Re: あるイラク人の告発 ?
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2007/01/15 07:24 投稿番号: [100429 / 118550]
>反占領勢力の大同団結は、本当に無理なのか。
反占領勢力が「議会」で多数を占めることは不可能でしょう。占領下の選挙に於ける投票基準は「占領か反占領か?」ではなく、「自分がどのコミュニティに帰属しているか?」だからです。占領に強く反対している人たちは、最初から選挙に行きません。
議会を通じた合法的反占領闘争を全面否定するわけじゃありませんが、「反占領」という選択肢のない選挙で選ばれ、組閣しても実権を得ることのできない傀儡政府に対し、イラク国民は多くを期待してはいないでしょう。
民族・宗派による分裂は、この「議会」と「政府」が発信源です。私はイラクの人々がこれを完全に見捨てるだけで「内戦」なんか鎮静に向かうだろうと見ています。権力・利権闘争が議会と政府に集約され、国民生活から隔離されることこそ「反占領勢力の大同団結」だと考えるのです。
「正統政権」に希望を抱いた穏健な反占領勢力が、米国の思惑によって「正統政権」から遠ざけられるということは、「正統政権」の正当性を米国自らが大きく損ねることであり、それは反占領闘争への求心力となるでしょう。
妹の山さんは未だに、米国の提唱する「民主化路線」や、国連の「政治プロセス」なるものが「不当な占領の肯定的側面」だと位置づけられていますが、それらが現実的には内戦の火種であり、反占領闘争を分断する道具であったことは、今や明白になっています。
正直に言うと、私も一時は「正統政権」に希望を抱いた人間の一人ですが、現政権には強固な支持基盤がなく、米英やイランを含めた「(国民生活とは無関係な)権力・利権抗争」バランスの上で、かろうじて成立している「砂上の楼閣」であることが明らかになってからは、「反占領闘争」=「反政府闘争」だという考え方に落ち着きました。
ブッシュ大統領が、先の演説に於いて、マリキ政権の傀儡性を認めてしまったことは、もはや米国自身が「イラク民主化路線」という建前すら放棄せざるを得ないところまで追いつめられているのだと解釈できます。
米軍は反占領武装勢力を各個撃破することなどできません。それは議会と傀儡政権の呪縛から解き放たれ、より強大な勢力に発達しつつあるからです。
今後、米軍&イラク軍はイラク各地で「第二、第三のファルージャ」を出現させるでしょうが、100人の戦死者は1000人の新たな戦士を生み、虐殺と泥沼戦争のイタチごっこを繰り返すだけの結果となります。
米国世論も国際世論も、ブッシュ政権への風当たりを強め、米軍はますます窮地・死地へと追いつめられることでしょう。最悪のシナリオは、イラクの内戦が米軍の内部反乱を招き、米国本土に飛び火することです。
ブッシュ政権が民主的なデュープロセスを逸脱すればするほど、その権力は非民主的に奪われる可能性を拡大します。
米国民、いや日本国民も、イラク人が被る災厄を「対岸の火事」として眺める時期は過ぎました。イラクの政体や対イラク政策について悠長に議論をしている場合じゃなく、今や我々の社会の民主主義が危機に瀕しているという認識が必要ではないでしょうか。
反占領勢力が「議会」で多数を占めることは不可能でしょう。占領下の選挙に於ける投票基準は「占領か反占領か?」ではなく、「自分がどのコミュニティに帰属しているか?」だからです。占領に強く反対している人たちは、最初から選挙に行きません。
議会を通じた合法的反占領闘争を全面否定するわけじゃありませんが、「反占領」という選択肢のない選挙で選ばれ、組閣しても実権を得ることのできない傀儡政府に対し、イラク国民は多くを期待してはいないでしょう。
民族・宗派による分裂は、この「議会」と「政府」が発信源です。私はイラクの人々がこれを完全に見捨てるだけで「内戦」なんか鎮静に向かうだろうと見ています。権力・利権闘争が議会と政府に集約され、国民生活から隔離されることこそ「反占領勢力の大同団結」だと考えるのです。
「正統政権」に希望を抱いた穏健な反占領勢力が、米国の思惑によって「正統政権」から遠ざけられるということは、「正統政権」の正当性を米国自らが大きく損ねることであり、それは反占領闘争への求心力となるでしょう。
妹の山さんは未だに、米国の提唱する「民主化路線」や、国連の「政治プロセス」なるものが「不当な占領の肯定的側面」だと位置づけられていますが、それらが現実的には内戦の火種であり、反占領闘争を分断する道具であったことは、今や明白になっています。
正直に言うと、私も一時は「正統政権」に希望を抱いた人間の一人ですが、現政権には強固な支持基盤がなく、米英やイランを含めた「(国民生活とは無関係な)権力・利権抗争」バランスの上で、かろうじて成立している「砂上の楼閣」であることが明らかになってからは、「反占領闘争」=「反政府闘争」だという考え方に落ち着きました。
ブッシュ大統領が、先の演説に於いて、マリキ政権の傀儡性を認めてしまったことは、もはや米国自身が「イラク民主化路線」という建前すら放棄せざるを得ないところまで追いつめられているのだと解釈できます。
米軍は反占領武装勢力を各個撃破することなどできません。それは議会と傀儡政権の呪縛から解き放たれ、より強大な勢力に発達しつつあるからです。
今後、米軍&イラク軍はイラク各地で「第二、第三のファルージャ」を出現させるでしょうが、100人の戦死者は1000人の新たな戦士を生み、虐殺と泥沼戦争のイタチごっこを繰り返すだけの結果となります。
米国世論も国際世論も、ブッシュ政権への風当たりを強め、米軍はますます窮地・死地へと追いつめられることでしょう。最悪のシナリオは、イラクの内戦が米軍の内部反乱を招き、米国本土に飛び火することです。
ブッシュ政権が民主的なデュープロセスを逸脱すればするほど、その権力は非民主的に奪われる可能性を拡大します。
米国民、いや日本国民も、イラク人が被る災厄を「対岸の火事」として眺める時期は過ぎました。イラクの政体や対イラク政策について悠長に議論をしている場合じゃなく、今や我々の社会の民主主義が危機に瀕しているという認識が必要ではないでしょうか。
これは メッセージ 100428 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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