対イラク武力行使

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>>(横)ファルージャ:gzaさん

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/05/06 14:02 投稿番号: [38949 / 118550]
ご無沙汰しています。

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無抵抗の市民を、たったの2、3週間で、数百人も殺しちゃった、というのは、やっぱ「虐殺」だと思うけどなー。
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僕は、ファルージャでの一般住民の犠牲は、米軍による軍事オペレーションと武装ゲリラの戦い方の双方により生み出されたものだと思っています。

そもそも論になりますが、米国はファルージャであのような強硬手段に出るべきではありませんでした。大通りや小通りが入り組んでいる地形の特徴と、モスクや学校、病院などが隣接する建設物の配置状況を考慮に入れると、部隊行動基準(ROE)や人道法を遵守しながら、いかに慎重に軍事作戦を展開したとしても、間違いなく無実の人々が犠牲になることは明らかであり、その無実の人々の犠牲は、犠牲の大小に関係なく、米国主導の占領統治に対するイラク人の怒りにつながるからです。

「我々につくのか、テロリスト側につくのか」というブッシュの二分法の意味は、「テロリスト側につくのであれば、どうぞご勝手に」と突き放すことであるのなら、何をしてもうまくいかないでしょう。そうではなく、米国は「我々の味方を増やための努力」を怠ってはならず、味方を増やす努力により、アルカイダなどを孤立させるという作戦が、一番効果的なはずなのです。

しかし、あのファルージャでの民間警備員の殺害に煽られ、まんまと米国は強硬手段に乗り出してしまった。そして、結果として、米軍へのイラク人の批判の声を高めてしまった。裏でザルカウィやらが糸を引いていたのかどうかは定かではありませんが、米国がイラク人の味方を減らしたことは、裏を返せば、イラク人が反米武装集団へのシンパシーを高めることにもなり、こうした状況は、アルカイダなどの外国人テロ組織がイラクで活動しやすい環境を醸成します。

ただ、やはり反米武装ゲリラ側もなかなかイラク人の民心をつかめていないようです。

サドル師の茶番劇がいよいよ終幕に向かっているようですが、彼の武装闘争が必ずしもイラク人の大多数の支持を得たものではなかったことの帰結でしょう。

サドル師の場合は、自己の権益拡大の野心が見え隠れしていて、イラクの未来を考えた抵抗運動ではなかったということがバレバレだったからなのでしょうが、ファルージャでの武装ゲリラも、イラク国民全部を巻き込むほどの支持を得ていないようです。

サドル師同様、モスクを武器庫として使用する以外にも、学校や病院を拠点として武装闘争を行ったり、ときには一般人を盾にしながら戦うのだから当然でしょうけれど…。

武装ゲリラ側がこういう戦い方をするので

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救急車を撃つか?!
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という事態になるのは、実は当たり前だったりします。gzaさんに似た地名のガザでも、パレスチナの過激派組織が救急車を移動手段に用いているため、イスラエル軍が救急車を銃撃し、よく非難されています。

ここに至って、僕は、ファルージャでの一般住民の犠牲は、米軍とゲリラの双方に責任があると思っています。

もっとそもそも論を言ってしまえば、イラクで治安業務を担う部隊があまりにも少なすぎる。こういう問題は、"Military density is too thin.(兵隊不足)"と表現されます。15万人程度でイラク全土の治安を守れるわけがない。

パウエルがかねがね口を重ねて警告していたように、最初から米軍部隊を増員し、イラク全土に大規模展開していたら、実際の武器使用に至らずとも、プレゼンスによる抑止効果も期待できたし、国境警備も十全に行われ、外国人テロ組織の流入も防げただろうし、今頃こんな事態にならなかったと思われます。軍事作戦の一般常識も分かっていないラムズフェルドはアホだと思う。
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