Re: 正当防衛の拡大解釈
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2007/07/08 16:35 投稿番号: [107231 / 118550]
>本当に自分や自分が守ろうとしている人々の身に危険を
>及ぼすことなく相手を殺さずに守る手段が存在し、それを
>自分が正しく判断できる状況にあったのであれば、それでも
>相手を殺したとしたらこれは正当防衛とはいえないでしょう。
ほぼ満点のお答えなんですが、一行目の「身に危険を及ぼすことなく」は陳腐です。なぜなら「正当防衛」が成立する状況とは「身に危険が及んだ」時なのですから。
少し微妙なのは三行目。「それを自分が正しく判断できる状況にあったのであれば」ですが、これは基本的に「正しく判断する」義務があります。それが出来なかった場合は「誤謬による過剰防衛」となり過失責任を問われます。ただ「誰しも、この状況では正しく判断できなかっただろう」と思われる特殊な状況であれば、過失責任も免責され「正当防衛」が成立するケースはあるでしょう。
要するに、正当防衛が成立する条件を満たす義務を負うのが、それを主張する側である限り、「成立しない条件」を並びたてても意味はありません。
したがって、設問に対する貴女の回答は「偽」であると解釈しても良いと思うのですが、今一度、念のために確認しておきましょう。
問い(1):相手を殺害することなく身を守る手段が存在していた場合でも、自分がそれを正しく判断できなかったのであれば、正当防衛は成立する…これは真か偽か?
問い(2):被害妄想にとりつかれ、相手の攻撃的姿勢を急迫的脅威だと勘違いして殺害した場合、「冷静に判断できる状況でなかった」と認め、正当防衛は成立する…これは真か偽か?
前回の設問に対する回答だけでも、イラク戦争の評価に対するハッキリした結論を導きだせますが、具体論で条件分析に入る前に、それぞれの条件の細部を詰めておいた方が良いと思い、追加設問を作りました。一回目の回答を良く読めば、改めて訊くようなことでもないだろう…ってお思いでしょうが、念のため「真か偽か」の回答をお願いします。
これは メッセージ 107229 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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