あの地域は
投稿者: tommy39dec3 投稿日時: 2004/07/28 11:29 投稿番号: [1184 / 1982]
マーシの再生ですか、基本的には賛成です。あの地域の湿原は気候を安定させる効果が期待できますから。
しかし、問題なのは計画の内容です。周辺地域住民は、アラブ(マーシ・アラブではない、都市住民や遊牧民の定住者)が多いはずだし、彼らは湿原と共生する意識も技術も持っていないはず。湿原は伝染病を媒介する蚊や虫が大量発生する場所でもあり、それに対して殺虫剤を多用したのでは、別の形での自然破壊が、ペルシャ湾に及ぶことになります。インドでもそうですが、中東でも、効果が期待できる殺虫剤は、きついのが多いですから。
マーシアラブは、イスラム教徒ではありますが、独自の生活様式を持ってましたね。葦の原を小船で移動とか、中東とは思えないような写真も残っています。あの大湿原は、伝統的にバグダットでの政争に破れた側が、権力の追求を逃れて逃げ込む地域だったわけです。固い地面に生きるものが、踏み込むことの出来ない地域だったわけです。
そのためか、湾岸戦争後には、反フセイン勢力が逃げ込めないように、湿原に流入する水を減らすという報道がありました。湿原消失も、政治がらみの思惑があったというべきですかね?単なる自然破壊とはいえないような気がします。
マーシアラブがあの地域でどのように生きていたか、ですけど。虫を寄せ付けないための技法である蚊いぶしは、呼吸器を傷めやすいし、湿原との共生は、平均寿命がどうなるのかを考えないと。
総論賛成、だけれども、各論で解決しなくてはならない課題は多いと思います。
息の長い取り組みが必要です。
これは メッセージ 1183 (asean_peace11 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/a5a4a5ia5afifc6bd_1/1184.html