lighterさんへ:テロとレジスタンス2
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/03/17 17:04 投稿番号: [34200 / 118550]
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自決権の行使と言うのがレジスタンスの大義ですが・・・
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これもご指摘の通り。僕の認識としても、イラクでの襲撃事件は「テロ」であって、いわゆる人民の自決権の行使を意味する「レジスタンス」ではないと思います。スンニ派ですら、「もう復興の妨害になることは止めよう」ということで、何度も出てきて恐縮ですが、ティクリットに和解委員会を設置したくらいですから。アルカイダなどの外国人テロ勢力などのそそのかしも加わっているため、単純に反米サボタージュ工作を狙った復興妨害テロなのだと思います。
ただ、イラクの指導者層が、米国の傀儡になるという危惧はあるので、それへの「抵抗」という意味を込めているイラク人もいますね。しかし、イラク暫定憲法の規定を見る限りでは、直接選挙で選ばれたイラク人議員に、大統領と副大統領の罷免権まで付与されるという、かなり強い権限が認められることになるようなので、イラク人の手による国家ということになるのでしょうね、直接選挙さえうまくいけば、最終的には。楽観視しすぎだとのお叱りを受けるかもしれませんが。問題は、イラク人政権ができてからのイラク統治評議会の行く末。僕は、CPAと同様、解体すべきだと思っていますが。
「レジスタンス」と言っているのは、イラク人というよりも、むしろ外で反米ネガティブキャンペーンを展開している人たちではないかな?これはですね…、イラク戦争は国際法上違法→したがって米英は違法な占領軍→向こうが違法である限り、不当な占領統治であって、その不当な占領統治に抵抗する権利をイラク人は持っている―という、国際法学的な筋論を意地でも通そうとしている人たちが、あれは「レジスタンス」なんだから不当な占領統治をしている米英は引き上げてよって言いたいのでしょう。ただ、ここで米国が引き上げたら、バース党の再編による独裁体制の逆戻り、イラクの内戦化、アルカイダなどのテロ組織の拠点化が一気に進むと思いますので、この点は、米国イヤ!って人にもご配慮いただきたいかと。このことは、イラク人自身が一番よく分かっていることであり、だからこそ、米国に協力する人も少なくないわけだし。反米デモもあるけれど、反テロデモだって起きるわけだし。
しかも、国連安保理決議の1483と1511は、武力行使の合法性の問題と復興の問題を切り離した構造になっていて、米英にジュネーブ条約上の占領主体としての法的義務を与えることで米英軍とCPAに統治権限を付与し、復興支援を行う法的地位を与えてしまったわけだから、その意味では、国連決議を根拠とした活動であって、それに対する抵抗をlighterさんの言うような人民の自決権の行使としての「レジスタンス」として説明するのは、かなりムリがあるんだよね。
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今後、イラクは泥沼の内乱と第二アフガンになる恐れが無いでしょうか?
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よく言われるのは、イラクの「ベトナム化」ってやつですよね。僕は、イラクとベトナムは状況が違うから、ベトナム化はあり得ないと思っています。
だって、ベトナムの時は、ゲリラ勢力をソ連などの大国をはじめ、共産圏の諸外国が武器供与などの支援をしていたわけで、そのせいもあり、泥沼化したんだし。イラクでテロを起こすイラク人や、それに加担するアルカイダを支援する大国ってあるのかいな?やはり状況が違う。イラク内のテロ勢力も、アルカイダも今、実際、相当ジリ貧状態ではないか、というのが僕の印象ですね。時間の問題かな。ただ、やはり、イラク復興での米国の読みの甘さは感心できませんけれど。
自決権の行使と言うのがレジスタンスの大義ですが・・・
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これもご指摘の通り。僕の認識としても、イラクでの襲撃事件は「テロ」であって、いわゆる人民の自決権の行使を意味する「レジスタンス」ではないと思います。スンニ派ですら、「もう復興の妨害になることは止めよう」ということで、何度も出てきて恐縮ですが、ティクリットに和解委員会を設置したくらいですから。アルカイダなどの外国人テロ勢力などのそそのかしも加わっているため、単純に反米サボタージュ工作を狙った復興妨害テロなのだと思います。
ただ、イラクの指導者層が、米国の傀儡になるという危惧はあるので、それへの「抵抗」という意味を込めているイラク人もいますね。しかし、イラク暫定憲法の規定を見る限りでは、直接選挙で選ばれたイラク人議員に、大統領と副大統領の罷免権まで付与されるという、かなり強い権限が認められることになるようなので、イラク人の手による国家ということになるのでしょうね、直接選挙さえうまくいけば、最終的には。楽観視しすぎだとのお叱りを受けるかもしれませんが。問題は、イラク人政権ができてからのイラク統治評議会の行く末。僕は、CPAと同様、解体すべきだと思っていますが。
「レジスタンス」と言っているのは、イラク人というよりも、むしろ外で反米ネガティブキャンペーンを展開している人たちではないかな?これはですね…、イラク戦争は国際法上違法→したがって米英は違法な占領軍→向こうが違法である限り、不当な占領統治であって、その不当な占領統治に抵抗する権利をイラク人は持っている―という、国際法学的な筋論を意地でも通そうとしている人たちが、あれは「レジスタンス」なんだから不当な占領統治をしている米英は引き上げてよって言いたいのでしょう。ただ、ここで米国が引き上げたら、バース党の再編による独裁体制の逆戻り、イラクの内戦化、アルカイダなどのテロ組織の拠点化が一気に進むと思いますので、この点は、米国イヤ!って人にもご配慮いただきたいかと。このことは、イラク人自身が一番よく分かっていることであり、だからこそ、米国に協力する人も少なくないわけだし。反米デモもあるけれど、反テロデモだって起きるわけだし。
しかも、国連安保理決議の1483と1511は、武力行使の合法性の問題と復興の問題を切り離した構造になっていて、米英にジュネーブ条約上の占領主体としての法的義務を与えることで米英軍とCPAに統治権限を付与し、復興支援を行う法的地位を与えてしまったわけだから、その意味では、国連決議を根拠とした活動であって、それに対する抵抗をlighterさんの言うような人民の自決権の行使としての「レジスタンス」として説明するのは、かなりムリがあるんだよね。
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今後、イラクは泥沼の内乱と第二アフガンになる恐れが無いでしょうか?
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よく言われるのは、イラクの「ベトナム化」ってやつですよね。僕は、イラクとベトナムは状況が違うから、ベトナム化はあり得ないと思っています。
だって、ベトナムの時は、ゲリラ勢力をソ連などの大国をはじめ、共産圏の諸外国が武器供与などの支援をしていたわけで、そのせいもあり、泥沼化したんだし。イラクでテロを起こすイラク人や、それに加担するアルカイダを支援する大国ってあるのかいな?やはり状況が違う。イラク内のテロ勢力も、アルカイダも今、実際、相当ジリ貧状態ではないか、というのが僕の印象ですね。時間の問題かな。ただ、やはり、イラク復興での米国の読みの甘さは感心できませんけれど。
これは メッセージ 34199 (silverlining430 さん)への返信です.
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