少し、私見を。
投稿者: eldragon88 投稿日時: 2003/08/30 15:17 投稿番号: [26981 / 118550]
では、少し。
北朝鮮の核問題は、一方で、日本のミサイル防衛というアメリカにとっては大きな
ビジネスの可能性を生んでいる。見積もりだと1兆円を超す規模になるとか。
そういえば、昔、防衛費の1%枠というのが大きな政治的問題になった時期があった
が、今やそんな自主規制の概念などノスタルジーにさえなりつつある。
北朝鮮が「核武装するぞ!」と脅せば脅すほど、日本の防衛予算は跳ね上がるという
構図になる。そして、もちろんその利権はアメリカが握っているのだ。親米派の利権
政治家たちもその甘い汁に群がるのだが・・。
何だか、お金を払って泥棒をけしかけておいて、その一方で防犯設備の売り込みをする悪徳業者のような雰囲気さえある。
北朝鮮の脅威を取り除いて、アメリカにどれほどの利益があるのかを考えると、
どうも日本は悪徳業者の格好の得意先でしかないようだ。
6カ国協議は、その詐欺の手口が悟られないようにプロモーションされた、単なる
セレモニーのようなものかもしれない。協議の中身がそれを物語っている。
協議によって決まったことは、「これからも協議を継続していく」ということだけ。
問題解決のための具体的な障害が何であるのかとか、目標をどう共有するのかとか、
その片鱗でも見せてくれるのなら、まだしも。
明らかにアメリカは北朝鮮を煽っているだけのように見える。問題解決しようという本気の気配が全く伝わってこない。
つまり、北朝鮮の脅威をうまく維持していくことが、アメリカの政治戦略なのだ。
犯罪者を泳がせておいて、警察権力を強化させる。これはまさにアメリカのお家芸。
日本はこの1年、拉致被害者を帰国させてのちの戦略のなさを露呈するだけで、
政治的に主体的な解決能力のなさを内外に示してしまった。政治は調整局面も重要
だが、最終的には「決断力」がものを言う。日本の政治にはこの決断力が、絶望的
なほど欠落している。ずっと調整し続けて、最後には誰か(アメリカ)の決断に
従うという姿勢を、もう飽きるほど見せられた。
これは メッセージ 26980 (need2003jp さん)への返信です.
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