう。】
このような戦略にもかかわらず、米国はシャロンを支持すると強調しており、EUも遠慮がちな非難にとどまっている。
【罰せられることもないまま繰り返される国際法違反に直面し、】
何の保護も受けられずに見放されたパレスチナ人の絶望は深まるばかりだ。
「ロードマップ」を葬ったシャロンは、ガザからの全面撤退という構想をちらつかせ、イスラエルの人々を安心させようとする。
彼らは戦争と縁を切りたいと願い、占領地と入植地からの撤退に賛同する。
数千人の入植者と100万人以上のパレスチナ人が居住するガザ地区は、占領者にとって常に悪夢となってきた。
シャロンは撤退するつもりはあるのだろうが、ずるずると引き延ばしを続け(2005年以前に撤退が実施されることはないだろう)、ブッシュ大統領から追加の譲歩(大規模な入植地に対するイスラエルの支配権の承認)を引き出そうとする(1)。
この企ては、
【イスラエル連立政権内に軋轢を引き起こした。また、軍の一部からは反対されている。】
彼らが懸念するのは、2000年5月のレバノン南部からの性急な撤退と同じことが繰り返され、ハマスがそうした撤退によって偉大な勝利者として浮上する危険である。
【パレスチナの全勢力がガザの掌握について協議し、ヤシン師がイスラエルの完全撤退と引き換えにガザからの武力攻撃を止める準備があると表明しただけに】
(2)、そうした懸念はなおさら強まっていた。
この複雑な駆け引きは、アリエル・シャロンがハマスの創設者の殺害を命じたことで、いっそう混迷を深めるようになった。
・・
http://www.diplo.jp/articles04/0404-6
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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