ガキ大将の論理
投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/09 11:54 投稿番号: [1311 / 1982]
おはようございます
アセアンさん
欧米型のコングロマリット企業の強みは仰るように資金調達力の強さだと思います。
金融は金融で独自に動いている傾向があって、自己目的化しているところがあります。
第三世界の一国の経済など無視できるくらいの金額が、日々飛び交っているわけですからね。
グローバル化の困ったところは、この自己目的化した資金がいきなり飛び込んできて漁りまわった挙句に跡を濁しまくって引き上げるところにあります。
これを一国で引き受けるのはやはり問題があるので、緩やかな地域経済化は緩衝材としての役割からも必要ではないかと思います。
国力本位制の話は独自性や国としての意見を言うときに問題になるのであって、経済システム上で、特に米国の土俵上で勝負するときはそれほど問題にならないと思います。
>没個性化の典型<とは逆に言ってどこで生産されようがかまわないってことです。
ローテクの消費財の生産が日本から東南アジアにうつリ、中国に移ったように独自性を気にしない限り共通の土俵に立つ製品であれば先進国の消費世界は受け入れるわけです。
これはマーケティングの問題であって国力の問題ではないと考えます。
ですから、国や民族としての誇りや尊厳とかいったものを脇に置けるならば、成功するかどうかは自己の才覚ということになります。
商品の流通規模の問題になって、貿易摩擦が起こるくらいの話になるようだったら、その国は経済的はもう離陸しているといってよいのではありませんか。
中東金融センターの話も資金が自己目的化してしまうところに失敗があったと思います。
オイルダラーがいかほどのものでも世界全体の流動性資金のほうが大きいということに起因すると思います。
あるきっかけというか方向性をしめす役にはなっても、コントロールするほどの資金力にはなり得なかったということでしょう。
ですから、米国の全体としての国力が低下した結果ユーロにシフトするならわかりますが、単に政治的な意図でシフトするなら経済的には失敗だと思います。
表面的には米国の軍門に下る感じにはなろうともドル建て経済でイスラム市場を長期的に立ち上げる必要があると思います。
現実問題として購買力のあるのは先進国諸国なわけですから輸出戦略の基本は米国型のシステム上で行っておいて、地域振興策というか、独自性が優先されような物はイスラム市場圏をあてにするダブルスタンダードが有効だということになるでしょう。
このあたりまではガキ大将である米国は気にしないのではないかと思います。
ガキ大将は表向き従っていたりすれば小さなことは気にしないのではありませんか。(笑)
ただ、これも規模の効果が効き始めたときの舵取りを慎重に考える必要があるわけですが。
こちらは「スネオの論理」でしょうか。
フィリピンの件の場合は短期的な国内政治としては成功かと思いますが、中期的な話ではガキ大将の気持ちを逆なでしてしまっていますし、テロに対する原則論からも外れてしまったわけなので問題が大きいと思います。
フィリピンは「労働者」が大きな輸出商品になっているわけですから
>「人質に取られているのは米軍ではなく、フィリンピン人の方」という理解の方が当っている訳です。<
という理解のほうが私もあっていると思います。
4000人という数は無視できるものでもありませんが、決して代替できないものではない。
それよりも米国としては同じ代替可能な人の話でも象徴的な意味で撤退のほうをより大きく捉えるでしょうね。
善意のガキ大将(往々にしてわがままです)との付き合いとしては相手の言い分を真っ向から否定するのは良いやり方ではありません。
「あんたのやり方は反対だから協力しないけど困ったときは大将なんだから助けてくれよ。」は通用しませんね。
国と国の関係ですから面従腹背も仕方ないと思いますし、国益優先も当たり前の話です。
ただガキ大将の面子をつぶすのはいかにも芸がない。
それは国力が伴っての話でなければならないでしょう。
米国が嫌いでもいいのです。ただ、自分の意見を通すためにはうまく立ち回らなくてはいけないし、今の世界であからさまに米国に逆らっても意味がない。
やはり、当面の政治的安定を実現して、米国を利用する(米国の大方針に従うということで、細かい話は是々非々です)ほうが賢い国づくりではないでしょうか。
