対イラク武力行使

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>>シニカル

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/05/02 16:22 投稿番号: [38469 / 118550]
はぁ〜。ゴールデンウィークにならなさそう…。いい天気なのになぁ。

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だが、アメリカ側どうでしょう。自分の意志で決断すればいつでも、占領状態は止められるし、イラク人の米軍への攻撃もなくなります。イラクから完全に手を引いても、本土が荒される心配はまずない。
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外国軍部隊の駐留は必要だし、長期化するだろうとも思います。米国が、ブラヒミ案をもとにイラクでの政治プロセスが進められることと、新国連安保理決議の採択に意欲を示しているので、現在の米英軍の指揮下にある占領軍がより多国籍な形での駐留軍に衣替えすることはあり得ますが、指揮権は米国にあるという実態に変化はないだろうと考えます。

特にイラクのような不安定な地域では、治安維持に必要な装備類などの物資補給は、結局、ヨーロッパ諸国の軍隊でさえ、米国に頼るところが大きいため、米国なくして他の外国軍部隊が駐留し続けることは難しいからです。仮に今後、国連軍のようなものができたとしても、米国なしには治安維持が十分に行えず、米国の撤退とともに国連軍も解体、という事態になるでしょう。

問題は、もし今、米軍を含む外国軍部隊が撤退したら、イラク国内はどうなるのか?ということだと思います。

米軍とイラクの武装勢力の力関係から、「強き側がもっと自重しろ」と言いたくなる心情は理解できます。他方で、イラク国内の各派の軍事的なパワー・バランスの問題はどうすべきか、ということを真剣に考える必要があります。

イラク各派でパワー・バランスが取れていないため、サドル師のような野心家は武力に訴え、ライバルの抑え付けに走るでしょう。パワー・バランスがいびつであるからこそ、イラクが内戦化する可能性も高く、イラク内戦化のシナリオはザルカウィが描いていることでもあり、その混乱にアルカイダなどが便乗しようとしているからこそ、外国人部隊の撤退を安易にできない現状があります。

僕は、サドル師の私兵による抵抗やファルージャでの反米武装闘争は、それに従っている者は純粋に反米なのかもしれませんが、上層部では、反米以外にもイラクでの自己の権益を拡大したいとする野心が必ずあると思います。彼らの野心を見過ごせば、武装闘争を起こせるような十分な武器を持たない一般のイラク人の意思は見殺しでしょうし、サドル師やファルージャが、イラク人の願いを代弁しているわけではないと考えます。

フセインの故郷のティクリットなど、スンニ派の影響が強い地域でさえ、武装闘争を起こさぬよう路線転換している動きがあることなどを考えると、イラク国民全員が米軍撤退を望んでいるとするようなよく見られる報道は、かなりの誇張が入っていると言えます。もっとも、ファルージャで強硬手段に出た米国は、イラク人の怒りを買ったという意味で、ザルカウィの思うつぼだったのではないかと思いますが…。

サドル師の私兵の武装解除をどうするのか?イラクでの非合法な小型武器の氾濫をどう防ぐのか?――治安安定には武装解除を行い、兵士を社会復帰させることが不可欠であり、この任務を遂行するための外国人部隊がどうしても必要でしょう。悪名高いチャラビ(そもそも彼をかつぎ上げたことが米国の大失敗だけれど)も自身の私兵を擁していますが、、イラク統治評議会を解体し、チャラビ外しを実行しようとしているブラヒミを、私兵を使って暗殺しようとしているとの情報もまことしやかにささやかれています。一部の有力者に力が集中しているという状態は、イラクの復興にとって好ましいとは言えないでしょう。

僕がシニカルになるのは、武装ゲリラが病院や学校を拠点にし、ときには民間人を盾にしながら戦うような人道法を逆手に取った非道なやり方も、圧倒的武力を持つ者に対抗するための弱き者の知恵として正当化され、そうした武装ゲリラの戦い方は、強き者の人道法からの逸脱行為を招くという、法規範は結局、戦時では無意味となる悪循環についてですね。
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