テロに勝る戦略とは?
投稿者: zaki0155 投稿日時: 2003/03/29 11:30 投稿番号: [16197 / 118550]
国際的なテロにたいして、従来の国家間の枠を越えた対応が必要だという考え方があります。「人間の安全保障」と言う考え方です。この考え方を日本外交の国家戦略として進めています。これは小渕首相の時代に決められたものです。これはあまり議論されていませんが、非常に示唆に富んだ戦略です。皆さんも一度チェックしてみてください。特に第2章が重要です。
人間の安全保障委員会最終報告書
http://www.humansecurity-chs.org/doc/j-reportoutline.html第2章「紛争下の人々の保護」では、
「人間の安全保障」の視点から見ると、紛争やテロは人々の生存を危うくするのみではない。それらは人々の経済的生活基盤やコミュニティまでも破壊し、その国や地域の発展に大きな負の影響を与える。従来の「国家の安全保障」のみでは必ずしもこのような現象に対処しきれない。」と。
よって、今回の小泉首相のアメリカ支持という考え方は、従来の国家観への逆戻りであり、日本の目指すべき戦略を無視した動きです。また、9.11以降のアメリカの安全保障戦略(ブッシュ・ドクトリン)の予防的先制攻撃ではテロを根絶できないはずです。逆に紛争はテロを助長するものです。目に見えない国際テロとの戦いには国際協調が絶対必要です。それ自体を無視したアメリカは、例えイラクに勝っても、テロには勝利しないと思います。
今回の戦争で一番利益を受けるのは誰か?それはテロリストです。彼等の目的は政治的不安定と国際的分断による政治的目標の実現です。テロリスト達は毎日テレビで今回の戦争を観戦しながら、ほくそ笑んでいることでしょう。
20世紀は戦争の世紀と言われましたが、同じ過ちを人類は繰り返すのか、それとももう少し賢くなるのか岐路に立たされていると思いませんか。
今回の戦争を反面教師として、世界的規模で人類が賢くなればと期待しています。
これは メッセージ 16183 (kami_kami_2003 さん)への返信です.
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