今一度、ジミー・カーターの言葉を
投稿者: battamother 投稿日時: 2009/04/30 23:08 投稿番号: [117902 / 118550]
ジミー・カーターの著書「カーターパレスチナを語るーアパルトヘイトではなく平和を」。この本は、ブッシュ政権の頃に書かれたものであるから、オバマ政権に移行した今、解決への可能性の道はより現実味を帯びてくるかも知れない。
以下は、以前一部をこのトピでも紹介したが、今回は更に詳しい内容になっている。実は、これは岡真理女史に転送してもらう為に先日夜なべして入力したものだ。しかし、彼女のメルアドを遂に知ることもなく終わったため、これは陽の目を見ることはなくなった。折角の折りなので、こちらに投稿しておこう。
『カーター・パレスチナを語る−アパルトヘイトではなく平和を』
1979年にイスラエルとエジプトの和平条約が結ばれて以降、多く血が無駄に流され、イスラエルとその周辺の人々の間の再三にわたる和平交渉の努力も実らずに終わっている。アラブ側から批判もあるが、この条約は、外交解決によって太古にさかのぼる敵対関係に恒久的な和平をもたらすことが出来ることを証明している。両陣営の間の不平等が強調されることも多いが、1974年のイスラエル=ヨルダン平和条約、2002年のアラブ和平提案、2003年のジュネーヴ提案、中東カルテットによる「ロードマップ」はすべて共通した基本的要素を含んでいる。この共通要素は誠意を持って追求すれば、統合することが出来る。
中東に恒久的な和平をもたらすうえでの障害は二つあり、それらは相互に関係している。
1、イスラエル人のなかには、自分たちはパレスチナ人の土地を没収し、植民地化する権利があると信じている者がいて、当然のこととして、パレスチナ人を絶え間なく従属させ、迫害し、ますます彼らの希望を奪い憤慨させている。
2、パレスチナ人のなかには、自爆攻撃をする者たちを殉教者と呼び、天国で報われるとまつりあげ、イスラエル人の殺害を勝利と見なす者がいる。
これに対し、イスラエルは報復と弾圧で応答しているが、戦闘的なパレスチナ人たちは、イスラエルの正当性を承認することを拒み、イスラエルを滅ぼすことを宣言している。相互の不信と暴力のサイクルが継続し、和平に向けた努力は挫折する。占領地ではイスラエル軍がいちだんと厳しい住民管理を実施するため、死傷者が続出する。2000年9月から2006年3月までに、3,982人のパレスチナ人と1,084人のイスラエル人が、第二次インティファーダの中で殺された。これらの数字には、子供達が多数含まれている−パレスチナで708人、イスラエルで123人である。先に指摘したように、最近のガザとレバノンにおける武力衝突により死傷者の数はうなぎのぼりになっている。
この長引く悲劇に対する唯一の理性的な対応は、イスラエル人とパレスチナ人の間の交渉を通じた和平プロセスを、再び活性化させることである。だがアメリカは実質的にこの努力を放棄している。間欠的にわきあがる軍事衝突の一つが、中東カルテットの積極的な働きかけを促し、「和平へのロードマップ」の実現に向けた動きが始まるかもしれない。その際に必要となるのは、次の条件である。
a、イスラエルの安全が保障されること。アラブ側はイスラエルの存在を現実として受け入れ、同国が安全で国際的に承認された国境線の中で平和に存続する権利を公然と明確に承認し、合法的に構成されたイスラエルという主権国家に今後は武力行使をしないことを固く誓うこと。
b、イスラエルの恒久的な合法的国境を画定するために、イスラエル国内の論争が解決されること。イスラエル国家が誕生して以来のアメリカの変わらぬ公式方針は、イスラエルの国境線は、1949年から1967年までの間におおむね保たれていた停戦ラインに一致すべきだというものである(相互の合意による土地交換で修正された場合を除く)。満場一致で採択された国連決議242は、この国境線を明記し、イスラエルが占領地から撤退することを義務づけている。この義務によって再確認されており、彼らにはその功績をたたえてノーベル平和賞が贈られ、この二つの合意はイスラエル政府によって公式に批准された。また中東和平の推進に努めるロシア、国連、ヨーロッパ連合(EU)、アメリカのカルテットの一員として、アメリカは「和平に向けたロードマップ」を支持している。「ロードマップ」もまさしく上述の条件を要求している。パレスチナの指導者は、この提案の受託を明言しているが、イスラエル側はこの中の基本的な条項について、承伏しがたい前提や但書きをつけている。
