ご配慮ありがとうございます:ネオさん
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/07/31 00:03 投稿番号: [48205 / 118550]
レスが遅れ、申し訳ありません。
>>
ニュースバリューとしては、
これが万一事実なら、
イラクにおいて 南米型の、
なにがしかの議会+親米独裁者による政権が立ち上がり、
かつそれをホンジュラスでいろいろな「前科」がある
ネグロポンテがサポートするという図式が、あまりに明確によみとれる記事だったので
>>
ここですね。米国に南米のモデルをイラクで採用しようとしている意図があるかどうかは定かではありませんが、主権移譲までの一連の動きを見ていると、僕もそう感じてしまう節はあります。
そもそも暫定政府のメンバー選びで当初、イラク統治評議会を解体し、まったく一新された人選をする意欲を見せていた国連のブラヒミ事務総長特別顧問の思う通りにことが運ばなかったこと。
後のブラヒミの相当な失意具合から察するに、結局米国が人選でかなり影響力を発揮し、ブラヒミの独自の根回しが、裏でことごとくつぶされていた感を受けます。
そして統治評議会とあまり変わり映えのしない暫定政府が立ち上がった。
さらに、暫定政府に主権が移譲された日と同じくして、ネグロポンテが駐イラク大使に着任したこと。
加えて、おそらくアラウィは今、民主的な指導者であることよりもむしろ、強い指導者であろうとし、イラク国民の民意に応えようとしていること。実際、アラウィは、イラクでの反米・反暫定政府の武装勢力の掃討にかなり積極的であり、暫定政府下のイラク人部隊による掃討作戦も、それなりの成功を収めているようです。
なので、ネオさんが今のイラクの体制を南米に重ねようとしたお気持ちも、分かるような気がします。
ただ、アラウィが「新米独裁者」的な役割を本当に純粋に果たせるのかどうかとなると、ムリがあるのではないかと思っています。
アラウィは今、イラクへの部隊派兵などを呼び掛けるため、アラブ諸国を訪問しているようですが、ここでは「米国の傀儡」のようなイメージを払拭できなければ、説得は難しいでしょう。アラウィは米兵に守られながら、アラブ諸国を歴訪しているようなので、傀儡のイメージを本気で払拭したいと思っているのかどうか疑問に感じたりはしますが。
具体的には、仮にアラブ諸国がイラクに部隊を派兵する場合、国連安保理決議1546下の多国籍軍に参加するのかどうかという問題になりますが、軍事行動については指揮系統が明確に米国にある多国籍軍への参加は、アラブ同盟加盟国であるバーレーン、チュニジア、アルジェリアなどの国はかなり躊躇しているようです。
イラク派兵案を提示しているサウジにしても、多国籍軍への参加かそうでない形で行くかということが交渉上の問題となっています。そのため、多国籍軍への参加以外の派兵オプションも視野に入れた交渉を行っているようです。
アラウィ自身も、アラブ諸国のこの辺りの心情を理解しているようで、イラク派兵を急がせるような働き掛けはしておらず、仮にアラブ諸国がイラクに派兵し、軍事的な任務を負う場合、国連職員の警護任務というPKO的で極めて公平・中立な性格の任務に限定させようとしています。
確かに、治安維持や掃討作戦までアラブ諸国の部隊に担わせてしまうと、一方のイラク人の味方となり、それとは反対側のイラク人をやっつけるということが露骨に出てしまう行動に及ぶ恐れもあるため、そうしたことまでアラブ諸国の部隊にさせるべきではない配慮は重要でしょう。
アラウィは、米軍側が望むことをアラブ諸国に押し付けないようにしながら、アラブ諸国にイラク派兵を働き掛けているところを見ると、アラブ諸国とうまくやっていくため、いろいろ苦慮しているとも考えられ、ここでは「米国の傀儡」のような姿勢を見せることは得策ではないことも、アラウィ自身がよく分かっていることだとも思うのです。
僕は、欧米の軍隊がイラクに駐留するよりも、最終的には欧米諸国の軍隊がイラクから撤退し、代わりにアラブ諸国の部隊が駐留し、そのプレゼンスの力を借りながら、イラクを安定化させていくことが一番いいと考えていますが、アラウィがそこまで見越してアラブ諸国を今歴訪しているようであれば、それは評価できることではないかと思っています。
中東の特殊な状況から考えても、アラウィが「親米独裁者」に徹することができるような環境ではないと思うんですよね。なので南米とは事情が違うのではないだろうかというのが僕の印象です。
それでは。
>>
ニュースバリューとしては、
