>主権移譲完了について:アセアンさん
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/06/30 23:40 投稿番号: [654 / 1982]
うげぇーー!忙げしいっす!
ここのトピ、ちょっと流れが速くなってきましたね(笑)
遅レス気味ですが、主権移譲完了について。
>「やれ、やれ、済んだか」の「やれ、やれ」ですか?(笑)
というのと、「やれやれ、先が思いやられる・・・」の「やれやれ」もあるかな。
まず、「やれやれ、済んだか」のお話から(笑)
もともと存在していたイラクの主権を回復するのだけなのだから、主権移譲の式典を仰仰しくやったら主客逆転するというアセアンさんのお考えは、その通りだと思います。
また、テロリストにアピールの場をヘタに与え、暫定政権に治安維持能力がないことが露呈してしまうという事態を避けるためにも、前倒ししたことは賢明な判断だったかなぁとも思っています。
まぁ、6月に入ってから、「主権移譲を前倒しするかもよ」ってシグナルはそれとなく出ていたんですけどね。
次に、「先が思いやられる」の「やれやれ」について、お話をば。
もう、米国が自らのコストを削減したいという本音がミエミエすぎていた・・・。で、イラクの占領統治で負っていた米国のコストは今後、確かに減るでしょうが、一方でイラク人自身が負うコストは当然増大し、しかも、そのコストは、米国の占領統治が(なかば意図的に)残した負の遺産であるるものも少なくないと言うのか・・・。
経済について言えば、確かにイラクの経済は上向いているとは思います。が、イラクで構築された経済発展のためのシステムは、イラク全土のイラク人の生活向上につながるものになってはいないという印象を持っています。事実、イラクの経済回復は、非常に局地的、局部的にしか見られない。
これは、米国が、イラクの戦後復興の最優先課題として進めてきた、イラクの国営企業の解体と民営化に端を発しているように思います。確かに、イラクの市場経済化を促進するためには必要な施策だったとは思うのですが、民営化されたイラク企業が思うように活躍できず、むしろ復興事業のプランを持ち込む米国などの外国企業の発注先程度の存在でしかなくなっている。
結果として、イラクの特定の企業にしか事業が流れない利権政治、縁故政治の萌芽がすでに見られ、技術的にも能力があり、実績もあるイラク人がいても、そうした人材をうまいこと生かすことができていないと思うんです。
こうしたイラク人全体の生活水準の向上に資するとは考えられない経済システムが根づこうとしてしまっている状況下で、以前アセアンさんが提案されていた「地域振興」のような施策がどれだけの効果をあげるのか、実は疑問に感じていたりしています。
拙速な感のあるイラクの市場経済化から少し立ち止まり、イラク人全体の生活水準の向上につながり、イラクの優秀な人材を経済発展の過程で埋もれさせず、うまく生かしていける工夫が必要なはずなのですが、これについてはイラク暫定政府にそのための推進力もなさそうだし、米国もあまり配慮していないのではないかという印象です。利権政治・縁故政治の萌芽をイラクにもたらしたと思える、米国主導の占領統治が残した一つ目の負の遺産かなと考えています。(続く)
ここのトピ、ちょっと流れが速くなってきましたね(笑)
遅レス気味ですが、主権移譲完了について。
>「やれ、やれ、済んだか」の「やれ、やれ」ですか?(笑)
というのと、「やれやれ、先が思いやられる・・・」の「やれやれ」もあるかな。
まず、「やれやれ、済んだか」のお話から(笑)
もともと存在していたイラクの主権を回復するのだけなのだから、主権移譲の式典を仰仰しくやったら主客逆転するというアセアンさんのお考えは、その通りだと思います。
また、テロリストにアピールの場をヘタに与え、暫定政権に治安維持能力がないことが露呈してしまうという事態を避けるためにも、前倒ししたことは賢明な判断だったかなぁとも思っています。
まぁ、6月に入ってから、「主権移譲を前倒しするかもよ」ってシグナルはそれとなく出ていたんですけどね。
次に、「先が思いやられる」の「やれやれ」について、お話をば。
もう、米国が自らのコストを削減したいという本音がミエミエすぎていた・・・。で、イラクの占領統治で負っていた米国のコストは今後、確かに減るでしょうが、一方でイラク人自身が負うコストは当然増大し、しかも、そのコストは、米国の占領統治が(なかば意図的に)残した負の遺産であるるものも少なくないと言うのか・・・。
経済について言えば、確かにイラクの経済は上向いているとは思います。が、イラクで構築された経済発展のためのシステムは、イラク全土のイラク人の生活向上につながるものになってはいないという印象を持っています。事実、イラクの経済回復は、非常に局地的、局部的にしか見られない。
これは、米国が、イラクの戦後復興の最優先課題として進めてきた、イラクの国営企業の解体と民営化に端を発しているように思います。確かに、イラクの市場経済化を促進するためには必要な施策だったとは思うのですが、民営化されたイラク企業が思うように活躍できず、むしろ復興事業のプランを持ち込む米国などの外国企業の発注先程度の存在でしかなくなっている。
結果として、イラクの特定の企業にしか事業が流れない利権政治、縁故政治の萌芽がすでに見られ、技術的にも能力があり、実績もあるイラク人がいても、そうした人材をうまいこと生かすことができていないと思うんです。
こうしたイラク人全体の生活水準の向上に資するとは考えられない経済システムが根づこうとしてしまっている状況下で、以前アセアンさんが提案されていた「地域振興」のような施策がどれだけの効果をあげるのか、実は疑問に感じていたりしています。
拙速な感のあるイラクの市場経済化から少し立ち止まり、イラク人全体の生活水準の向上につながり、イラクの優秀な人材を経済発展の過程で埋もれさせず、うまく生かしていける工夫が必要なはずなのですが、これについてはイラク暫定政府にそのための推進力もなさそうだし、米国もあまり配慮していないのではないかという印象です。利権政治・縁故政治の萌芽をイラクにもたらしたと思える、米国主導の占領統治が残した一つ目の負の遺産かなと考えています。(続く)
これは メッセージ 605 (asean_peace11 さん)への返信です.
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