>形容詞
投稿者: urbannet2 投稿日時: 2004/05/16 16:04 投稿番号: [40043 / 118550]
この問題に関しては今回で終了とさせていただきますね。
nobleは名詞としては「貴族」、形容詞としては「高貴な」です。どちらの意味が先に成立したかはフランス語学の専門家に聞かないとわかりません。失礼ですが、素人が勝手な憶測で決めつけるべきではないと思いますよ。
noblesseという語はあくまでも身分をさすのであり、その点では日本語の「華族」とおなじです。勝手に語の意味の範囲を広げるべきではありません。
長い年月の間にしだいにひろがる、ということはありますよ。
しかしそれは年月と、その国の言葉を第一言語とする大勢の人々の力によるのであり、ひとりの外国人が勝手にひろげるべきではありません。
nobleの意味が、さきに名詞ありきで形容詞が派生したにせよ、逆にせよ、それをおこなったのはフランス語を第一話者とする大勢の人々と、年月です。
独身貴族という語について。前にも書いたが、貴族という日本語の名詞は、説明付きなら比喩的にもちいることも可能です。この場合にも「独身」という説明ないし限定がついています。
フランス語のnoblesseは貴族という語より一般的な意味合いが少ないので、独身貴族という語を、noblesseやnobleをつかって仏訳するのは不可能でしょう。
第一、何度も書いたが、noblesse(貴族身分)というものは「貴族身分の人に、権利より義務のほうを多く課す」のであり、独身貴族という語はそれに反して、権利ばかりの人々、というニュアンスがありますから。
obliger(動詞、意味は「義務を課す」。原形不定詞)の直説法現在の変化を記します。
一人称単数(je) oblige
二人称単数(tu) obliges
三人称単数(il) oblige
一人称複数(nous) obligons
二人称複数(vous) obligez
三人称複数(ils) obligent
noblesse obligeのobligeは上記のうち主語が三人称単数の場合に該当します。つまりnoblesseは三人称単数です。英語で言えばitが三人称単数であることを想定すればおわかりかと思います。
天皇制についてはそもそも英国式の立憲君主制をあてはめたことからすべての矛盾が生じています。
関係ないけれどだれか著名な評論家が(左翼ではない)、天皇制の本質は上官天皇と「朕」を同一視させるところにあり、問題は「上官天皇」が「朕」に反逆しろ、と部下に命令することがあり得る点だ、と書いています。そして2:26事件はその矛盾点をあばいて徹底的に追求するべきよい機会だったが、問題が皇道派一部将校のはねっかえりに矮小化され、うやむやにされてしまったのは残念だ、と。
二二六事件のときには皇道派の「上官天皇」が「朕」に反逆しろ、と部下に命令したわけです。
その理由は当時の「朕」が「朕」にふさわしくない、という極右としての皇道派の理屈だったわけですけれども。
ただしさすがに正面きってはいえないので、「君側の奸」のせいだ、ということにしたわけですね。
しかしその結果は、丸山昌男にいわせれば「数人のおじいさんの首をきっただけ」という惨憺たるものだったのですが。
当時直接の実行者とされた皇道派若手将校の親が、
「うちの息子は、上官に、ことを起こすすることが今上のおためであると言われれ、命令されて忠実に従った。息子は、ことを起こすことが今上の大御心にかなうことであると上官に言われて従った。それのどこが逆賊か」
と訴えたそうです。
「上官天皇」の命令が「朕」の命令と矛盾するとこういうことがおきるのだと思います。
この問題もここで終了とさせていただきます。トピズレですので。
では。
nobleは名詞としては「貴族」、形容詞としては「高貴な」です。どちらの意味が先に成立したかはフランス語学の専門家に聞かないとわかりません。失礼ですが、素人が勝手な憶測で決めつけるべきではないと思いますよ。
noblesseという語はあくまでも身分をさすのであり、その点では日本語の「華族」とおなじです。勝手に語の意味の範囲を広げるべきではありません。
長い年月の間にしだいにひろがる、ということはありますよ。
しかしそれは年月と、その国の言葉を第一言語とする大勢の人々の力によるのであり、ひとりの外国人が勝手にひろげるべきではありません。
nobleの意味が、さきに名詞ありきで形容詞が派生したにせよ、逆にせよ、それをおこなったのはフランス語を第一話者とする大勢の人々と、年月です。
独身貴族という語について。前にも書いたが、貴族という日本語の名詞は、説明付きなら比喩的にもちいることも可能です。この場合にも「独身」という説明ないし限定がついています。
フランス語のnoblesseは貴族という語より一般的な意味合いが少ないので、独身貴族という語を、noblesseやnobleをつかって仏訳するのは不可能でしょう。
第一、何度も書いたが、noblesse(貴族身分)というものは「貴族身分の人に、権利より義務のほうを多く課す」のであり、独身貴族という語はそれに反して、権利ばかりの人々、というニュアンスがありますから。
obliger(動詞、意味は「義務を課す」。原形不定詞)の直説法現在の変化を記します。
一人称単数(je) oblige
二人称単数(tu) obliges
三人称単数(il) oblige
一人称複数(nous) obligons
二人称複数(vous) obligez
三人称複数(ils) obligent
noblesse obligeのobligeは上記のうち主語が三人称単数の場合に該当します。つまりnoblesseは三人称単数です。英語で言えばitが三人称単数であることを想定すればおわかりかと思います。
天皇制についてはそもそも英国式の立憲君主制をあてはめたことからすべての矛盾が生じています。
関係ないけれどだれか著名な評論家が(左翼ではない)、天皇制の本質は上官天皇と「朕」を同一視させるところにあり、問題は「上官天皇」が「朕」に反逆しろ、と部下に命令することがあり得る点だ、と書いています。そして2:26事件はその矛盾点をあばいて徹底的に追求するべきよい機会だったが、問題が皇道派一部将校のはねっかえりに矮小化され、うやむやにされてしまったのは残念だ、と。
二二六事件のときには皇道派の「上官天皇」が「朕」に反逆しろ、と部下に命令したわけです。
その理由は当時の「朕」が「朕」にふさわしくない、という極右としての皇道派の理屈だったわけですけれども。
ただしさすがに正面きってはいえないので、「君側の奸」のせいだ、ということにしたわけですね。
しかしその結果は、丸山昌男にいわせれば「数人のおじいさんの首をきっただけ」という惨憺たるものだったのですが。
当時直接の実行者とされた皇道派若手将校の親が、
「うちの息子は、上官に、ことを起こすすることが今上のおためであると言われれ、命令されて忠実に従った。息子は、ことを起こすことが今上の大御心にかなうことであると上官に言われて従った。それのどこが逆賊か」
と訴えたそうです。
「上官天皇」の命令が「朕」の命令と矛盾するとこういうことがおきるのだと思います。
この問題もここで終了とさせていただきます。トピズレですので。
では。
これは メッセージ 39898 (lighter101rethgil さん)への返信です.
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