映画『ジョンQ〜最後の決断〜』と米医療
投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2004/05/04 21:49 投稿番号: [38757 / 118550]
映画『ジョンQ〜最後の決断〜』と米医療保険
元自衛官の番犬は日本に生まれた幸せを吹聴したくっているが、もちろんその幸せがアジア人の血を糧になされたという自覚はない。朝鮮戦争とベトナム戦争をあげただけでも良いのだが、加えて新植民地主義によるアジア進出企業のアジア人搾取による恩恵を受けて安い衣服などを、「日本人」であるという理由だけで私たちは着られたわけだ。
巨大企業が他の国の労働者を搾取するには、そこの政府が独裁政権である方が良く、労働組合がない方が良く・・・、要するにできるなら、実質的民主主義制度とはほど遠い方が良く・・・、というわけでテロ国家アメリカがイラクでやろうとしていることは、そういう下心の侵略ですから「イラクに民主主義を!」といっても形式だけの民主主義でしょう。
***
アメリカ・グルーピーは幻想としてのアメリカに片思いの恋をしてるだけなので、その実態を見ることに興味はないかもしれない。そんな彼女ら彼らでも、たまたまアメリカ映画を見て、それがたまたま社会問題を扱っていたら、自らの恋の病に不安を覚えることもあるかもしれない。そんな映画の一つに映画『ジョンQ』がある。
米国の医療水準の話で驚くべき体験は私にもある。アメリカの現場で学んできたその整形外科医の技術水準は、休日に担ぎ込まれた救急医の整形外科医の技術とは月とスッポンだった。自信満々の態度は鼻についたが、少なくとも自信のない医者よりは良い(笑)。そういえばテロ国家アメリカは戦争で重症のけが人は沢山発生する。整形外科医が水準をあげるための必要条件を満たしている(笑)。
ドラマ『ER(救急救命室)』は欠かさずに見ているが、その番組での米医療保険制度への批判的切り込みは少ない。しかし映画『ジョンQ』はそれに正面から切り込んだようだ。切れ味は鈍いのかもしれないが、それでも何をしないよりも良いだろう。
その映画を見る時、米国医療保険団体の「HMO」の知識があると映画の見方が違うのだろうが、私にはなかった。要するに、ジョンの息子の心臓の病気をHMO指定の医者は分かっていたが、保険会社からボーナスを受け取りたいため(医療費削減行為による)、必要以上の医療検査も医療行為も何もしなかったということだ。恐るべき市場原理主義!ほとんど未必の故意の殺人罪を容認しているような保険制度だが、なぜか最高裁でお墨付きを得ているという。恐るべきテロ国家アメリカの医療保険!
しかし、それにもかかわらず、日本の医療にもアメリカ並みの保健医療を取り入れようとする“拝金アホ殺人犯勢力”が日本にも確実存在する。
日本はどうなる?!
▼
(筆者注: えーと以下の李啓充氏は「週刊文春」に大リーグのコラムを書いている人です。当然レッドソックスのファンです。ハーバート大学医学部助教授職を捨て・・・ということです。)
李啓充 医師/作家(在ボストン)の注釈
HMO:Health Maintainance Organizationの略で,マネジドケアと総称される医療保険のプロトタイプとなった。被保険者は保険会社が形成する医師・病院のネットワークの中でしか保険給付が受けられず,ネットワーク外での医療はすべて自己負担となる。詳しくは,拙著『市場原理に揺れるアメリカの医療』,『アメリカ医療の光と影』(ともに医学書院刊)を参照されたい。
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元自衛官の番犬は日本に生まれた幸せを吹聴したくっているが、もちろんその幸せがアジア人の血を糧になされたという自覚はない。朝鮮戦争とベトナム戦争をあげただけでも良いのだが、加えて新植民地主義によるアジア進出企業のアジア人搾取による恩恵を受けて安い衣服などを、「日本人」であるという理由だけで私たちは着られたわけだ。
巨大企業が他の国の労働者を搾取するには、そこの政府が独裁政権である方が良く、労働組合がない方が良く・・・、要するにできるなら、実質的民主主義制度とはほど遠い方が良く・・・、というわけでテロ国家アメリカがイラクでやろうとしていることは、そういう下心の侵略ですから「イラクに民主主義を!」といっても形式だけの民主主義でしょう。
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アメリカ・グルーピーは幻想としてのアメリカに片思いの恋をしてるだけなので、その実態を見ることに興味はないかもしれない。そんな彼女ら彼らでも、たまたまアメリカ映画を見て、それがたまたま社会問題を扱っていたら、自らの恋の病に不安を覚えることもあるかもしれない。そんな映画の一つに映画『ジョンQ』がある。
米国の医療水準の話で驚くべき体験は私にもある。アメリカの現場で学んできたその整形外科医の技術水準は、休日に担ぎ込まれた救急医の整形外科医の技術とは月とスッポンだった。自信満々の態度は鼻についたが、少なくとも自信のない医者よりは良い(笑)。そういえばテロ国家アメリカは戦争で重症のけが人は沢山発生する。整形外科医が水準をあげるための必要条件を満たしている(笑)。
ドラマ『ER(救急救命室)』は欠かさずに見ているが、その番組での米医療保険制度への批判的切り込みは少ない。しかし映画『ジョンQ』はそれに正面から切り込んだようだ。切れ味は鈍いのかもしれないが、それでも何をしないよりも良いだろう。
その映画を見る時、米国医療保険団体の「HMO」の知識があると映画の見方が違うのだろうが、私にはなかった。要するに、ジョンの息子の心臓の病気をHMO指定の医者は分かっていたが、保険会社からボーナスを受け取りたいため(医療費削減行為による)、必要以上の医療検査も医療行為も何もしなかったということだ。恐るべき市場原理主義!ほとんど未必の故意の殺人罪を容認しているような保険制度だが、なぜか最高裁でお墨付きを得ているという。恐るべきテロ国家アメリカの医療保険!
しかし、それにもかかわらず、日本の医療にもアメリカ並みの保健医療を取り入れようとする“拝金アホ殺人犯勢力”が日本にも確実存在する。
日本はどうなる?!
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(筆者注: えーと以下の李啓充氏は「週刊文春」に大リーグのコラムを書いている人です。当然レッドソックスのファンです。ハーバート大学医学部助教授職を捨て・・・ということです。)
李啓充 医師/作家(在ボストン)の注釈
HMO:Health Maintainance Organizationの略で,マネジドケアと総称される医療保険のプロトタイプとなった。被保険者は保険会社が形成する医師・病院のネットワークの中でしか保険給付が受けられず,ネットワーク外での医療はすべて自己負担となる。詳しくは,拙著『市場原理に揺れるアメリカの医療』,『アメリカ医療の光と影』(ともに医学書院刊)を参照されたい。
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これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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