ジレンマを抱え・・・
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2003/11/02 13:49 投稿番号: [27488 / 118550]
カカシさん。どうもです。
>ところでクエートの大使に合えるなんてどういうお仕事をなさっているのですか?
↑は個人情報と関係してくるので詳しくは書けませんが、一応ジャーナリストをしています。
こういう職柄であるせいか、イラクへの武力行使に対する自身の見解を定めるのに大きなジレンマを抱えながら、今も迷いながら手探りでなんとか正しいものを見極めていこうともがいている最中です。
ジレンマの最たるものは、「新戦争論」の著者、メアリー・カルドーも言っていることですが「サダム・フセインの味方となることなくイラク戦争に反対することは可能だろうか?」ということです。
日本でも反戦運動は大いに盛り上がりました。が、一方でフセイン政権が行ってきた虐殺や人権侵害、1988年に生物・化学兵器の使用によりクルド人5000人の命を奪った「ハラブジャの悲劇」に対して、今回のイラク戦争に反対する運動と同様の怒りの声を僕たちはあげてこれたのだろうかという懸念が常に引っ掛かり、日本で盛り上がった反戦運動の偽善さに、どうにも納得がいきませんでした。
僕はイラクにもちょくちょく行きましたが、戦争前にあるクルド人に「やはり戦争は絶対ダメだと思うんだ」と率直に述べたら、「何も知らないくせに分かった風な口を聞くな!」とものすごい剣幕で怒られました。毎日新聞で働いている記者も同様の体験をしたらしく、そんなクルド人の声を紹介する記事を以前掲載し、発表していましたが…。
バグダッドにも行きました。戦争後ですが。治安は良くありません。最悪です。一方で復興の面では成果が出ているようでした。5月に行ったときは、停電がひどく、泊まったホテルはそれこそ20分に一度は電力が落ち、真っ暗になっていましが、9月に再度訪問したときは、停電の問題はかなり解決され、長時間の電力維持ができるようになっていました。街中に落ちていたごみが凄まじかったので気になっていたのですが、ごみの回収などの行政サービスも行われるようになっていました。些細なことですが進展はあるようです。
そうした進展は、日本の大手のメディアは伝えないようです。日本人の情報の受けて側の未熟さも気になります。たとえばギャラップ社の世論調査を「米軍が行った」と認識していた人がいましたが、ギャラップ社は民間組織です。こういう基本的な部分の確認さえしないのです。各種メディアもギャラップの調査は相対的に信頼性の高い情報ソースとして扱っています。確か共同通信が紹介していたと思うのですが。ギャラップの調査に全信頼を置けとは言いませんが、フセイン政権の崩壊を歓迎するイラク国民が多くいることは僕が実感した限りでも確かだと思うのです。それから、チョムスキーの胡散臭い政治的発言よりも、カカシさんのような保守の立場の人が伝える情報の方が正しいことも多いため、保守の言説にもしっかり耳を傾けておく必要性を感じています。日本でも北朝鮮の拉致問題が明確な事実として証明されることで、左派やリベラルの言説に対する疑念が高まっているのではないでしょうか?
一方で、「イラクの内政、抑圧的な体制、人権圧制の証拠はワシントンととの関係を妨げるものではない」との親書をイラクに送り、イラクとの蜜月関係を築いた米国の、そうした過去を一切顧みないあまりにも割り切ったプラグマティズムも疑問です。イラクの民主化を今叫ぶのなら、なぜもっと昔からフセイン体制の抑圧的な体質を糾弾する世論を盛り上げてこなかったのでしょうか?
>ところでクエートの大使に合えるなんてどういうお仕事をなさっているのですか?
↑は個人情報と関係してくるので詳しくは書けませんが、一応ジャーナリストをしています。
こういう職柄であるせいか、イラクへの武力行使に対する自身の見解を定めるのに大きなジレンマを抱えながら、今も迷いながら手探りでなんとか正しいものを見極めていこうともがいている最中です。
ジレンマの最たるものは、「新戦争論」の著者、メアリー・カルドーも言っていることですが「サダム・フセインの味方となることなくイラク戦争に反対することは可能だろうか?」ということです。
日本でも反戦運動は大いに盛り上がりました。が、一方でフセイン政権が行ってきた虐殺や人権侵害、1988年に生物・化学兵器の使用によりクルド人5000人の命を奪った「ハラブジャの悲劇」に対して、今回のイラク戦争に反対する運動と同様の怒りの声を僕たちはあげてこれたのだろうかという懸念が常に引っ掛かり、日本で盛り上がった反戦運動の偽善さに、どうにも納得がいきませんでした。
僕はイラクにもちょくちょく行きましたが、戦争前にあるクルド人に「やはり戦争は絶対ダメだと思うんだ」と率直に述べたら、「何も知らないくせに分かった風な口を聞くな!」とものすごい剣幕で怒られました。毎日新聞で働いている記者も同様の体験をしたらしく、そんなクルド人の声を紹介する記事を以前掲載し、発表していましたが…。
バグダッドにも行きました。戦争後ですが。治安は良くありません。最悪です。一方で復興の面では成果が出ているようでした。5月に行ったときは、停電がひどく、泊まったホテルはそれこそ20分に一度は電力が落ち、真っ暗になっていましが、9月に再度訪問したときは、停電の問題はかなり解決され、長時間の電力維持ができるようになっていました。街中に落ちていたごみが凄まじかったので気になっていたのですが、ごみの回収などの行政サービスも行われるようになっていました。些細なことですが進展はあるようです。
そうした進展は、日本の大手のメディアは伝えないようです。日本人の情報の受けて側の未熟さも気になります。たとえばギャラップ社の世論調査を「米軍が行った」と認識していた人がいましたが、ギャラップ社は民間組織です。こういう基本的な部分の確認さえしないのです。各種メディアもギャラップの調査は相対的に信頼性の高い情報ソースとして扱っています。確か共同通信が紹介していたと思うのですが。ギャラップの調査に全信頼を置けとは言いませんが、フセイン政権の崩壊を歓迎するイラク国民が多くいることは僕が実感した限りでも確かだと思うのです。それから、チョムスキーの胡散臭い政治的発言よりも、カカシさんのような保守の立場の人が伝える情報の方が正しいことも多いため、保守の言説にもしっかり耳を傾けておく必要性を感じています。日本でも北朝鮮の拉致問題が明確な事実として証明されることで、左派やリベラルの言説に対する疑念が高まっているのではないでしょうか?
一方で、「イラクの内政、抑圧的な体制、人権圧制の証拠はワシントンととの関係を妨げるものではない」との親書をイラクに送り、イラクとの蜜月関係を築いた米国の、そうした過去を一切顧みないあまりにも割り切ったプラグマティズムも疑問です。イラクの民主化を今叫ぶのなら、なぜもっと昔からフセイン体制の抑圧的な体質を糾弾する世論を盛り上げてこなかったのでしょうか?
これは メッセージ 27478 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/27488.html