ケネス・キノネス氏の報告−(1)
投稿者: need2003jp 投稿日時: 2004/02/10 15:05 投稿番号: [31945 / 118550]
またまた出てきた男、ケネス・キノネス氏が、悪の枢軸発言に関することや、今回のリビアの大量破壊兵器の放棄や北朝鮮が第2のリビアとなるのかということに言及している。
<記事全文>
ブッシュ政権は2年前、有名な「悪の枢軸」演説を行った。大統領はイラクとイラン、リビア、北朝鮮を一緒くたにし、米国の安全保障と世界平和にとって、最大の脅威だとのレッテルを貼った。大統領は、専制政権がそれぞれの国家を支配し、大量破壊兵器を開発中か、あるいは開発を完了したと強調した。また、悪の枢軸が、核兵器や国際テロとの拡散を促進したと強調した。
(1)強硬姿勢が奏効?
ブッシュ大統領が、「悪の枢軸」演説をしい以降、多くの変化があった。イラクと独裁者のサダム・フセインはもはや脅威ではなくなった。米国の軍事力はイラクを圧倒し、フセイン大統領を無力化した。
長期間に及ぶ集中的な捜索にもかかわらず、イラク国内で大量破壊兵器は見つかっていない。ブッシュ大統領とパウエル国務長官は、米中央情報局(CIA)の機密情報を利用し、イラクの大量破壊兵器疑惑の規模と危険性を誇張した。
現在は、国連が1995年のまでにイラクの大量破壊兵器は平和的に廃棄したことが明らかになっている。フセインと元大統領と国際テロを結びつける、説得力のある証拠も見つかっていない。
ブッシュ大統領は、過去の演説で「あくの枢軸」同士を結ぶ中核であるパキスタンに言及することを怠った。しかし、パキスタンは、2002年1月の段階で、対テロ戦争でブッシュ大統領の同盟国となっていた。大統領はアフガニスタンにおけるいすらむ原理主義組織タリバンの支配を終結させ、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏を拘束するため、パキスタンの協力が必要だったのだ。
パキスタンは長年にわたり、大量破壊兵器の技術をイランやリビア、北朝鮮に拡大させていた。米国がこの事実を認め、パキスタン政府が核科学者のトップ(カーン博士)を解任したのは、僅か数日前のことだ。
前向きな動きに目を向けると、イランとリビアの脅威は現在、2002年時点と比べるとはるかに小さいように見える。両国はともに大量破壊兵器の開発計画機を中止。国連の核査察機関である国際原子力機関(IAEA)と米英合同の兵器調査チームが、秘密の核・兵器研究施設を査察することも認めた。
イランとリビアは、正当な見返りとして、国際社会が両国に敬意を払うことや、両国が国際機構の一員となることに伴って経済的な利益を受けることを期待している。
ブッシュ大統領とブレア英首相は、(大量破壊兵器を放棄に関する)イラン・リビアの決定について、先を競うようにその成果を誇示した。大統領と首相は、強い言葉による圧力に加え、「先制攻撃」の脅威と軍事力の行使を含む強硬な戦術が、イランとリビアに大量破壊兵器獲得への野望を断念させる結果につながったと共同で発表した。
この主張は正しいかもしれないが、イランとリビアの指導者が(大量破壊兵器放棄の)決定に至った理由について説明する前に、ブッシュ大統領とブレア首相がこうした主張を展開することは乱暴すぎる。
(2)精度低かった情報
「悪の枢軸」は崩壊しつつあるように見える。だが、「悪の枢軸」は本当に存在したのだろうか。それとも、ホワイトハウスによるスピーチライターによる想像の産物に過ぎなかったのだろうか。
(イラクの大量破壊兵器に関する)CIA情報の制度が極めて低かったことを考慮すると、大統領が主張した「枢軸」は恐らく、政治的な願望とちょっとあてにならない情報がもたらした産物だった可能性が高い。言い換えるなら、「枢軸」は現実というよりも、ブッシュ政権の心の中に存在していたのだ。
ブッシュ大統領とブレア首相が、リビアとイランの決定について成果を誇示することも、どちらかと言えば政治的な理由に基づく願望に近い。リビアとイランは、ブッシュ氏が米大統領に就任し、米国がイラクに侵攻するよりはるか以前から、国際社会に対して外交的な和解姿勢を見せてきた。
リビアは15年前に、英国上空で米民間航空機を爆破させたと疑われる男たちを国際法廷に引き渡すなど、長年にわたって国際社会との関係正常化に努めてきた。イランはクリントン前米政権の末期、米国との対話を模索した。だが、ブッシュ政権は、イランを「悪の枢軸」の一角と呼んだ。その結果、イランはIAEAとロシアに活路を求めたのである。
ブッシュ政権の「強硬派」たちは現在、北朝鮮もリビアの例にならうだろうと予測している。強硬派たちは、北朝鮮の金正日総書記が米国の強大な軍事力から政権を守るため、米国の圧力に屈し、リビアと同様、自発的に武装解除することを余儀なくされる
<記事全文>
ブッシュ政権は2年前、有名な「悪の枢軸」演説を行った。大統領はイラクとイラン、リビア、北朝鮮を一緒くたにし、米国の安全保障と世界平和にとって、最大の脅威だとのレッテルを貼った。大統領は、専制政権がそれぞれの国家を支配し、大量破壊兵器を開発中か、あるいは開発を完了したと強調した。また、悪の枢軸が、核兵器や国際テロとの拡散を促進したと強調した。
(1)強硬姿勢が奏効?
