戦争経済の否定
投稿者: justdroppedinon 投稿日時: 2004/05/14 14:28 投稿番号: [39797 / 118550]
さて、
第二次大戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争と、そしてレーガノミクスの経験則から、戦争がアメリカ経済にプラスになるとの考え方は、戦争肯定派、否定派の両方に受け入れられています。(軍事ケインズ論が、戦争否定派のプロパガンダに使われる典型的な例が、このトピにも出てきた、常葉学園大学の副島隆彦先生の記事です)
この考え方を、まったくの誤解としているのが、ノーベル賞経済学者のJoseph Stiglitzです。
Stiglitzは、イラク戦争がアメリカ経済にマイナスであることを説明しています。
減税が失敗に終わっていることや、イラクの軍事費が、経済効果が出るほど大きくないことを述べ、戦争経済を否定しています。
実際、大戦後アメリカは継続して軍事費のGDPに占める割合を減少させてきています。そして、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争と、軍事費の割合が小さくなるにつれ、その時のGDP伸び率が小さくなってきています。(湾岸戦争後のGDP伸び率はマイナスにさえなった)
Stiglitzはさらにイラク戦争による悪影響をあげ、もはや、戦争によって経済を回復させようなどと信じる人はいない、と断言しています。
Stiglitz自身はイラク戦争に反対する反戦経済学者ですが、経歴や政治スタンスを抜きにしても、その論調は誰もが納得できるものです。
これは メッセージ 39732 (lighter101rethgil さん)への返信です.
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