対イラク武力行使

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カイト氏は「大敗」などとは言っていない

投稿者: messi19 投稿日時: 2007/05/03 19:37 投稿番号: [105229 / 118550]
イブニングニュースの特集の中で、クロンカイトは大敗北などとは言っていなかった。

「今日我々は勝利に近づいているかと言えば、それは、これまで明らかな過ちを続けてきた楽観主義者を信じる事に他有りません。
一方、我々は敗北の淵に立たされているかと言えば、それは謂われのない悲観主義者に屈服することであります。したがって、我々は膠着状態と言う泥沼にはまり込んでいると言うのが、不満足ではありますが、唯一、現実的な結論の様に思われます」

この様に、彼は比較的抑制の効いた、中立を旨とする報道陣としての自覚を持ったコメントをしている。

彼は、テト攻勢後の戦場の視察を終えて、クレイトン・W・エイブラムス将軍と彼の部下達と戦況について語っている。軍人達の主張は、「如何に自分たちは、相手より多くの重火器を持ち、人的にも勝っているかを語り」要は、「自分たちがどれくらい殺人の能力に長けているか」を軍事的に説明するばかりであったと不満を述べている。彼の目には、いくら殺傷能力が高い軍隊であっても、村を焼き払い、一般市民を殺すことによって民心を掴むことが出来ず、更に守るべき南の政府も腐りきっている…そういう事実と軍人達の意識との乖離が映ったのあろう。
テト攻勢後、「勝利は近い、敵は撃退できる」と言いながら、ウエストモーラド司令官は、20万余の増派を要求している。この事でも、クロンカイトは、「このままでは、泥沼化を招くばかりである」と言う感を強くしたわけだ。
本当の勝利を手にするには、モグラの出てくる穴の全てにハンマーを持った兵士を待機させていなければ安心できない…それこそ泥沼と言うに相応しい状況である。まあ、テト攻勢に勝利しても、すぐにケサン基地の包囲といった新たな火種が出てきては、その気持ちも理解は出来る。しかし、本当の賢者の選択は別の処にある事は明らかであった…と言う事だ。
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