主権移譲完了(続き)
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/06/30 23:44 投稿番号: [655 / 1982]
2つ目はやはり治安面ですね。アセアンさんがもうかなりお話しされていることでもあるのですが、米国がイラク戦後、崩壊させたフセイン体制の代わりとなる秩序体系を、実は何も準備していなかったと僕は見ています。フセイン体制に代わる秩序体系を生み出すための原動力として考えられたのが、地上兵力の大規模投入だったのですが・・・。
で、結果、もはやテロ対策云々以前に、「背後で“サドル”と叫べば逃げ出す米軍」というジョークすら飛び交うほど、米軍の治安能力に対するイラク人の不信感は高まった。まぁ、ホントに逃げていたのはマフディ軍の方なんですけどね(笑)。よくあんなマフディ軍のあからさまなヒット・アンド・アウェイのチキン野郎戦法で、サドル英雄伝説のイメージを生み出すことができたものだと逆に感心していますが。
で、米軍の治安能力への不信感は、イラク各派の民兵を保持する必要性の実感をも同時に高めてしまったように思います。今かなりの突貫工事で組織化が進められているイラク軍とイラク警察も、イラク全土の治安を守れるだけの信頼感をイラクの人たちに与えられるかどうかは未知数で、結局イラクの治安はイラク各派で保持する民兵に頼った方がよいという認識が生まれるかもしれません。
サドルを信奉するイラク人は、もうそういう意識でいるのでしょう。ただ、民兵に治安を任せることで心配なのは、民兵の跋扈は、利権闘争を背景とする内戦勃発の危険性と表裏なので、結局は脆弱な秩序になってしまうことなのですが。
いずれにせよ、米軍のイラクでの治安維持のやり方のまずさにより、「世界で最も繁栄し、最新鋭の科学技術を誇り、最強の軍事力を持つ米国が、なぜにこのボロボロのイラク一国を統治できないでいるのだ」という疑問がイラク人にとっての永遠の謎として残り、結果、「米国はわざとイラクを混乱させている」というお決まりの陰謀論を出現させ、「痛くもない腹をさすられ」、おそらくはメディアの米国のイメージダウン戦略と結び付くハメになっている。ギャグじゃなくて真面目に陰謀論信じちゃってるイラク人って、結構いますからね。
こうした米軍に対するイラク人の不信感は、今後、イラクの治安を任されるイラク軍やイラク警察にも、小さくない禍根を残したと感じています。
取り敢えず。
で、結果、もはやテロ対策云々以前に、「背後で“サドル”と叫べば逃げ出す米軍」というジョークすら飛び交うほど、米軍の治安能力に対するイラク人の不信感は高まった。まぁ、ホントに逃げていたのはマフディ軍の方なんですけどね(笑)。よくあんなマフディ軍のあからさまなヒット・アンド・アウェイのチキン野郎戦法で、サドル英雄伝説のイメージを生み出すことができたものだと逆に感心していますが。
で、米軍の治安能力への不信感は、イラク各派の民兵を保持する必要性の実感をも同時に高めてしまったように思います。今かなりの突貫工事で組織化が進められているイラク軍とイラク警察も、イラク全土の治安を守れるだけの信頼感をイラクの人たちに与えられるかどうかは未知数で、結局イラクの治安はイラク各派で保持する民兵に頼った方がよいという認識が生まれるかもしれません。
サドルを信奉するイラク人は、もうそういう意識でいるのでしょう。ただ、民兵に治安を任せることで心配なのは、民兵の跋扈は、利権闘争を背景とする内戦勃発の危険性と表裏なので、結局は脆弱な秩序になってしまうことなのですが。
いずれにせよ、米軍のイラクでの治安維持のやり方のまずさにより、「世界で最も繁栄し、最新鋭の科学技術を誇り、最強の軍事力を持つ米国が、なぜにこのボロボロのイラク一国を統治できないでいるのだ」という疑問がイラク人にとっての永遠の謎として残り、結果、「米国はわざとイラクを混乱させている」というお決まりの陰謀論を出現させ、「痛くもない腹をさすられ」、おそらくはメディアの米国のイメージダウン戦略と結び付くハメになっている。ギャグじゃなくて真面目に陰謀論信じちゃってるイラク人って、結構いますからね。
こうした米軍に対するイラク人の不信感は、今後、イラクの治安を任されるイラク軍やイラク警察にも、小さくない禍根を残したと感じています。
取り敢えず。
これは メッセージ 654 (silverlining430 さん)への返信です.
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