解剖・アメリカ帝国〜リバタリアン〜(2)
投稿者: need2003jp 投稿日時: 2004/01/30 16:51 投稿番号: [31300 / 118550]
さて、りバタリアニズムという思想について、リバタリアン系のシンクタンクである、ケイトー研究所のデービッド・ボウツ副所長が、りバタリアニズムについて、いろいろと説明してくれている。
そもそも、りバタリアニズムは、自由と小さな政府の思想で、自分の人生に関わることは、自分で決めるべきだという考えに依拠している。現状は、政府があまり個人に持つべき権利と責任を奪い取っている。
イラク戦争についても、非常にシビアな見方を取る。イラク戦争へのアメリカ国内の各派の分類は、次のとおりである。
戦争賛成派=ネオコン(新保守)、キリスト教右派、新リベラル
戦争反対派=伝統的保守、リバタリアン、旧リベラル
この分類は、あまりにアバウトなので、細かいところはアメリカに住んでいる人が、修正してくれるだろうが、いずれにせよリバタリアンは、戦争に対しては、自由を守ろうとするものではなく、国家権力の歪な肥大化につながるというスタンスを取る。戦争は、社会全体を軍事体制化し、自由を脅かし、増税をもたらす意味で危険だという。
ただし、自由の基礎が安全であるという概念からか、対テロに対しては反対していない。だからといって、イラク戦争は切迫した危険ではないとして、戦争そのものに対する批判的だ。
リバタリアンから見ると、ブッシュ政権は、ある種の歪さを感じている。減税をしたのはいいとして、政府の放漫財政はひどく、そのツケは市民が払わなければならない。更に、愛国法で市民のプライバシーや自由を侵害し、レーガン時代のような小さな政府を求めていく伝統的な保守主義を放棄している。巨大軍事国家は、小さな政府と相容れないという考え方だ。
で、日本でも、よく右とか左という思想があるが、このリバタリアンはどっちつかずの曖昧な思想らしい。1960年代に、左右の様々な運動が合流した。反戦、同性愛、女性解放・・・資本主義とその基礎である私有財産を徹底的に擁護するという意味では、右翼的かもしれない。信教、言論、個人の生活スタイルについて、自由を主張する点では左翼的スタンスを取る。
いずれにせよ、りバタリアニズムは、多くの面から見て、米国独立革命の復活だといわれているが・・・どうなのだろうか?
これは メッセージ 31299 (need2003jp さん)への返信です.
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