対イラク武力行使

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帝国やらローマやらでは産経も

投稿者: this_dark_century 投稿日時: 2003/04/11 20:59 投稿番号: [24168 / 118550]
しなっとこういうことを書いていたな。
「おごれるローマの衰退も歴史が示す教訓である」なんて
アメリカにとってなかなか耳が痛い言葉ではないか。

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http://www.sankei.co.jp/news/column.htm

バグダッドが陥落し、フセイン政権は崩壊した。まだ戦闘はつづいているが、酷暑の熱砂を進撃した米英の兵士たちの労苦をねぎらいたい。そして米英とイラク双方の、戦死した勇敢な若者と民間の犠牲者に心から哀悼をささげよう。

  ▼イラクの戦後復興と統治をめぐって、早くも各国の思惑と駆け引きが始まっている。実際に血を流した米国の存在ぬきの軍政や統治機関の構想は現実的ではない。しかしここは米国も腰を落とし、歴史の教訓をひもといてみてはどうだろう。それは無駄なことではないはずだ。

  ▼古代ローマ帝国の興亡は戦争の明け暮れの歴史に等しいが、二十一世紀の現代人にも多くのメッセージを送っている。作家・塩野七生さん畢生(ひっせい)の大作『ローマ人の物語』(新潮社)はなお刊行中だが、パクス・ロマーナ(ローマの平和)と呼ばれる時間はどのようにして作られたか。

  ▼ローマ人には宗教的狂信の傾向がなかった。他の民族の宗教を認め、他の民族の存立を認めた。敗者に対してもきわめて寛容で、ローマに住むことやローマの市民権を取ることさえ許した。異民族の文化や伝統や生き方を許容したというのである。

  ▼あれほど高度な文化を築いたギリシャがなぜ衰退し、ローマがなぜ興隆をつづけたか、その秘密はかかって“寛容”にあったと塩野さんは指摘する。勝者にあって心がひろいことは大切なのだ。パクス・アメリカーナ(アメリカの平和)にも示唆を与えているだろう。

  ▼しかし世界史上未曾有の大帝国を築いたローマですら滅亡した。“パンとサーカス”の退廃と税収の枯渇が異民族の侵入を許した。同時代人でローマの没落を予想したものがいたろうか。おごれるローマの衰退も歴史が示す教訓である。
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