ブッシュ大統領が、「悪の枢軸」演説をしい以降、多くの変化があった。イラクと独裁者のサダム・フセインはもはや脅威ではなくなった。米国の軍事力はイラクを圧倒し、フセイン大統領を無力化した。
長期間に及ぶ集中的な捜索にもかかわらず、イラク国内で大量破壊兵器は見つかっていない。ブッシュ大統領とパウエル国務長官は、米中央情報局(CIA)の機密情報を利用し、イラクの大量破壊兵器疑惑の規模と危険性を誇張した。
現在は、国連が1995年のまでにイラクの大量破壊兵器は平和的に廃棄したことが明らかになっている。フセインと元大統領と国際テロを結びつける、説得力のある証拠も見つかっていない。
ブッシュ大統領は、過去の演説で「あくの枢軸」同士を結ぶ中核であるパキスタンに言及することを怠った。しかし、パキスタンは、2002年1月の段階で、対テロ戦争でブッシュ大統領の同盟国となっていた。大統領はアフガニスタンにおけるいすらむ原理主義組織タリバンの支配を終結させ、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏を拘束するため、パキスタンの協力が必要だったのだ。
パキスタンは長年にわたり、大量破壊兵器の技術をイランやリビア、北朝鮮に拡大させていた。米国がこの事実を認め、パキスタン政府が核科学者のトップ(カーン博士)を解任したのは、僅か数日前のことだ。
前向きな動きに目を向けると、イランとリビアの脅威は現在、2002年時点と比べるとはるかに小さいように見える。両国はともに大量破壊兵器の開発計画機を中止。国連の核査察機関である国際原子力機関(IAEA)と米英合同の兵器調査チームが、秘密の核・兵器研究施設を査察することも認めた。
イランとリビアは、正当な見返りとして、国際社会が両国に敬意を払うことや、両国が国際機構の一員となることに伴って経済的な利益を受けることを期待している。
ブッシュ大統領とブレア英首相は、(大量破壊兵器を放棄に関する)イラン・リビアの決定について、先を競うようにその成果を誇示した。大統領と首相は、強い言葉による圧力に加え、「先制攻撃」の脅威と軍事力の行使を含む強硬な戦術が、イランとリビアに大量破壊兵器獲得への野望を断念させる結果につながったと共同で発表した。
この主張は正しいかもしれないが、イランとリビアの指導者が(大量破壊兵器放棄の)決定に至った理由について説明する前に、ブッシュ大統領とブレア首相がこうした主張を展開することは乱暴すぎる。
(2)精度低かった情報
「悪の枢軸」は崩壊しつつあるように見える。だが、「悪の枢軸」は本当に存在したのだろうか。それとも、ホワイトハウスによるスピーチライターによる想像の産物に過ぎなかったのだろうか。
(イラクの大量破壊兵器に関する)CIA情報の制度が極めて低かったことを考慮すると、大統領が主張した「枢軸」は恐らく、政治的な願望とちょっとあてにならない情報がもたらした産物だった可能性が高い。言い換えるなら、「枢軸」は現実というよりも、ブッシュ政権の心の中に存在していたのだ。
ブッシュ大統領とブレア首相が、リビアとイランの決定について成果を誇示することも、どちらかと言えば政治的な理由に基づく願望に近い。リビアとイランは、ブッシュ氏が米大統領に就任し、米国がイラクに侵攻するよりはるか以前から、国際社会に対して外交的な和解姿勢を見せてきた。
リビアは15年前に、英国上空で米民間航空機を爆破させたと疑われる男たちを国際法廷に引き渡すなど、長年にわたって国際社会との関係正常化に努めてきた。イランはクリントン前米政権の末期、米国との対話を模索した。だが、ブッシュ政権は、イランを「悪の枢軸」の一角と呼んだ。その結果、イランはIAEAとロシアに活路を求めたのである。
ブッシュ政権の「強硬派」たちは現在、北朝鮮もリビアの例にならうだろうと予測している。強硬派たちは、北朝鮮の金正日総書記が米国の強大な軍事力から政権を守るため、米国の圧力に屈し、リビアと同様、自発的に武装解除することを余儀なくされる
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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