対イラク武力行使

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

国連決議は自己証明を求めた

投稿者: midnightkid8 投稿日時: 2003/03/25 11:33 投稿番号: [13052 / 118550]
皆さんのイラク査察の議論に大変に不思議な部分があるので書かせていただきます。

国連決議はイラクの大量破壊兵器の廃棄査察の受け入れを求める際に、イラクには自己証明を求めています。
これは何かというと、イラクが自分で廃棄したというのなら廃棄したことを文書で証明せよというものです。

「書類など、いくらでも捏造できるのだからそんなことをさせても意味は無い」と思われるかもしれませんが、査察のプロにかかるとこれがチェックできるのです。

大量破壊兵器の所有が危険なのは、キチンと管理する能力を持つ国でなければ世界が危険に晒されるからです。兵器の在庫状況や在庫数がキチンと把握できないようなルーズな国があったとすると、危険極まりない兵器が盗まれたり、横流しされたりする危険があるばかりか、そもそも正当な命令によらず引き金が引かれてしまいかねません。
「核(に代表される大量破壊兵器)のボタン」は厳密にコントロールされなければなりません。これをコントロールできない国は大量破壊兵器は所有する資格なし、というのが核拡散防止条約です。もちろんイラクも批准した条約です。

この自己証明を言を左右して逃げ回ったのがこの数ヶ月にわたるイラクの態度です。「ご自由に国内を見て回ってくれて構いませんよ」は国連決議の十分な履行ではないのです。「ほら、ちゃんと廃棄しましたよ。これがその証明です。この証明の裏を取りたいのなら何なりと質問してください。答えますから」という態度を求めたわけです。上に書いた「査察のプロにかかるとこれがチェックできるのです」というのは、この質問のツボを心得ているのが査察官だからなのです。捏造したデータはこの質問をすることで齟齬が発生するのです。

過去数ヶ月に渡りイラクが取った態度は、自己証明を出し渋り、あるいは記録がないととぼけ、挙句に所有していると言うのなら証拠を見せてみろと開き直りさえしたのです。
これが、全く書類提出に応じなかったのなら、ブリスク委員長も国連安保理事会決議を履行していないと断言できたのでしょうが、証拠提示らしきものを小出しにすることで査察団に一縷の希望をもたせ、査察期間延長という答申を引き出したというのが現実の姿だと思います。

自己証明がをしない、あるいは自己証明が出来ないくらいに管理が甘いとなると、大量破壊兵器を隠し持っている、あるいは(非常に好意的に解釈しても)イラク政府が知らないうちに兵器が行方不明になっていると判断するのが査察のコンセプトです。

証明できなければクロと判断される、それが大量破壊兵器を手にする、あるいは手にした者の責務。これは決して無理な主張ではないと思います。
イラクはこの点において国連と人類をコケにしたと呼ばれても仕方ないと考えます。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)