これが万一事実なら、
イラクにおいて 南米型の、
なにがしかの議会+親米独裁者による政権が立ち上がり、
かつそれをホンジュラスでいろいろな「前科」がある
ネグロポンテがサポートするという図式が、あまりに明確によみとれる記事だったので
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ここですね。米国に南米のモデルをイラクで採用しようとしている意図があるかどうかは定かではありませんが、主権移譲までの一連の動きを見ていると、僕もそう感じてしまう節はあります。
そもそも暫定政府のメンバー選びで当初、イラク統治評議会を解体し、まったく一新された人選をする意欲を見せていた国連のブラヒミ事務総長特別顧問の思う通りにことが運ばなかったこと。
後のブラヒミの相当な失意具合から察するに、結局米国が人選でかなり影響力を発揮し、ブラヒミの独自の根回しが、裏でことごとくつぶされていた感を受けます。
そして統治評議会とあまり変わり映えのしない暫定政府が立ち上がった。
さらに、暫定政府に主権が移譲された日と同じくして、ネグロポンテが駐イラク大使に着任したこと。
加えて、おそらくアラウィは今、民主的な指導者であることよりもむしろ、強い指導者であろうとし、イラク国民の民意に応えようとしていること。実際、アラウィは、イラクでの反米・反暫定政府の武装勢力の掃討にかなり積極的であり、暫定政府下のイラク人部隊による掃討作戦も、それなりの成功を収めているようです。
なので、ネオさんが今のイラクの体制を南米に重ねようとしたお気持ちも、分かるような気がします。
ただ、アラウィが「新米独裁者」的な役割を本当に純粋に果たせるのかどうかとなると、ムリがあるのではないかと思っています。
アラウィは今、イラクへの部隊派兵などを呼び掛けるため、アラブ諸国を訪問しているようですが、ここでは「米国の傀儡」のようなイメージを払拭できなければ、説得は難しいでしょう。アラウィは米兵に守られながら、アラブ諸国を歴訪しているようなので、傀儡のイメージを本気で払拭したいと思っているのかどうか疑問に感じたりはしますが。
具体的には、仮にアラブ諸国がイラクに部隊を派兵する場合、国連安保理決議1546下の多国籍軍に参加するのかどうかという問題になりますが、軍事行動については指揮系統が明確に米国にある多国籍軍への参加は、アラブ同盟加盟国であるバーレーン、チュニジア、アルジェリアなどの国はかなり躊躇しているようです。
イラク派兵案を提示しているサウジにしても、多国籍軍への参加かそうでない形で行くかということが交渉上の問題となっています。そのため、多国籍軍への参加以外の派兵オプションも視野に入れた交渉を行っているようです。
アラウィ自身も、アラブ諸国のこの辺りの心情を理解しているようで、イラク派兵を急がせるような働き掛けはしておらず、仮にアラブ諸国がイラクに派兵し、軍事的な任務を負う場合、国連職員の警護任務というPKO的で極めて公平・中立な性格の任務に限定させようとしています。
確かに、治安維持や掃討作戦までアラブ諸国の部隊に担わせてしまうと、一方のイラク人の味方となり、それとは反対側のイラク人をやっつけるということが露骨に出てしまう行動に及ぶ恐れもあるため、そうしたことまでアラブ諸国の部隊にさせるべきではない配慮は重要でしょう。
アラウィは、米軍側が望むことをアラブ諸国に押し付けないようにしながら、アラブ諸国にイラク派兵を働き掛けているところを見ると、アラブ諸国とうまくやっていくため、いろいろ苦慮しているとも考えられ、ここでは「米国の傀儡」のような姿勢を見せることは得策ではないことも、アラウィ自身がよく分かっていることだとも思うのです。
僕は、欧米の軍隊がイラクに駐留するよりも、最終的には欧米諸国の軍隊がイラクから撤退し、代わりにアラブ諸国の部隊が駐留し、そのプレゼンスの力を借りながら、イラクを安定化させていくことが一番いいと考えていますが、アラウィがそこまで見越してアラブ諸国を今歴訪しているようであれば、それは評価できることではないかと思っています。
中東の特殊な状況から考えても、アラウィが「親米独裁者」に徹することができるような環境ではないと思うんですよね。なので南米とは事情が違うのではないだろうかというのが僕の印象です。
それでは。
これは メッセージ 47694 (neo_con_spiracy さん)への返信です.
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