対イラク武力行使

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Re: 戦争をしないことと平和は違う

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2007/08/31 17:58 投稿番号: [109494 / 118550]
  話の流れから、チェンバレンとミュンヘン協定の事は出てくるだろうと予想してましたよ。

  しかし、貴女が主張されるように、チェンバレンの宥和外交は本当に「有害な妥協」だったのでしょうか?

  たしかに彼の宥和外交はドイツのヨーロッパ蹂躙を阻止できませんでした。しかし、英国が強攻外交をしていればドイツの侵攻を阻止できたでしょうか?

  当時、世界恐慌にあえぐ英国は、ナチスドイツに対抗し得るだけの軍事力を持っていませんでした。もし、ミュンヘン協定で宥和せず、その時点で即開戦していたとしたら・・・。

  戦争準備の時間を稼ぎたかったのはドイツではなく、むしろ英国の方だったのです。1937年にミュンヘン協定が決裂していたら、英国は早い時期、ドイツに占領されていたかも知れません。米国の参戦は間に合わず、ソ連はドイツと妥協してヨーロッパを山分けしていたかも知れません。

  そう考えると、妥協策(ミュンヘン協定)が悲劇(WW2)を生んだというのは、明らかな誤解もしくは意図的なコジつけであることが分かります。

  もちろん悲観的な予測だけではなく、楽観的な予測も可能でしょう。しかし歴史上「起こらなかった事の結末」は誰も正確に予測できません。

  それを一方に決めつけて、チェンバレンを「臆病者」と詰ることも「英雄」と崇めることも、まったく無意味なことです。

  当面の戦争を避けることは、後に起こるかも知れない大戦を招かずに済む可能性を残した政策です。一方、当面の戦争を戦うことで、後の大戦を回避できるという保障はどこにもありません。

  特に大国の戦争政策は、中小国およびその国民にとって存亡にかかわる重大政策です。安易な好戦宣伝に流されて「戦争が問題解決の万能薬」であるかのような錯覚に陥らないよう、大国の有権者の皆様には充分、気をつけて頂きたいものだと思っています。
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