国連改革:zionisatou2さん
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/07/09 15:11 投稿番号: [46432 / 118550]
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何と言ってもカントの本はどれをとっても、日本語訳で見ても読みにくくて、一文が何言ってるのかさっぱりわからないことが多い。
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ハハハ。そうですね。僕もカントの邦訳本は、ホントにどれも読みにくいなぁという印象を持っています。
zionisatou2さんがご確認されたように、カントはどう読んでも世界政府構想には否定的なんですよね。
サン・ピエールが世界政府構想を出してきたとき、それを真っ先に批判したのがジャン・ジャック・ルソーでしたが、カントもサン・ピエールの構想に相当批判的で、サン・ピエールへの批判の上に自身の世界観を打ち立てるという動機に基づき、「永遠平和のために」を書いています。なので、この辺りのカントの動機からしても、カントが世界政府に期待を寄せいているような論調で邦訳されると、「おや?」と首を傾げてしまうわけで。
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どうもサン・ピエールの平和構想の影響を過大視する、岩波文庫の宇都宮芳明の解説に、引きずられたのかもしれません。
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宇都宮氏はサン・ピエールの平和構想の影響を過大視していた方だったのですか?これは初耳です。
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この前少し国連憲章を見てみましたが、もう50年も昔のもので、時代に合わせて全面的に見直した方がいいという印象を持ちました。
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ここで、zionisatou2さんが抱いた印象は、かなり時宜にかなったものだと思います。アナン国連事務総長が昨年9月に創設した「脅威、挑戦、変化に関する高級諮問委員会」が今年の末か来年の初頭に国連改革についての報告書を出してくると言われていますしね。
エトさんとカカシさんの論議の中にも見られた、国連憲章をはじめとする国際法の限界を踏まえ、高級諮問委員会がかなり大胆な案を出してくるという見通しが持たれていますが、国連側がそうした大胆な案を出してきたとき、我々はそれをどう受け止めるのか――ということが問われることになりそうです。
カカシさんに、ビジョンを出してみてはどうかと言ってみた手前、僕が何も言わないというのはフェアではないので、9・11とイラク以降、求められる世界秩序像を、国連改革の視点から今度お話させていただきたいと思います。
今は忙しいので、こんなところで取り急ぎ。
これは メッセージ 46276 (zionisatou2 さん)への返信です.
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