イラク復興

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「テロ国家」としないわけ②

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/10/22 15:17 投稿番号: [1794 / 1982]
米国はわざわざ、国連安保理決議に則った形で武力行使を開始したのだとの公式見解を自ら発表したわけですから、「国連決議上の行動であるのなら、当然戦争のルールや国際人道法を遵守するのですよね」――との論理的歯止めの圧力をかけることが可能になってきます。

米国の国際法上の根拠についての理由付けは、はっきりいってこじつけですが、それでも米国は、自ら「国連と国際法の枠組みの中の武力行使だ」と、公式に表明しいている以上は、「ではその枠組みをきちんと踏まえ、逸脱することは許しません」との反論が可能になるのです。

ですので、米国は「テロ国家」であり、その行為をテロだとしてしまうと、テロであるのだから国際法など守る必要はないという逆説的な強弁すら生まれかねず、私は、そうした認識を示したくないのです。

さらに、先にも述べましたが、仮に米国を「テロ国家」というのなら、同様の行為に及んでいる他国も「テロ国家」と呼び非難する立場を私は取ります。

以上のことに配慮し、私は、米国が「国際法の枠組みに則っていると言っているのだからこそ、米国は国際法を遵守する義務があり、誤射や過剰攻撃など、人道法に牴触するような軍事オペレーションは控えるべきだ」というような、法の支配からの論理的批判ができる視点に立ちたいと思っているわけです。

次に、

>現在ファルージャで行われている空爆による
>一般人の被害は、アメリカによる未必の故意だとおもいます

という部分ですが、上の認識は多分に相対化されがちな認識であるといえます。

一例を以下に示します。
イラク人ジャーナリストにより書かれたファルージャ情勢についての記事です。
http://www.iraq-today.net/article.php?id=1457&sp=20&searchstring=falluja§ion=7

上記の記事中の、特に

>>
Many of them have expected further exacerbation in the situation on the ground while censuring fighters to fortify in cities and populated areas and take from innocents as human shields.

“It is terrible that these fighters turn the battle into cities causing the deaths of so many innocent children, women and aged people,” said Abdul Khaliq Nouri, a 52-year-old resident of Falluja.

Nouri, who is an employee in one of the institutions of the Housing and Construction Ministry, he has run away from Falluja because his five-member family including three children could not tolerate the situation.

“My children have lost their school exams without any reason, and I lost my job so how can I afford to feed them now,” enraged Nouri added.
>>
という部分です。

米軍のAC130が飛んできた際のファルージャ住民の戦慄の様子も描写されていますが、ファルージャ住民の被害は、米軍のせいだけではないということが上の記事から伺えるはずです。

概要を翻訳しますと

「市街地や人口密集地で警護に当たる自警団を自称する(イラク人)兵士が、無関係の人たちを盾としながら戦う状況に、多くのファルージャ住民はいらだちを感じている。

ファルージャで暮らす52歳の壮年は『こういう(イラク人)兵士どもこそが、町での戦闘で子どもや女性、年寄りを犠牲にさせていやがるんだ。ひでぇもんだぜ』と語っていた」

なお、上記の記事が掲載されている新聞については、サラム・パクスというイラク人ブロガーがいることをサッカーさんも御存じであるかと思われますが、そのサラム・パクス氏が「イラク情勢をもっとも的確に伝えている優れた新聞だ」と高く評価されているものです。

米軍には御存じの通り、ROE(部隊行動基準)や戦争法規、国際人道逢を遵守しなければならない制約があり、故意に無関係の住民を殺傷するような攻撃はできないことになっています。

ファルージャ住民の被害は、米軍のせいだけではないということもご認識下さい。

なお、僕はやはり、武力行使が国際法上の根拠がある形で行われていたとしても、それにより生じた想定外の被害を補償、復旧をしていく制度は必要であるとやはり思っております。

以上です。
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