イラクの部族主義三原点
投稿者: oxnardnokakashi 投稿日時: 2004/06/13 07:46 投稿番号: [43178 / 118550]
部族主義の根本は、忠誠、戦闘心、栄誉だ。
まずこの忠誠心だが、部族は徹底的な忠誠を期待する。その代わりメンバ−は部族からあらゆることで守ってもらうわけだ。だから自分の部族が支持することは事の善悪関係なしに絶対支持だ。強盗、密輸、テロ、なんでも家族ぐるみでやるってのはこういうところからくるんだろうな。
第2にメンバ−が部族のなかで高い位につくためには戦闘によって手柄を立てる必要がある。これによって周りからの尊敬も得られ地位が確立するのだ。部族主義は臆病者を嫌う。だから手職人などは戦士ではなく刀によって生きていないと軽蔑されている。
さて、最後の栄誉/名誉だが、これがかなり複雑。遊牧民の家ではお客がくると羊を一頭ころして大盤振る舞いをするが、布一枚、何十円なんて単位で値切ったりするから不思議。しかし問題は値段ではなくて、自分が相手にごまかされては自分の名誉に傷がつく、彼らは常に自分がごまかす立場でいたいからだ。
それとシ−ク(部族民)は常に自分が何かをしてあげる立場にいることを好む。だが自分から人に何かをやってもらうのを非常にきらう。シ−クは道をひとに聞くのさえ嫌がるくらいだから(笑)。
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と、ここまではブログから適当に私がかいつまんで紹介した。こうして考えて行くと、この間アセアンさんが彼の地元でボランティアのひとががんばって「援助しに来マした!」みたいな態度では絶対地元のひとに受け入れてもらえないとおっしゃていたのに共通する部分がとてもあるように思える。
イラク復興はこういう複雑な部族社会をしっかり理解しないとはじまらないだろうな。
これは メッセージ 43172 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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