以下は、以前一部をこのトピでも紹介したが、今回は更に詳しい内容になっている。実は、これは岡真理女史に転送してもらう為に先日夜なべして入力したものだ。しかし、彼女のメルアドを遂に知ることもなく終わったため、これは陽の目を見ることはなくなった。折角の折りなので、こちらに投稿しておこう。
『カーター・パレスチナを語る−アパルトヘイトではなく平和を』
1979年にイスラエルとエジプトの和平条約が結ばれて以降、多く血が無駄に流され、イスラエルとその周辺の人々の間の再三にわたる和平交渉の努力も実らずに終わっている。アラブ側から批判もあるが、この条約は、外交解決によって太古にさかのぼる敵対関係に恒久的な和平をもたらすことが出来ることを証明している。両陣営の間の不平等が強調されることも多いが、1974年のイスラエル=ヨルダン平和条約、2002年のアラブ和平提案、2003年のジュネーヴ提案、中東カルテットによる「ロードマップ」はすべて共通した基本的要素を含んでいる。この共通要素は誠意を持って追求すれば、統合することが出来る。
中東に恒久的な和平をもたらすうえでの障害は二つあり、それらは相互に関係している。
1、イスラエル人のなかには、自分たちはパレスチナ人の土地を没収し、植民地化する権利があると信じている者がいて、当然のこととして、パレスチナ人を絶え間なく従属させ、迫害し、ますます彼らの希望を奪い憤慨させている。
2、パレスチナ人のなかには、自爆攻撃をする者たちを殉教者と呼び、天国で報われるとまつりあげ、イスラエル人の殺害を勝利と見なす者がいる。
これに対し、イスラエルは報復と弾圧で応答しているが、戦闘的なパレスチナ人たちは、イスラエルの正当性を承認することを拒み、イスラエルを滅ぼすことを宣言している。相互の不信と暴力のサイクルが継続し、和平に向けた努力は挫折する。占領地ではイスラエル軍がいちだんと厳しい住民管理を実施するため、死傷者が続出する。2000年9月から2006年3月までに、3,982人のパレスチナ人と1,084人のイスラエル人が、第二次インティファーダの中で殺された。これらの数字には、子供達が多数含まれている−パレスチナで708人、イスラエルで123人である。先に指摘したように、最近のガザとレバノンにおける武力衝突により死傷者の数はうなぎのぼりになっている。
この長引く悲劇に対する唯一の理性的な対応は、イスラエル人とパレスチナ人の間の交渉を通じた和平プロセスを、再び活性化させることである。だがアメリカは実質的にこの努力を放棄している。間欠的にわきあがる軍事衝突の一つが、中東カルテットの積極的な働きかけを促し、「和平へのロードマップ」の実現に向けた動きが始まるかもしれない。その際に必要となるのは、次の条件である。
a、イスラエルの安全が保障されること。アラブ側はイスラエルの存在を現実として受け入れ、同国が安全で国際的に承認された国境線の中で平和に存続する権利を公然と明確に承認し、合法的に構成されたイスラエルという主権国家に今後は武力行使をしないことを固く誓うこと。
b、イスラエルの恒久的な合法的国境を画定するために、イスラエル国内の論争が解決されること。イスラエル国家が誕生して以来のアメリカの変わらぬ公式方針は、イスラエルの国境線は、1949年から1967年までの間におおむね保たれていた停戦ラインに一致すべきだというものである(相互の合意による土地交換で修正された場合を除く)。満場一致で採択された国連決議242は、この国境線を明記し、イスラエルが占領地から撤退することを義務づけている。この義務によって再確認されており、彼らにはその功績をたたえてノーベル平和賞が贈られ、この二つの合意はイスラエル政府によって公式に批准された。また中東和平の推進に努めるロシア、国連、ヨーロッパ連合(EU)、アメリカのカルテットの一員として、アメリカは「和平に向けたロードマップ」を支持している。「ロードマップ」もまさしく上述の条件を要求している。パレスチナの指導者は、この提案の受託を明言しているが、イスラエル側はこの中の基本的な条項について、承伏しがたい前提や但書きをつけている。
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