>それは超国家的政治体、シルバーさん
投稿者: zionisatou2 投稿日時: 2004/07/05 22:28 投稿番号: [46114 / 118550]
シルバーさん、こんばんは
面白い問題で、盛り上がるかと思いましたが、あまり言わないみたいなので少し。
>ちなみに、国際社会における法の支配の制度的な進展具合は…、
①ホッブスの無政府的な「自然状態」→②カント的な主権国家の緩やかな連帯を組織化した政治フォーラム(国連)→③主権国家が自国の主権の一部を上位の国際機関に移譲する超国家的政治体(EU)→世界政府の創設による世界連邦(サン・ピエール的理想主義)――という段階で進化すると言われていますね。
これが、今回のイラク攻撃で一番私が興味を持った議論ですね。
世間では悪役にされてしまった所謂ネオコンが、ちょうどこのことを問題にしてますね。
ロバートケーガン
>じつのところ、ヨーロッパの新しい秩序でカントの難問を解決しているのはアメリカである。カントは道義性が通用しないホッブスの世界の恐怖を解決する方法は世界政府の設立しかないと論じた。その一方で、世界政府によって可能になる「永遠平和の状態」が、ホッブス的な国際秩序より人間の自由を抑圧しうるものになりうることを恐れてもいた。世界政府は権力を独占するので「最悪の独裁体制」になりかねないからだ。人間の自由を破壊することなく永久平和を実現するにはどうすればいいのか。・・・だがヨーロッパ的世界では、この難問がアメリカによって解決されている。アメリカが域外から安全保障を提供しているので、EUには安全保障を提供する必要がない。平和を達成する為には軍事力を必要としなかったし、平和に維持にも軍事力を必要としていない。
>ヨーロッパがカント流の永遠平和を実現できるのは、アメリカが万人に対する万人の戦いというホッブス流の世界の掟に従って軍事力を行使し、安全を保障しているときだけである。「ネオコンの論理」
ケーガンの言う理屈も、私はもっともだと思うのです。議論の中身というより、アメリカらしさを感じる。つまりアメリカは、時のイギリスの権力に追われて逃げた新教徒が建国した国という歴史をなんとなく感じさせる気がします。どこか統一的な政府を信用していないところがある。それでいながら、国連を作ったのもアメリカであるわけですが。
もっとアメリカの政治史を、勉強しなければとは思います。
しかしこれは奥が深い議論になりそうで、もうしばらくこの問題をよく考えてみたいと思います。何かあったら教えてください。
これは メッセージ 46089 (silverlining430 さん)への返信です.
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