対イラク武力行使

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米軍の存在こそがイラクを分断している②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2007/04/07 20:55 投稿番号: [104249 / 118550]
>今回の作戦は成果を見せていますよ。

確かにバグダッドのいくつかの区域では、少し改善されました。
それは事実だと思います。

しかし、それは、増強されていく敵に真正面から挑むということは、
ゲリラ側が、当然にも採っていないからに過ぎません。
だから、当然にも手薄になった地域に拡散しているだけではないですか。
タル・アファルは、新作戦開始以降の出来事ですよ。
全体としては、新作戦以降の方がむしろ攻撃や被害は増加しているのが、
客観的事実です。

しかも、米軍撤退は既に、織り込み済みです。
何ももうすぐ撤退していく敵に真正面から挑む必要などないというだけです。

アメリカに、最大の、第一義的な責任があることは、言うまでもないことですが
アメリカだけが悪いという訳でもありません。
イラク人側の内在的根拠としては、
スンニ派武装勢力内に無差別テロ路線の存在を
容認してきたことだと私は考えています。

無差別テロの全てをアルカイダ系がやったとも思ってはいません。
周辺諸国やアメリカやモサドの謀略もあっただろうと推測しています。
しかし、そういう謀略が可能となってしまう根拠は、
イラクの武装勢力内に無差別テロ路線を容認してしまったことです。

もちろん、イスラム聖職者協会や1920年革命旅団などは、
無差別テロを一貫して批判し、戦ってきました。

2004年4月のファルージャに対しては、イラク全土から
「ファルージャを救え」という運動が巻き起こりました。
しかし、それから僅か七ヶ月後のファルージャでは様相が一変しました。

2004年4月以降、ファルージャはテロの基地となった。
イラクのシーア派はそう判断したのです。
本当に100%テロは全てスンニ派武装勢力が行った訳ではなかったとしても、
イラクのシーア派は、そう判断したのです。
私もそれは全く間違った判断だったとは思いません。

シスターニ師が必死で報復を押し止めている間に、
現在のように、スンニ派自身がアルカイダと戦い、
血を流している。
シーア派への爆弾テロを防ぐべく、
スンニ派は、血を流してアルカイダと戦っている。
もし、そういう姿をシーア派の人達に見せつけていれば、
シーア派の人達の考えも変わっていたことでしょう。
そして、現在の状況にも至っていなかったかもしれません。

遅ればせながらも、現在のように、
スンニ派自身が血を流してアルカイダと戦っている。
そして、爆弾テロが減っていく。
もしそうなれば、『宗派間抗争』と呼ばれているものが、
沈静化していく可能性があります。
私が考えうる唯一の可能性です。


>アメリカが撤退した後これらの勢力が戦いを止めると本気で考えてますか?

私は、「流血は避けられないというのは、忍び難い」と書きました。


>アメリカ軍が今撤退すればアメリカを信用して協力してくれたイラク人を
>見捨てることになり、彼等は大量殺人の犠牲となることは明らかです

それはどうなるかは、まだ誰にも分かりません。
少なくともベトナム戦争後、南ベトナム政府軍兵士が
大量に殺害された訳ではありません。
だからといって、イラクも同様だという強力な根拠にはなりませんが。
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