対イラク武力行使

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「アメリカの良心」という幻想(改訂版)

投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2003/05/09 06:15 投稿番号: [26255 / 118550]
この掲示板でもよく登場してくる米国の神話がある。「アメリカの良心」というやつだ。今はネオコンとかいう強硬派が勝っているが、そのうち「アメリカの良心」が力を得て、ひっくり返すに違いない。現在のところ、その役を担っているのが、コリン・パウエル国務長官だ。これは真実だろうか。

戦後日本では、民主の国米国、自由の国米国、世界一裕福な国米国とさまざまな幻想がふりまかれて、多くの日本人がそれを信用して神様のように崇めてきた。しかし、少なくとも俺にとって、何回かの米国滞在経験、今回のイラク武力行使でそのほとんどが吹き飛んだ。フランスは米国がどのような国であるかを俺たちに知る機会を与えてくれた。そして最後に残ったのが「アメリカの良心」というやつだ。

米国は毎年といっていいほど戦争をしている(というよりは、一方的に爆弾を落としてきていると表現した方が適切だが・・・)。しかし、実際問題として戦争というのは休む間もなくできるものでもない。破壊する道具だけを作り続けていれば国が疲弊し、「坊主だけじゃ国は成り立たない」という状況になる。そこで「アメリカの良心」が登場する。あれほど翼賛体制的な報道をしていたマスメディアが何かの拍子に、「国務省と国防総省」「ラムズフェルドとパウエル」とかの対立を騒ぎ立てる。おかしいと思わないか。また、「ネオコン」とかいうとんでもない連中がいて、今回の戦争に駆り立てたという報道をする。おかしいと思わないか。たかだか、ほんの一部の考えで国の方針が変わっちゃうというのか。

答えはこうだ。日本ならヤクザ、米国ならマフィアを思い出すといい。脅し役と宥め役が手を携え、標的にした相手を脅してはすかし、すかしては脅して欲しいものを手に入れる。それでダメなら殺し屋というわけだ。今回は脅し役がラムズフェルド、宥め役がパウエルだ。本当の黒幕は表に出てこない。俺にはそれがどんな連中かまだ分からない。しかし、この構図だけは間違いないと考えている。ネオコンの理論家なんて大した奴らじゃない。ただ、自分の理屈が日の目を見て有頂天になっているだけだ。グローバリズムの唱道者を思い出すといい。あの連中はどこに行ったんだ。そんなによければ、自国の経済も全部自由化しちゃえばよかったのにね。問題は、自分たちに都合の良い理屈を見つけ出してきては、うまくそれを利用する連中だ。

宥め役のパウエルさんは、どんな良心の持ち主なんだろうか。興味深い企業がある。すでにご存じの方もいるだろう。カーライル社(Carlyle Group)だ。日本にも進出している。彼はカーライル社と結び付きがあるようだ。興味がある方は、Googleなんかの検索エンジンで「カーライル・グループ」、英語なら「"Carlyle Group" "Colin Powell"」で検索してみるといい(残念だが日本語サイトはまだ情報が少ない)。面白いことが一杯出てくるはずだ。どう考えるかは、皆さんの判断にお任せしよう。最後の砦「アメリカの良心」くらい残しておきたい気もする。この砦がなくなったら、米国は軍事力だけのほんとに惨めな大国だ。米国民でさえ愛想をつかす日も近いような気がする。ブッシュやラムズフェルドのあの田舎者のコメントを思い出すといい。あの程度で仕方がないか国内しか向いていないんだから。あんな田舎者が国民を騙し続けるには、強いところを見せ、世界のどっかから所場代を稼いできて、おこぼれを国民に与えるしか方法がないだろう。もう国内だけじゃ与えるものもないだろうから。
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