対イラク武力行使

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汚れた弾丸−(1)

投稿者: need2003jp 投稿日時: 2003/11/17 14:21 投稿番号: [27684 / 118550]
  この話は、講談社の発行している少年マ○ジンにあったのを、別のトピの人が教えてくれたので、購入して、自分なりに再編成を行ったものである。物語は、私(漫画家・三枝義浩)が、「劣化ウラン弾」を追う、フォトジャーナリスト森住卓氏とのインタビューを漫画化したものである。

  2003年6月、私はスタッフと共に、劣化ウラン弾のことを知りたくて、あるフォトジャーナリストの所を訪れた。
  彼の名は、森住卓―1951年生まれ、旧ソ連の核実験場を取材した「セミパラチンスク」で、日本ジャーナリスト会議特別賞を受賞した方で、98年からイラク取材をしている。
  私たちと森住さんは、互いに簡単な自己紹介した後、スタッフの1人が本題に切り出した。
  「森住さんは、イラクに何度も足を運ばれているそうですが、取材の原動力は何ですか?」
  「ん・・・怒りだね」
  私達と向かい合うように座った森住さんは、目を閉じて腕を組んだ。
  「怒り!?」
  私の言葉に、森住さんは頷いた。
  「アメリカに対する怒り。ブッシュに対する怒り。虫けらみたいに、人が殺されていく怒りかな・・・今回アメリカは、市外地でも劣化ウラン弾を使った。こいつは、とんでもないことになるよ」
  腕を組んだまま、外の景色を見やる森住さんに、私は訊ねた。
  「実は、その兵器について、詳しく教えて欲しいのです。劣化ウラン弾とは、何ですか?」
  森住さんは、冷たい眼差しで、私たちを見やった。
  「緩慢な大量殺人兵器。一度使えば、永遠に続く殺人兵器・・・」
  「永遠に!?」
  私は、驚きに言葉を失った。
  「あの放射性兵器のために、湾岸戦争が何年も経過した今でも、子どもたちのガンや白血病の原因になっているんだよ。私がイラクの取材を始めたのは98年。伊藤政子さんという女性から、劣化ウラン弾の被害について聞かされたのがきっかけだった」
  これから語られる物語は、森住氏の春先から行われた、イラクに渡る数度の取材をもとに再構成したものである。(続く)
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