対イラク武力行使

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ある「自爆者」の遺書

投稿者: spica_022 投稿日時: 2004/08/09 05:30 投稿番号: [49662 / 118550]
官軍さん、まいどー!

  本の話が続いているので、ちょっとだけ。

  わたしは「座談会」と「本文のドキュメンタリー」の間にあるまえがきとしてのフィクション、ある「自爆者」の遺書がめっちゃ気に入りました。文部科学省の大臣だったら、日本中の小中学校にプリントして配りたい!とまで思った。カカシさんやテトさんにも読んでもらえたらいいのにな。

  ばったままに倣って、エッセンス紹介。


。。。ワシは野菜屋を営む六十六歳の老人である。まだ少し時間があるから遺書を書こうと思う。

  今年の三月二十五日、ワシの家にアメリカの爆弾が落ちてきた。その爆弾で、一家全員が死んだ。ワシの息子夫婦とその子供達、7歳、5歳、生まれたばかりのかわいい孫が死んでしもうた。ワシはたった一晩で、天涯孤独の身になった。

  ワシは死にたかった。ただただ死にたかった。それでも近所のモスクだけは通った。「天の神」と話をすることだけがなぐさめだったからだ。モスクに通う友人達が「王書や、古くから伝わる有名なアラブの詩をワシのために吟じて慰めてくれた。

  そんなある日、モスクで目つきの鋭い中年男に話しかけられた。彼はいった。爆弾を落としたアメリカに復讐する方法があると。ワシは目を開かれた気持ちだった。

  ワシは生きる勇気と喜んで死ぬ目的を見つけた。ワシは喜んで世界のみんながいう「自爆テロ」とやらに志願したのだ。

  アラブの古い格言はいう。
  「人の命は山より重く、あるいは、羽根のように軽い」
  ワシの孫の命は山より重かった。
  だが、今のワシの命は羽根のように軽い。

  明け方、約束の場所へいくと、爆弾を満載されたトラックが用意してあった。男が言う。行く先はバグダッドの「国連事務所」だと。国連はアメリカより卑劣なのだ、戦争が開始された時点で、国連事務総長であるアナンというオトコは責任をとって辞任すべきだったと、男はつづけた。

  ワシは政治のことはよくわからない。
  でも、このオトコの人柄と目は信用できると思った。。。。。

  黒煙が上がる瓦礫の焼け跡で、私(注・橋田氏)は一人の老人とであった。その老人は、カラになったワラのゆりかごを抱きながら、私に向かって「ベイビー、ベイビー、ベイビー(孫が殺された!)」と、たった一つの英語を叫んだ。私に向かって、抗議するように、訴えるように、そういった。

  あの老人は、こんな遺書を書いてほしかったにちがいない。私にはそう思えてならない。

  バグダッドの国連事務所が自爆テロで爆破された際、ニューヨークの国連広報官は「なぜ国連事務所がテロの標的になったのかわからない」と答えている。
  私がささげた一文は、その答になるだろうか?


  ということで、テロリストには「人間の感情がある」という説もあるわけよ、カカシさん。
  まー、この文はフィクションだし、ドラマ仕立てにしすぎかもしれないけど。
  米軍兵士が「ふつーの人」であるように、テロリストも案外「ふつーの人」なのかもしれないわよ。

「テロリストもふつーのおっちゃん」説については、こんな記事もあるわ。

7月15日   JANJAN
普通のオジサンがテロリストになる時
  http://www.janjan.jp/world/0407/0407136786/1.php
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