対イラク武力行使

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大統領に望むもの

投稿者: bluepark788 投稿日時: 2004/03/02 07:32 投稿番号: [33298 / 118550]
なにかの新聞記事だったと思うけど、アメリカ大統領は一期目か二期目かでその気持ちが異なることについて読んだ記憶がある。つまり、一期目の大統領にとっては、まず最初の4年は一生懸命仕事をすることで国民の支持を得て、二期目も再選されることを目標とする、しかし再選されてしまえばどういう仕事をしようとも「二期を全うした大統領」というひとつの栄誉が得られ歴史に名を残すことは確定してしまう。よって一期目ほど実際の仕事にはこだわらず、どちらかといえば大統領の任期を全うした後の人生設計について考える、簡単に言えばそういう内容だった。

それがある程度でも事実ならば、アメリカ市民は4年ごとに新しい大統領を選ぶ方がいいわけだが、実際には最初の4年の仕事振りを国民が気に入れば、もう4年やってくれ、ということになる。

一選挙民、一納税市民として私がアメリカ大統領に求めるものは、リーダーシップと最高司令官としての資質の2点のみ。

経済は、誰が大統領になりろうとも、どういう景気対策を立てようとも、それとは関係なく独自の生命を持って勝手に転がっていくと信じているので、最初から経済面での政策能力などは期待しない。その他のissuesについても、ワシントンよりサクラメントの施政の方がより生活に直に密着してくるので、大統領には求めない。

リーダーシップとは、公平かつ冷静な頭脳で優秀な人々を集め、政策執行にあたってそれぞれの部下の能力を最大限に引き出して、最適な選択を冷静かつすばやく決断をする能力。この点において、ブッシュの選択は「強引」で「博打的」で、かつ「配慮」に欠けたものが多かったという印象を強く受ける。

そしてリーダーシップは、世界の大国アメリカとしての「顔」であり「心」を代表する者として、国民が誇れ、恥ずかしくない者。カカシさんが言うように、ケリーになっても反米家や嫌米家は消えないだろうが、その理由は大いに変わる可能性があると思う。

世界一の武力を持つアメリカは、それをあからさまな外交の道具にすべきではないと思う。どうしても使うなら、ぎりぎりまで交渉や調整を繰り返し、誰が見ても仕方ないというところまで理由を積み上げて、できるだけ多くの国の同調を得てからにすべき。

911の後、ブッシュには世界の善の心をまとめ、テロに対して共同で当たることのできる絶好のチャンスがあった。しかしブッシュは力でアフガンに攻め、ビン・ラディンとともにそのチャンスを逃がした。その後はWMDの存在を根拠にイラクに力で攻め入るという博打をし、現在のていたらくを招いている。

私はこういう大統領を自分の住む国の「顔」とか「心」の代表とは決して思われたくない。世界はアメリカ一国では成り立たず、アメリカだけの繁栄というのもありえない。京都議定書にも反対したブッシュには、地球的規模で物を考えるという度量の大きさと知性が決定的に欠けていると思う。世界規模での繁栄こそがアメリカの国益になると考えるべき。

そして   Commandar in Chief   (最高司令官)としての資質に関しては、やはり軍歴が物を言う。アル・ゴアとブッシュの時はどっこいどっこいで決めてはなかったが、ケリーであれば間違いなくブッシュの軍歴に勝っている。戦争をするかしないかの限界ぎりぎりの選択になったとき、実際に戦場で戦ったことのある人間の方が正しい選択をすると思われやすいし、そういう人の選択を軍人も支持しやすく、結果的に戦うことになってもケリーの方が兵士の士気の高揚につながると思う。

まるまる3年ブッシュ政権のやり方を見てきた。リーダーシップ、最高司令官としての資質・能力、両方ともに僕が理想とする大統領のレベルには到底及ばない。ケリーは未知数だけれども、どちらの能力も今のブッシュよりはるかに上になると思う。少なくとも今はそう思わせている。だから替わって欲しいと願うわけ。
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