対イラク武力行使

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Re:Re: 推定無罪の基準が逆さま

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2007/06/24 11:24 投稿番号: [106642 / 118550]
  エバさんもmessi19さんも、基本的な部分で認識不足があるように思います。

  それは「イラク戦争が国際法の枠組みを超えたところで開始された」という認識です。

  イラク戦争は単独の国際問題に対する処方ではなく、米国が劇的な外交方針の転換を試みたことによる結果現象のひとつです。

  1997年から対イラク武力攻撃を強力に主張してきた米国のシンクタンク「PNAC」は、そのアピール文の中で、現在有効とされる国際安全保障の枠組みを否定し、米軍による「世界征服」を将来の最終目標に掲げています。

  ここでいう「国際安全保障の枠組み」とは、国連憲章に示された「国家主権相互不可侵」のことに他なりません。

  イラク攻撃は制裁でも牽制でも防衛でもなく、イラクの国家主権を破壊する目的、すなわち「侵略」であることが、その提唱者たちから明確に示されている…という、この事実を脇に置いて、「国際法的に合法か違法か?」などという議論をしても始まらないでしょう。

  PNACはイラク侵略が国際法上、違法であることを百も承知で、国際秩序の組み立て直しを主張していたのです。

  日本の「九条論争」で言えば「自衛隊は違憲だから憲法を改める」という主張に似ています。つまり、イラク侵略は国際法違反だから、国際法逸脱を既成事実とし、国連を形骸化しようとする策動だったわけです。

  PNACの主要メンバーだったチェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官(当時)が、パウエル国務長官(当時)のイラク安保理提訴に反対していたのは、これが国際法上の議論になることを避けたかったからであり、彼らが「国際法上、問題ない」と思っていたからでは決してありません。

  PNACが98年1月、クリントン大統領(当時)に宛てた提案文書には以下の記述があります。

  『とにかく国連安全保障理事会が満場一致で決めたからという理由で、間違った方針にしがみつき、そのあげくにアメリカの政府が無能力のまま続いていくことは許容できないのです』

  彼らは米国を、他の国家と対等な一主権国家と位置づけるのではなく、「特別な使命」を果たすために、特別な権利(超法規的)を与えられた「超国家」=「帝国」と位置づけています。

  もちろんPNACの主張が、そのままブッシュ政権の外交方針であるとは断言できませんが、米国が武力によって、イラクの国家主権を侵害(=政権打倒)したという事実は、これが国際法上の議論の枠外であることを示します。

  国家主権相互不可侵という、現代の国際安全保障の枠組みを肯定するか否定するか?…という命題が本筋の議論であると思いますが、ご両人はいかがお考えでしょう?
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)