イスラム教国-2:urbannet2さん
投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/05/29 10:55 投稿番号: [41461 / 118550]
マレーシアが現状のイスラム教国の中では最もイスラム教と政治、社会体制、
欧米型民主主義を融和させているのではないかな、と考えています。
例えば、
立憲君主国な訳ですが、これはイスラム教とは基本的に関係が無い制度ですし
その君主制もいわゆる現存する9人のサルタン会議の「互選制(ほとんど持ち回り)」
ですから、部族間対立を上手に回避する安全弁の役を担っている訳です。
で、実はマレーシア憲法ではイスラム教を「国教」と明言していないんです。
「国の宗教とする」とは言ってますが、国教にするとは言ってない。
(まぁ、表現のトリックではありますが、タイの憲法でも同じ表現を使っています)
ですから、憲法内で「信教の自由」を保障することが出来る訳です。
更に、この処置は宗教界に対して
イスラム教の元々ある現実的で他者を包含する協議の具体的な文章化である
と説明も十分につく。
(そして政府のしたたかな所はエジプト、トルコと違って宗教界からの圧力で
末端の法律を作るのではなく自らイスラム法を反映した末端法律を
作ってしまう・・僕か見ると
どうでもいい内容(苦笑)、例えば全ての歌手は長髪を禁止するとかですね(笑)
でもこうした一見、どうでもいいようなことが法律に反映されることで
宗教界の面子は十分に保たれますから宗教界と政府の軋轢は全く無いと言っていい訳です。
人種構成の面からする多数派であるマレー人と少数派の華僑系、インドの間にある
大きな経済格差を解消する為に
マレー人の優遇策を採用してますが、これも余りにもその格差が現実大き過ぎるので
肝心の優遇されない側の華僑系、インド系からは大きな非難は出てこない。
それは、既に華僑系インド系が企業や企業グループのオーナーや経営者
であるからで一般社員の採用枠や管理職への登用、昇進に優遇措置
が取られても大勢には余り影響しない。
(マレー人を登用し過ぎると能率が落ちる危険性は、ちょっと無視して・・苦笑)
マレー系が大多数ということは貧困層もどの分母同様に大多数になる訳ですから
政府の取組まなくてはならない課題として貧困対策、地方振興策を掲げています。
(前の投稿でも書いたように地方=貧乏の図式はマレー系、華僑系、
インド系に関係ありませんしね)
例えば(少々、方法に問題はありますが)20以上の職業訓練校を
一気に全国に建設してしまう(いわゆる高専ですね)
・・先生とかどうすんだい?と思いますが(笑)
こうした動きは、基礎労働力の質的向上を狙っています、
つまり部長や社長にはなれないけどライン班長にはなれる(給与が上がる)こと
を念頭に置いている訳です。
以上からもおお分かりのように
イスラム教(イスラム法も含む)は生活する上での規範法
(つまり道徳の役割ですね)として、国家としての基本的な憲法や
法律は「西側各国が採用している民主型概念」を
中心に制度化運用している訳です。
僕がマレーシアが非常にしたたかだと思うのは、こうした方法の説明に対して
何ら矛盾を含まないことなんです。
それは、イスラム教が現実な宗教である為に
(つまり理想というモノが存在しない宗教でもあると思いますが)
その教義に対する解釈も個々に任されている部分が相当大きい訳です。
(聖典の中で、自分の教義に対する判断が後世の学者の間でも分かれるだろう
と書いている宗教はイスラム教位じゃないでしょうか?)
つまり、泥棒を捕まえたら(例え現行犯逮捕でも)自薦他薦の弁護士を付ける
権利があり、黙秘権も認められている
但し、イスラム教徒であるならばアッラーの名の元に速やかに自供し罪を認めよ
と出来る。
で、その刑罰を決定するのは(微罪であるなら、鞭打ちですが、笑)、
訴追された先の司法が受持ちますが優先されのは基本的に欧米型民主法で
あってイスラム法はあくまでも補完的な役割を果たしているに過ぎない。
(イスラム教徒に対しては:お前はイスラム教徒だろ!と言えますし
異教徒外国人に対しては:(ある程度一罰百戒の意味も含めて)
此処はイスラム教国です!と使い分ける、笑)
まぁ、早い話が(ライターさんではないですが)悪いことは悪いでしょ!
