RE:サダムフセインの裁き方
投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2004/04/13 10:40 投稿番号: [36495 / 118550]
bluepark788さん、はじめまして。
ご指名(?)に上がりまして光栄です。
>サダムフセインはどこで裁かれるのでしょう?
フセイン大統領を裁く場所は、イラクに臨時に設定する戦犯法廷です。これはイラク暫定評議会の合意によって設置されるものであり、アメリカはオブザーバーや顧問的立場としての参加のみということになっています。しかし、イラク基本法が未だ制定されておらず、憲法も成立していない状態では司法の独立も不可能な状態で、フセイン裁判はイラク主権復活後の一つの目玉とされているので、いまはフセインを拘束したまま、裁判の準備はまったく整っていません。
>その場合、司法取引は可能でしょうか?
つまり、WMDの在り処をしゃべることと引き換えに、死刑だけはまぬがれることを約束する、とか。
司法取引が可能になるかどうかは、どのような裁判制度をイラク政府が導入するかによりますが、イラクの「民主化」を望むアメリカとしてはイラクに司法取引を可能にする裁判制度を推奨する可能性がありますね。この場合は司法取引が可能になりますが、フセインの死刑はなにもブッシュ大統領だけが望んでいるわけではないので、そうした司法取引を行うかどうかは微妙です。
また、司法取引を行ってフセインの命を永らえさせることが、果たして治安上、そしてイラク情勢上プラスに働くかどうかも疑問なところです。フセインが生きている以上、フセイン奪還のための残党勢力のテロが激化する恐れがあります。裁判で司法取引に応じてフセインの生存権が認められた場合、フセインの所在が残党勢力にバレて奪還作戦が展開される恐れがあります。
このようなことも考慮しますと、フセインとの司法取引の実施にはマイナス面の方が多いように感じられます。所感でした。
これは メッセージ 36475 (bluepark788 さん)への返信です.
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