取敢えずです
アセアンさん
欧米型のコングロマリット企業の強みは仰るように資金調達力の強さだと思います。
金融は金融で独自に動いている傾向があって、自己目的化しているところがあります。
第三世界の一国の経済など無視できるくらいの金額が、日々飛び交っているわけですからね。
グローバル化の困ったところは、この自己目的化した資金がいきなり飛び込んできて漁りまわった挙句に跡を濁しまくって引き上げるところにあります。
これを一国で引き受けるのはやはり問題があるので、緩やかな地域経済化は緩衝材としての役割からも必要ではないかと思います。
国力本位制の話は独自性や国としての意見を言うときに問題になるのであって、経済システム上で、特に米国の土俵上で勝負するときはそれほど問題にならないと思います。
>没個性化の典型<とは逆に言ってどこで生産されようがかまわないってことです。
ローテクの消費財の生産が日本から東南アジアにうつリ、中国に移ったように独自性を気にしない限り共通の土俵に立つ製品であれば先進国の消費世界は受け入れるわけです。
これはマーケティングの問題であって国力の問題ではないと考えます。
ですから、国や民族としての誇りや尊厳とかいったものを脇に置けるならば、成功するかどうかは自己の才覚ということになります。
商品の流通規模の問題になって、貿易摩擦が起こるくらいの話になるようだったら、その国は経済的はもう離陸しているといってよいのではありませんか。
中東金融センターの話も資金が自己目的化してしまうところに失敗があったと思います。
オイルダラーがいかほどのものでも世界全体の流動性資金のほうが大きいということに起因すると思います。
あるきっかけというか方向性をしめす役にはなっても、コントロールするほどの資金力にはなり得なかったということでしょう。
ですから、米国の全体としての国力が低下した結果ユーロにシフトするならわかりますが、単に政治的な意図でシフトするなら経済的には失敗だと思います。
表面的には米国の軍門に下る感じにはなろうともドル建て経済でイスラム市場を長期的に立ち上げる必要があると思います。
現実問題として購買力のあるのは先進国諸国なわけですから輸出戦略の基本は米国型のシステム上で行っておいて、地域振興策というか、独自性が優先されような物はイスラム市場圏をあてにするダブルスタンダードが有効だということになるでしょう。
このあたりまではガキ大将である米国は気にしないのではないかと思います。
ガキ大将は表向き従っていたりすれば小さなことは気にしないのではありませんか。(笑)
ただ、これも規模の効果が効き始めたときの舵取りを慎重に考える必要があるわけですが。
こちらは「スネオの論理」でしょうか。
フィリピンの件の場合は短期的な国内政治としては成功かと思いますが、中期的な話ではガキ大将の気持ちを逆なでしてしまっていますし、テロに対する原則論からも外れてしまったわけなので問題が大きいと思います。
フィリピンは「労働者」が大きな輸出商品になっているわけですから
>「人質に取られているのは米軍ではなく、フィリンピン人の方」という理解の方が当っている訳です。<
という理解のほうが私もあっていると思います。
4000人という数は無視できるものでもありませんが、決して代替できないものではない。
それよりも米国としては同じ代替可能な人の話でも象徴的な意味で撤退のほうをより大きく捉えるでしょうね。
善意のガキ大将(往々にしてわがままです)との付き合いとしては相手の言い分を真っ向から否定するのは良いやり方ではありません。
「あんたのやり方は反対だから協力しないけど困ったときは大将なんだから助けてくれよ。」は通用しませんね。
国と国の関係ですから面従腹背も仕方ないと思いますし、国益優先も当たり前の話です。
ただガキ大将の面子をつぶすのはいかにも芸がない。
それは国力が伴っての話でなければならないでしょう。
米国が嫌いでもいいのです。ただ、自分の意見を通すためにはうまく立ち回らなくてはいけないし、今の世界であからさまに米国に逆らっても意味がない。
やはり、当面の政治的安定を実現して、米国を利用する(米国の大方針に従うということで、細かい話は是々非々です)ほうが賢い国づくりではないでしょうか。
取敢えずです
これは メッセージ 1309 (asean_peace11 さん)への返信です.
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