という非常に単純な原則を採用しているに過ぎないと言えます。
ですから前にマレーシアは単純な俗世主義とは言えないなあ・・と
書いた理由でもある訳です。
マレーシアが現在、
イスラム諸国会議機構(OIC)の議長国を2006年迄勤めているのは
マハティールさんの政治力だけではないような気がしています。
取敢えず(長くなってスンマセンでした)
欧米型民主主義を融和させているのではないかな、と考えています。
例えば、
立憲君主国な訳ですが、これはイスラム教とは基本的に関係が無い制度ですし
その君主制もいわゆる現存する9人のサルタン会議の「互選制(ほとんど持ち回り)」
ですから、部族間対立を上手に回避する安全弁の役を担っている訳です。
で、実はマレーシア憲法ではイスラム教を「国教」と明言していないんです。
「国の宗教とする」とは言ってますが、国教にするとは言ってない。
(まぁ、表現のトリックではありますが、タイの憲法でも同じ表現を使っています)
ですから、憲法内で「信教の自由」を保障することが出来る訳です。
更に、この処置は宗教界に対して
イスラム教の元々ある現実的で他者を包含する協議の具体的な文章化である
と説明も十分につく。
(そして政府のしたたかな所はエジプト、トルコと違って宗教界からの圧力で
末端の法律を作るのではなく自らイスラム法を反映した末端法律を
作ってしまう・・僕か見ると
どうでもいい内容(苦笑)、例えば全ての歌手は長髪を禁止するとかですね(笑)
でもこうした一見、どうでもいいようなことが法律に反映されることで
宗教界の面子は十分に保たれますから宗教界と政府の軋轢は全く無いと言っていい訳です。
人種構成の面からする多数派であるマレー人と少数派の華僑系、インドの間にある
大きな経済格差を解消する為に
マレー人の優遇策を採用してますが、これも余りにもその格差が現実大き過ぎるので
肝心の優遇されない側の華僑系、インド系からは大きな非難は出てこない。
それは、既に華僑系インド系が企業や企業グループのオーナーや経営者
であるからで一般社員の採用枠や管理職への登用、昇進に優遇措置
が取られても大勢には余り影響しない。
(マレー人を登用し過ぎると能率が落ちる危険性は、ちょっと無視して・・苦笑)
マレー系が大多数ということは貧困層もどの分母同様に大多数になる訳ですから
政府の取組まなくてはならない課題として貧困対策、地方振興策を掲げています。
(前の投稿でも書いたように地方=貧乏の図式はマレー系、華僑系、
インド系に関係ありませんしね)
例えば(少々、方法に問題はありますが)20以上の職業訓練校を
一気に全国に建設してしまう(いわゆる高専ですね)
・・先生とかどうすんだい?と思いますが(笑)
こうした動きは、基礎労働力の質的向上を狙っています、
つまり部長や社長にはなれないけどライン班長にはなれる(給与が上がる)こと
を念頭に置いている訳です。
以上からもおお分かりのように
イスラム教(イスラム法も含む)は生活する上での規範法
(つまり道徳の役割ですね)として、国家としての基本的な憲法や
法律は「西側各国が採用している民主型概念」を
中心に制度化運用している訳です。
僕がマレーシアが非常にしたたかだと思うのは、こうした方法の説明に対して
何ら矛盾を含まないことなんです。
それは、イスラム教が現実な宗教である為に
(つまり理想というモノが存在しない宗教でもあると思いますが)
その教義に対する解釈も個々に任されている部分が相当大きい訳です。
(聖典の中で、自分の教義に対する判断が後世の学者の間でも分かれるだろう
と書いている宗教はイスラム教位じゃないでしょうか?)
つまり、泥棒を捕まえたら(例え現行犯逮捕でも)自薦他薦の弁護士を付ける
権利があり、黙秘権も認められている
但し、イスラム教徒であるならばアッラーの名の元に速やかに自供し罪を認めよ
と出来る。
で、その刑罰を決定するのは(微罪であるなら、鞭打ちですが、笑)、
訴追された先の司法が受持ちますが優先されのは基本的に欧米型民主法で
あってイスラム法はあくまでも補完的な役割を果たしているに過ぎない。
(イスラム教徒に対しては:お前はイスラム教徒だろ!と言えますし
異教徒外国人に対しては:(ある程度一罰百戒の意味も含めて)
此処はイスラム教国です!と使い分ける、笑)
まぁ、早い話が(ライターさんではないですが)悪いことは悪いでしょ!
という非常に単純な原則を採用しているに過ぎないと言えます。
ですから前にマレーシアは単純な俗世主義とは言えないなあ・・と
書いた理由でもある訳です。
マレーシアが現在、
イスラム諸国会議機構(OIC)の議長国を2006年迄勤めているのは
マハティールさんの政治力だけではないような気がしています。
取敢えず(長くなってスンマセンでした)
これは メッセージ 41419 (urbannet2 さん)への返信です.
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