少し私信気味です>サッカーさん
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/10/20 13:16 投稿番号: [1739 / 1982]
どうもです。
あちらのトピでのピカイチへのあなたの指摘は真っ当なものであると思います。
ピカイチも現在反省中です(笑)。
アセアンさんについては、私は、彼が私の職場に電話をかけてくるくらい非常に親しい仲になっております。お互いの素性はすでにバレバレです。
一つ申し上げますと、彼は、本当に非常に過酷な環境の中で活動をしております。油断すると命を落とすでしょう。だからこそ、NGOであっても、組織力、専門性、装備の充実という点にこだわっているのです。
彼のあの明るい気質も、過酷な環境の中で生きていく上での精神状態を維持するためのものであるようです。非常に高度なアカデミックバックグラウンドも持っておりますので、基本的に饒舌であり、いったんこういう場所に書き込むと、長くなってしまうようです。
さて、アセアンさんやトミーさんほどではありませんが、私もしばし現地に足を運んでおります。
その経験から申し上げますと、アラブ情勢というのは、正確に伝えるのが非常に難しいということです。
イスラム社会の人たちは、実は、欧米諸国、とりわけ超大国の米国に強い期待を抱いています。イスラム諸国が抱える諸困難は米国の関与なしには解決しないだろうと誰もが認識しているのです。
そうした認識は、大きな力を持つ米国が、宗教的には絶対的に「善」であるはずのイスラムの人たちを支援して当然だという、イスラム教徒の基本的な考え方に基づいてもいます。
イラクの国家再建過程におけるイラクの人たちの不満は、上記のイスラムの人たち基本的な考え方とも関係しており、「あれだけの大国の米国が、イラクの治安の回復をはじめ、景気回復やら失業対策、生活の基本的ニーズの充足程度のことが、なんで瞬時にできないんだ」――との謎をイラクの人たちが抱くことになります。
その帰結として、「米国はわざと復興を遅らせて、イラクを疲弊させようとしているに違いない」――といったような陰謀論を生み出すことにつながってきます。
さらに、イラクの人たちをはじめアラブ諸国の人たちは、非常に噂好きですので、そうした陰謀論をもとに、あることないこといろいろしゃべります。その噂を真に受け伝えてしまっているのが、日本をはじめとする海外メディアです。
イラク情勢をはじめとするアラブ情勢を伝える報道は、多分に不正確であると、僕は思っています。
僕は、イラクに対する武力行使は、あまりにも拙速だし、判断を誤っていたと思っています。が、武力介入を望んでいたイラク人(クルド人ですが)と話すと、単純に米国批判だけしてればいいという話ではなくなってくるのです。クルド人にとっては、今回の米英による武力介入は、間違いなく千載一隅のチャンスだったでしょう。
クルド人と他のイラクの各派との利益配分のバランスが難しく、難航はしていますが。
そうした状況のなか、サドルのように自派の権益伸長を目論む者も当然登場し、イラク情勢は混乱します。ここにさらにイラク国外からの過激派テロ組織が加わってきます。
こうした混乱がイラクの人たちの噂好きな気質にますます拍車をかけ、イラクの人たちの真意を見えにくくさせています。
アセアンさんやトミーさんは、その見えにくいイラクの人たちの真意が、日本人に分かってもらえていないことに、もどかしさのようなものを感じているのではないかと私は思っています。私自身もそうですね。
サッカーさんは賢明な方であると私は思っておりますので、彼らの話にも真剣に耳を傾けた上で、ご批判なされる場合はしていただけると、私としても嬉しいです。
では、また宜しくお願いします。
あちらのトピでのピカイチへのあなたの指摘は真っ当なものであると思います。
ピカイチも現在反省中です(笑)。
アセアンさんについては、私は、彼が私の職場に電話をかけてくるくらい非常に親しい仲になっております。お互いの素性はすでにバレバレです。
一つ申し上げますと、彼は、本当に非常に過酷な環境の中で活動をしております。油断すると命を落とすでしょう。だからこそ、NGOであっても、組織力、専門性、装備の充実という点にこだわっているのです。
彼のあの明るい気質も、過酷な環境の中で生きていく上での精神状態を維持するためのものであるようです。非常に高度なアカデミックバックグラウンドも持っておりますので、基本的に饒舌であり、いったんこういう場所に書き込むと、長くなってしまうようです。
さて、アセアンさんやトミーさんほどではありませんが、私もしばし現地に足を運んでおります。
その経験から申し上げますと、アラブ情勢というのは、正確に伝えるのが非常に難しいということです。
イスラム社会の人たちは、実は、欧米諸国、とりわけ超大国の米国に強い期待を抱いています。イスラム諸国が抱える諸困難は米国の関与なしには解決しないだろうと誰もが認識しているのです。
そうした認識は、大きな力を持つ米国が、宗教的には絶対的に「善」であるはずのイスラムの人たちを支援して当然だという、イスラム教徒の基本的な考え方に基づいてもいます。
イラクの国家再建過程におけるイラクの人たちの不満は、上記のイスラムの人たち基本的な考え方とも関係しており、「あれだけの大国の米国が、イラクの治安の回復をはじめ、景気回復やら失業対策、生活の基本的ニーズの充足程度のことが、なんで瞬時にできないんだ」――との謎をイラクの人たちが抱くことになります。
その帰結として、「米国はわざと復興を遅らせて、イラクを疲弊させようとしているに違いない」――といったような陰謀論を生み出すことにつながってきます。
さらに、イラクの人たちをはじめアラブ諸国の人たちは、非常に噂好きですので、そうした陰謀論をもとに、あることないこといろいろしゃべります。その噂を真に受け伝えてしまっているのが、日本をはじめとする海外メディアです。
イラク情勢をはじめとするアラブ情勢を伝える報道は、多分に不正確であると、僕は思っています。
僕は、イラクに対する武力行使は、あまりにも拙速だし、判断を誤っていたと思っています。が、武力介入を望んでいたイラク人(クルド人ですが)と話すと、単純に米国批判だけしてればいいという話ではなくなってくるのです。クルド人にとっては、今回の米英による武力介入は、間違いなく千載一隅のチャンスだったでしょう。
クルド人と他のイラクの各派との利益配分のバランスが難しく、難航はしていますが。
そうした状況のなか、サドルのように自派の権益伸長を目論む者も当然登場し、イラク情勢は混乱します。ここにさらにイラク国外からの過激派テロ組織が加わってきます。
こうした混乱がイラクの人たちの噂好きな気質にますます拍車をかけ、イラクの人たちの真意を見えにくくさせています。
アセアンさんやトミーさんは、その見えにくいイラクの人たちの真意が、日本人に分かってもらえていないことに、もどかしさのようなものを感じているのではないかと私は思っています。私自身もそうですね。
サッカーさんは賢明な方であると私は思っておりますので、彼らの話にも真剣に耳を傾けた上で、ご批判なされる場合はしていただけると、私としても嬉しいです。
では、また宜しくお願いします。
これは メッセージ 1735 (katuragi1940 さん)への返信です.
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